5月16日は、熊谷からひろせ野鳥の森まで、秩父鉄道の7800系(元東急電鉄の8090系の中間車から改造された車両)による影森行きに乗りました。
7800系は、一昨年3月16日に、7500系(元東急電鉄8090系)の中間車改造の2両編成バージョンであり、三峰口寄りの先頭車である7900番台の車両が電装解除されて1M1Tとなっています。
当初は3両編成の7500系によって、1000系(元国鉄→JR101系)の全てが置き換えられる予定だったけど、3両編成では、時間帯によって輸送力が過剰となることや、閑散時に2両編成を運転させる必要があることから、途中から7800系に変更されていたのであります。
この7803Fは、東急大井町線で活躍していた8090系8081Fの2号車と3号車に連結されていた、デハ8496号車とデハ8282号車から改造されたもので、先頭車改造は、東急テクノシステムによって行われていました。
7800系は4編成あり、7801Fは、8089Fのデハ8490,8290号車、7802Fは、8097Fのデハ8494,8298号車、7804Fは、8099Fのデハ8495,8280号車が種車となっているし。
2両編成であることから、2carsのステッカーが取り付けられています。
一昨年の今頃は、東急大井町線の8090系の追っ掛けに行っていたのであの頃が懐かしいです。
ひろせ野鳥の森まで行ったのはもちろん、秩父鉄道の広瀬川原車両基地で行われた毎年恒例のイベントであるわくわく鉄道フェスタに行く為で、この日は熱心に応援している鉄道アイドルステーション♪によるステージがあったことも行く決め手となっていました。
会場の最寄り駅であるひろせ野鳥の森駅は、2003(平成15)年3月27日に開設された1面1線の駅であり、駅周辺には、駅名の由来となった、熊谷市野鳥の森公園があります。
1983(昭和58)年5月31日までの間は、東武鉄道で最後の非電化旅客路線だった東武熊谷線(熊谷~妻沼(めぬま)間、途中、上熊谷、大幡駅があった)が走っていたけど、熊谷~上熊谷間で秩父鉄道線と並走していました。
熊谷駅では、5番線に東武熊谷線の列車が発着していたけど、運行効率の悪い赤字路線だったことに加え、秩父鉄道と共用していた為に、色々な問題があったことで廃止されていたことはそのはずでありました。
上熊谷駅で、秩父鉄道線が駅舎側のみの発着で、JR高崎線の線路側に東武熊谷線の線路跡が残されているのは当時の名残であります。
妻沼からは、利根川を越えて東武小泉線の西小泉駅と結ばれる計画もあったけど、中止により幻となっています。
1954(昭和29)年から廃線の時まで東武熊谷線で活躍していたキハ2000形気動車(東急車輛製の湘南顔の車両)は、3両のうちの1両(キハ2002号車)が、妻沼駅跡付近にある熊谷市立(旧、妻沼町立)妻沼展示館で静態保存されています。
因みに、妻沼駅のあった大里郡妻沼町は、2005(平成17)年10月1日に、 大里町と共に合併により熊谷市の一部となっています。
秩父鉄道の7800系の羽生、熊谷寄りの前パンタの先頭車を見ていいなと思っていました。
このように、秩父鉄道の7500系(元東急電鉄8090系)の2両編成バージョンである7800系に初めて乗ることが出来て良かったと思っています。
画像は熊谷駅とひろせ野鳥の森駅で撮影したもので、ひろせ野鳥の森駅で撮影した時に携帯で撮影した時に失敗したので、デジカメで撮影した画像を使いました。