一昨日(7月22日)は、都電荒川線の大塚駅前電停で、定期検査から出場したばかりの7030号車を撮影しました。
7000形の定期検査出場は、先月の7003号車に続くものであり、レコーダー装置が取り付けられていることから、検査により今回の廃車の対象とならなかったのであります。
7030号車は、1956(昭和31)年9月に、7087号車として新製された車両であり、当初は巣鴨電車営業所に配置されていました。
1967(昭和42)年12月に青山電車営業所、1968(昭和43)年10月に大塚電車営業所、1970(昭和45)年3月に神明町電車営業所、1971(昭和46)年3月に柳島電車営業所に移り、1972(昭和47)年10月に荒川電車営業所入りしていました。
こちらは、現存の7000形のうち、転属歴が最も多い車両でもあるし。
神明町電車営業所は、文京区本駒込四丁目の不忍通り沿い(都営バスの上58系統の本駒込四丁目バス停前)にあった車庫であり、その跡地には、6000形の6063号車と、電動貨車の乙2号車が静態保存されています。
1977(昭和52)年11月には、7086→7029号車と共に車体が載せ替えられて7030号車となり、1987(昭和62)年10月に冷房改造されていました。
後期に車体再更新されているので、小さい文字のタイプの前面LED表示となっています。
現在7030号車に施されている警視庁のラッピングは、7031号車と異なるものであり、点灯を促すなどの夜間の交通安全がテーマとなっているし。
ふくろうが描かれていることは、豊島区を走る電車に相応しいと思っています。
大塚駅前は、ちょうど新庁舎で話題の豊島区にあるし。
豊島区新庁舎のある場所は、2001(平成13)年まで、豊島区立日出小学校があった場所であり、その跡地が区有地であることから豊島区役所の移転用地となっていたのであります。