10月11日に行われた、都電ファンの友人のひよこ閣下氏主催による都電貸切オフ会は、撮影会から貸切電車の乗車までの流れで行われていました。
まず最初に12時50分頃に荒川車庫前にある都電おもいで広場に集合し、参加費800円を払ってから記念の乗車券を受け取りました。
それには、引退した7007,7013,7025,7026号車、ニューフェイスの8901,8902号車のほか、引退したはずの7003号車の写真もありました。
都電おもいで広場にある7504号車は、1994(平成6)年10月16日に某鉄道サークルによる貸切乗車会の時に乗った電車なので、初めて貸切電車に乗った時のことを思い出しました。
貸切オフ会の前日である10月10日には、鉄道アイドルステーション♪による貸切電車@9002号車に乗ったので、21年ぶりに都電の貸切電車に乗ったことになりました。
この時には、ひよこ閣下氏特製のヘッドマークが披露されていたので、おもいで広場での展示車両との組み合わせで撮影することが出来ました。
乗車前の撮影会では、7005号車と並べられていたけど、左側の出庫線には、7019号車が止まっていたので、初期LED更新車が3つ並んだことになりました。
以前は、イベントの時に3つ並びが見られていたけど、現在はポイントの位置が変更されたために不可能となり、左側の車両がずれてしまっています。
集合写真の撮影の後、右側の出庫線の7023号車に、降車扉に続いているステップから乗り込みました。
都電は、23区の路線バスと同様に、前乗り後ろ降りである為に、降車扉からの乗車は、普段は車椅子の乗客しか体験出来ないので、今回は貴重な体験でした。
この時は、空港ターミナルビルからバスで移動し、タラップ車を使って飛行機に乗ることと同じ感覚だったし。
ステップから乗る風景のことで、以前夏場に運転されていた都電麦酒号を思い出しました。
7005号車の後ろには、前日のステーション♪の貸切電車を追っ掛けていた幸せの黄色い8810号車の姿もあったので、幸先の良いスタートとなっていたし。
13時20分頃に、7023号車による貸切電車は、参加者たちを乗せたまま発車していたので、普段味わうことの出来ない体験をすることが出来ました。
この時から貸切乗車会が始まっていたし。
荒川車庫から出庫した後、町屋駅前、三ノ輪橋方面へと向かう場合はそのまま向かうことになるけど、王子駅前、大塚駅前、早稲田方面へと向かう場合には、亘り線を通る必要があるので、こちらも客を乗せたままで通るという貴重な体験となりました。
7000形は吊り掛けモーターの音や振動を体験することが出来るので、前日の9000形の貸切との違いを体感することが出来ました。
この時に参加していたのは、自分(しゃもじ)やひよこ閣下氏を含めた9名で、前日のステーション♪の貸切オフ会とは異なり、参加者全員が男性だったので、運転士さんを含めて男だけの貸切電車で、女性専用車ならぬ男性専用車の状態でした。
女性専用車は、一部の通勤電車(主にラッシュ時)にあるけど、それに対して男性専用車はニーズがないからという理由により、日本国内にはないので幻となっています。
この時に、都電談義をするのもよし、吊り掛けモーター音を楽しむのもよしで過ごすことが出来ました。
特製ヘッドマークは、付けたまま走れなかったので、前方での披露となっていたけど、後から固定されていました。
この時には、ひよこ閣下氏の友人である都電ファンの仲間と知り合い、Twitterでフォローしたので、この貸切乗車会を期に、都電ファンの輪が広がったと思っています。
その前に、バイオレットカラーの8807号車による早稲田行きが発車していたので、前日とは逆に、7023号車による貸切電車が、8807号車を追っ掛けていたことになったし。
王子駅前を過ぎてから併用区間へ。この時に新幹線のE5系(はやぶさ型車両)+E6系(こまち型車両)が通過していきました。
飛鳥山で撮影していた人もいたので、ひよこ閣下氏がヘッドマークを見せていたという演出も行われていたし。
飛鳥山から大塚駅前までの区間は、1911(明治44)年8月20日に、前身の王子電気軌道で一番最初に開業した区間であります。
都電が同年の8月1日に東京市電気局(市電)として産声をあげていたので、同じ104年間の歴史があります。
新庚申塚電停は、1966(昭和41)年5月28日に廃止された、志村橋~巣鴨車庫間の志村線(18,41系統)と交差されていたけど、都営6号線(現、都営三田線)の建設工事に支障する為に地下鉄の開業を待たずに廃止され、バス代行が行われていたのであります。
これらの路線が廃止されてからは、東急世田谷線の若林踏切(環七通りとの交差部)に似た風景となったのであります。
このことは、1969(昭和44)年5月に玉電(東急玉川線)の渋谷~二子玉川園(現、二子玉川)間が廃止されてから、1977(昭和52)年4月7日に地下新線である新玉川線(現在の田園都市線の一部)が開業するまでの間と同様でした。
巣鴨新田電停付近にある、東京電力の大塚支社は、王子電気軌道の車庫、本社、発電所があった場所であり、専用踏切もあります。
大塚駅前は、南口に駅ビル(アトレヴィ大塚)があるけど、出来てから早2年経っています。
大塚駅前を出た後、上り坂に入ったけど、この時に吊り掛けモーターの音を堪能することが出来ました。
この貸切電車は、次は○○と表示されていたのが面白かったです。
途中で8902号車とすれ違った時は、新旧交代を感じたほか、貸切電車に乗る前に荒川車庫前で7001号車と8902号車との並びを撮影出来たという喜びを思い出しました。
高戸橋の撮影ポイントでも、撮影していた人もいたので、こちらでも特製ヘッドマークを見せる企画が行われていたし。
高戸橋が人気の撮影ポイントということで、今から4年前の2011(平成23)年10月に花電車が運転されていた時に賑わっていたことを思い出しました。
早稲田では、乗車ホームに8807号車が止まっていた為に、前日の9002号車の時とは異なり、手前の降車専用ホームに到着。この時にあっという間に感じました。
7023号車は、折り返し荒川車庫前行きとなっていたので、こちらも撮影しました。
ひよこ閣下氏やその仲間たちとは、18日の都電イベントで再会したけど、特製ヘッドマークですぐに分かりました。
今回のひよこ閣下氏主催による都電貸切乗車会は、会費800円で、直前である10月9日締切だったので、気軽に参加出来たけど、参加してみて楽しかったです。
また行われたら是非参加してみたいし。
このような楽しい都電オフ会を企画してくれたり盛り上げてくれた、ひよこ閣下さん、東京都交通局の荒川電車営業所の皆さん、一緒に盛り上げてくれた参加者の皆さんなどに感謝しています。