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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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京成シティライナー84号の名残乗車2 車内の様子

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こちらは、11月23日に、京成船橋から京成上野まで、29日をもって定期運用が終了する予定の京成電鉄のAE100形のAE168Fによるシティライナー84号に乗った時に撮影した車内の様子です。


座席に関しては、リクライニングの角度が深く、シートピッチの広い快適仕様であり、シティライナー化されてからはもて余すようになってしまいました。


2001(平成13)年から2003(平成15)年に掛けてリニューアルされて現在の内装となったけど、リニューアル前は、茶系の座席となっていたし。


5号車にあるサービスコーナーは、自動販売機が2基あるけど、左側のSUNTORY(サントリー)のほうが使用停止となり、右側のNESCAFE(ネスカフェ)のロゴ入り(大塚グループ)のほうが稼働しています。


NESCAFE(ネスカフェ)ブランド(ネスレ日本)の缶コーヒーのほうは、大塚グループによって発売されていたけど、大塚グループの自動販売機で、アサヒ飲料のWONDA(ワンダ)が発売されるようになってから、生産が打ち切られています。


ネスカフェの缶コーヒーは、缶コーヒーらしい缶コーヒーだったけど、AE100形と共に衰退の道を歩んでしまったのが残念であります。


リニューアル前は、サントリーとUCC(ユーシーシー上島珈琲)の自動販売機となっていたし。


隣の4号車にあるトイレは、山側に車椅子対応の洋式トイレ(誰でもトイレ)、海側に通常の幅の洋式トイレと洗面所があり、鉄道車両としては珍しく、男性用小トイレが1両につき2ヶ所(山側と海側に1ヶ所ずつ)あります。


このスペースは、1992(平成4)年のトイレの増設により生まれたものであり、増設当初(リニューアル前)は、山側に洋式トイレ(既設)と和式トイレ(増設分、3200形開運号以来の復活)、海側に洗面所と男性用小トイレが2ヶ所(うち1ヶ所は増設分)ありました。


リニューアル化と共に、和式トイレが廃止されて再び洋式トイレオンリーに戻されたことは、2000年代に施工された交通バリアフリー法により洋式トイレが主流となっていることの影響であります。


1993(平成5)年6月まで活躍していた旧AE形(初代スカイライナー)のトイレは、3号車の洋式トイレと洗面所のみで、隣にはサービスコーナーはありませんでした。


4号車のトイレ・洗面所と、5号車のサービスコーナーの配置は、新AE形スカイライナーにも受け継がれているけど、新AE形では、男性用小トイレが1ヶ所となり、サービスコーナーは自動販売機1基付きで、狭くなっています。


やはりスカイライナーの場合、乗車時間が約36分~44分間と短くなっているのでそのはずであります。


1953(昭和28)年から1967(昭和42)年まで活躍していた1600形(スカイライナーのルーツとなった特急開運号専用車)は、トイレ付きで大手私鉄初の簡易リクライニングシートが採用された豪華な列車であり、翌年の1954(昭和29)年には、京阪特急のテレビカーと同様にテレビが取り付けられていました。


京阪のテレビカーは、8000系のリニューアル化及び一昨年3月の旧3000系の引退によって終焉を迎えていたけど、このように、京成にもテレビ付き特急があったということは、歴史に詳しい人でないと分からない状態となっています。


AE100形は、1990(平成2)年6月にデビューした当時、羽田空港と成田空港の間を都営浅草線経由で結ぶスカイライナーに使われる構想があった為に貫通扉付きで製造されていたけど、諸事情により実現せずに、地下鉄に乗り入れる初の大手私鉄の特急型車両の座が、あさぎり号のところでも紹介した、小田急電鉄の60000形ロマンスカーMSE車に奪われてしまったことも言うまでもないです。


そんな中、2011(平成23)年11月5日と、今年11月14日に馬込車両検修場で行われていた都営フェスタで、このAE168Fが展示されていたことにより、非営業でありながら、地下鉄乗り入れ設備が陽の目を見ていたのであります。


1991(平成3)年3月19日に京成本線の京成成田~成田空港間(空港ターミナルビルの地下に直接乗り入れ)の新線が、JR成田線の成田~成田空港間と同時に開業した時点では、AE100形2編成、旧AE形5編成となっていたけど、同時に新設されたJR東日本の成田エクスプレス(NE'X、当時は253系が使われていた)に対抗する為に、旧AE形がAE100形に置き換えられ、旧AE形の足回り品が3400形(通勤型車両)に流用されていたのであります。


2009(平成21)年から2010(平成22)年に掛けて、成田エクスプレスが253系からE259系に置き換えられていたことは、京成の新型スカイライナー(新AE形)に対抗する為であり、スカイライナーのスピードに対して、ハイグレード車での対抗となっています。


このように、京成シティライナーに乗り、車内の様子を撮影することが出来て良かったです。






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