こちらは、1月2日に銚子電鉄の仲ノ町駅の車両基地で撮影した、デキ3形(小さな電気機関車)です。
デキ3形は、1922(大正11)年にドイツのアルゲマイネ社(AEG)で製造、輸入され、山口県宇部市の沖ノ山炭鉱(のちの宇部炭鉱)で、入れ替え用として活躍していました。
1941(昭和16)年には、銚子電鉄に移り、1984(昭和59)年まで、ヤマサ醤油の原料塩輸送に使われていたけど、貨物輸送廃止後も、入れ替えやイベント用として動態保存されています。
犬吠駅で売られている銚電の佃煮は、ぬれ煎餅と同様に、ヤマサ醤油が使われているし。
ヤマサ醤油は、昆布つゆなどのCMでお馴染みであり、かつて♪昆布昆布昆布つゆと歌われていたこともありました。
ヤマサ醤油の工場の資料館には、大正末期にドイツから輸入され、1964(昭和39)年までヤマサの工場で活躍していたディーゼル機関車が展示されているので、デキ3形と同じドイツ製という縁もあります。
デキ3形は、2009(平成21)年に登場当時のツートンカラーとなり、製造されてから90年経った2012(平成24)年には、ヒューゲルからポールに変更されていました。
その翌年の2013(平成25)年2月には、黒一色に戻されたいたのが残念であります。
全長44.7mの凸形で小さなスタイルで可愛いし、ポール形の集電装置が特徴のデキの良い機関車なので、これを見た時に撮影したくなります。
仲ノ町車庫の構内で間近で撮影するのも良いけど、仲ノ町駅のホームからでは、全体を撮影出来るので良いと思います。
デキ3形がイベントにより動いた時には、ポールの転換シーンを見ることが出来ます。