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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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箱根登山ケーブルカー

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昨年12月12日は、強羅から早雲山まで、箱根登山ケーブルカー(箱根登山鉄道鋼索線)のHT2編成に乗りました。


強羅と早雲山を結ぶ箱根登山ケーブルカーは、箱根登山鉄道線の開業から2年半後の1921(大正10)年12月1日に開業した、関東で最も古いケーブルカーで、1918(大正7)年8月29日に、鳥居前~宝山寺間が開業した奈良県生駒市の生駒鋼索鉄道(現、近畿日本鉄道(近鉄)生駒鋼索線、生駒ケーブルの宝山寺線部分)に続く日本のケーブルカーの開業となっています。


因みに、近鉄生駒ケーブルカーでは、宝山寺駅で別のケーブルカー(山上線)に乗り換えて生駒山上に行くことになるけど、この区間は、1929(昭和4)年3月27日に開業した区間となっています。


これらの路線には、ケーブルカーとしては珍しい踏切があるのが特徴であるし。


箱根登山ケーブルカーの路線


強羅~公園下~公園上~(行き違い設備)~中強羅~上強羅~早雲山


強羅公園、箱根クラフトハウスへは、公園下駅や公園上駅が最寄り駅となっており、箱根登山電車の強羅駅からも歩いて行くことも出来ます。


箱根美術館へは公園上駅が最寄り駅となっているし。


途中駅では、左右の両方のドアが開くことになるけど、そのうちの中強羅駅と上強羅駅は、連絡通路や横断する道路がない為に、利用するホテル等の施設によって降りる位置が異なるので注意が必要となります。


間違えてしまったら、次に来るケーブルカーの車内を通り抜けなければならなくなるし。


中強羅駅から、紀州鉄道の箱根強羅ホテルに行く場合は、強羅発早雲山行きなら左、早雲山発強羅行きなら右から降りなければならないのはその為であります。


新宿区立の中強羅区民保養所である箱根つつじ荘、ラフォーレ倶楽部箱根強羅湯の棲、ホテルマロウド箱根に行く場合は、その逆で、強羅発早雲山行きなら右、早雲山発強羅行きなら左から降りなければならないし。


箱根登山ケーブルカーの駅ナンバリングは、小田急小田原線、箱根ロープウェイ、箱根観光船で共通のOHであり、小田急線の新宿駅から、箱根の芦ノ湖まで続いています。


早雲山駅は、箱根ロープウェイへの乗換駅だけど、箱根山での火山活動に伴う大涌谷周辺での立ち入り規制により、早雲山~大涌谷~姥子間が運休となっているので、とてもひっそりとしていました。


その代わりに、展望テラスから箱根の山々を眺めることが出来たので、行った甲斐がありました。


こちらは強羅の町並みや箱根外輪山を眺めることが出来るほか、良く晴れた日には、相模湾を眺めることが出来ます。


箱根外輪山のうちの明星ヶ岳は、大文字焼きで有名であり、オフシーズンでも、大の文字を眺めることが出来るし。


箱根登山ケーブルカーの車両(ケ100・ケ200形)は、2両連結で、HT1編成と2編成があり、どちらも1995(平成7)年3月にスイスのガングロフ社で製造された冷房付きの車両であります。


これらの車両は、箱根登山鉄道の輸送力増強によるもので、玉電の70形や80形を思わせる4枚窓の車両から置き換えられていたと同時に、987mmから983mmに改軌され、早雲山駅にある巻上機もスイスのフォンロール社製のものに更新されています。


座席は、クロスシートで、紫陽花が描かれているので箱根登山鉄道らしさを感じました。


昨年11月20日に噴火警戒レベルが1に引き下げられた後も、火山活動が継続され、大涌谷付近の立入が規制されている為に、前述の通り箱根ロープウェイの早雲山~大涌谷~姥子間が運休のままとなっているので一足早い運転再開を願っています。


今回は箱根登山電車と箱根登山ケーブルカーが乗り放題の1日乗車券を使ったので、箱根登山ケーブルカーにも乗ることが出来て良かったです。








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