2月27日に箱根登山鉄道の強羅駅構内で行われた、1003F(ベルニナⅡ)による復刻ベルニナ塗装編成と、3000形3002号車(アレグラ号)の撮影会では、1003Fとの並びはもちろんのこと、2番線から出入りする定期列車とのトリプルショットも撮影出来ました。
この撮影会は、1003Fのベルニナ旧塗装と3002号車のアレグラ号の組み合わせで行われ、前者はブルーリボン賞、後者はローレル賞の受賞車両であることから、記念ヘッドマークが取り付けられていたのであります。
2番線から出入りする定期列車とのトリプルショットでは、2005Fとの組み合わせだけ撮影したけど、失敗する確率が高いと言われていたので、何とか撮影することが出来ました。
1番ホームには、鈴廣かまぼこの広告があり、終了直前にはその広告をバックに撮影することも出来たし。
鈴廣かまぼこは、箱根駅伝の小田原中継所でお馴染みである風祭駅付近に本社や工場があり、鈴廣かまぼこの里やかまぼこ博物館もあります。
箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本間は、2006(平成18)年3月17日まで、登山電車の車両も乗り入れていたこともあったけど、小田原に乗り入れなくなってから今年で10年経ちます。
2000(平成12)年12月2日の改正で、日中の列車が全て箱根湯本止まりとなり、2006(平成18)年3月18日には、小田原への乗り入れが廃止され、箱根湯本で系統分割されていたのであります。
登山電車の車両の小田原乗り入れを取り止めた理由は、小型車の3両分が最大であることで、輸送力が小さかったことに加え、交通バリアフリー法に引っ掛かるという問題があったこと、箱根湯本~強羅間での効率的な運用が求められていたこと、直通運転先の小田急線の遅延の影響を最小限に食い止めることがあったからだと思われます。
1000形のベルニナ号や2000形のサン・モリッツ号は、旧型車両のモハ1・2形(100番台の車両)とともに小田原に乗り入れていたこともあったけど、3000形アレグラ号は、営業運転で小田原に乗り入れることは無かったということになったのであります。
3000形アレグラ号は、一昨年4月に3001号車が、同年8月に3002号車が、兵庫の川崎重工業から松田(新松田)まで甲種輸送され、入生田まで、仮台車のままで小田急1000形との併結により輸送されていたので、非営業でありながら、実際に小田原~入生田間を走っていたし。
1000形,2000形,3000形は、全てスイスのレーティッシュ鉄道に因んだ愛称名となっており、レーティッシュ鉄道との姉妹提携によるイメージアップの一環で導入された車両であります。