3月5日は、大宮から東京まで、東北新幹線のE5系(はやぶさ型車両)の最新増備車であるU30編成によるやまびこ52号に乗りました。
この列車は、後ろにE6系(こまち型車両)のZ2編成が連結されていた為に、最初はE6系に乗るはずでした。
この時にE5系のU30編成を見て、はやぶさ号とは異なり、自由席もあるからチャンスだと思ったので、U30編成に乗ったのであります。
E5系+E6系の場合は、E6系側に乗りたくなるので、E5系に乗る時には単独に拘っていました。
E5系に乗ったのは、2013(平成25)年4月21日の仙台→東京間、昨年8月30日の東京→大宮間(いずれも単独運転だった)に続いて3回目だったけど、E6系と連結された状態では初めてでした。
こちらは、2月27日に、箱根登山鉄道に乗りに行った時に、2000形のサン・モリッツ号と3000形のアレグラ号が繋がっていた状態で、前者のサン・モリッツ号に乗ったことと同様でありました。
E5系は、2011(平成23)年3月5日に初期のU2~4編成が、はやぶさ号(当時は最高速度300Km/hだった)でデビューしていたけど、その6日後の3月11日に発生した東日本大震災により運転が休止されていました。
同年4月29日に、仙台~一ノ関間(東北新幹線全線)の復旧により再開され、9月23日には、震災前と同じ通常ダイヤに戻されていました。
翌年の2012(平成24)年には、E5系がブルーリボン賞を受賞していたけど、その理由は、優秀な車両だけでなく、震災復興の切り札であり、震災を乗り越えてきた列車でもあるからであります。
東北新幹線が、1995(平成7)年1月17日の阪神・淡路大震災の時よりも早いペースで復旧していたことは素晴らしいと思っています。
2013(平成25)年9月まで行われていたE5系の第一次導入により、捻出されたE2系が、東北新幹線のやまびこ号(山形新幹線つばさ号との併結列車を含む)またはなすの号、上越新幹線に転用され、東北新幹線で活躍していたE4系Maxが上越新幹線に集中配置されたことで、200系やE1系(元祖Max)が全廃されていたのであります。
E5系の増備は、北陸新幹線のE7系の導入が優先されたことにより中断され、今年3月26日の北海道新幹線の新青森~新函館北斗間の開業に伴う増備車として、U29,30,31編成が導入されたことで再開されていたのであるし。
U29編成とU31編成は川崎重工業製、U30編成は日立製作所製なので、日立製作所製の最新増備車に乗ったことになりました。
これらの編成は、JR北海道所有のH5系(E5系のJR北海道バージョン)に準じて仕様変更されており、車内照明のLED化、E7系と同様のコンセントの全席取り付け化などで変化しています。
E7系と同様に全洋式トイレへのウォシュレットの取り付けと共に、ドアを開けると自動的に便座のフタが開くようになっています。U28編成以前のE5系のトイレは、グリーン車・グランクラス専用の9号車だけにウォシュレットが付いているし。
U28編成以前のE5系の普通車は、窓側や車端部にしかコンセントが付いていない状態であります。
指定席の場合は、車両を選ぶことが出来ないので、U30編成を選ぶことが出来たのは、自由席ならではでした。
やまびこ52号は、盛岡駅を15時07分に発車し、新花巻、北上、水沢江刺、一ノ関、くりこま高原、古川、仙台、福島、郡山、宇都宮、大宮、上野に停車してから東京へと向かう列車であり、折り返しは、東京 18時36分(22番線)発のやまびこ217号、仙台行きとなっていました。
福島駅では、同じE5系+E6系によるはやぶさ・こまち24号の通過待ちが行われています。
盛岡やまびこ号のグランクラスは、シートサービスが行われているけど、3月26日から全ての仙台やまびこ号のグランクラスのシートサービスが行われなくなります。
その前には、大宮駅の15番線から、E5系のU23編成単独のやまびこ216号(仙台発東京行き)も出ていたけど、14番線側から撮影しただけでした。
最初の予定は、とれいゆの返却回送を見送った後、北陸新幹線のW7系の北陸ロマンの車内チャイムを聴きたい為に期待していました。
あさま号とはくたか号どちらもE7系だったので見送り、最終的にやまびこ52号で帰ろうと思った時に、このU30編成に当たったので、ちょうど良かったです。
自由席なら座席だけでなく、列車も自由に選べるし。
E5系に自由席料金で乗れるのは、やまびこ号となすの号であり、E3系やE6系側にも自由席があります。
2013(平成25)年4月21日に、仙台から東京までE5系に初めてE5系に乗った時は、U12編成で、当時の単独はやぶさ号であったことにより、仙台→宇都宮間で初めて320Km/h運転を体験したことを覚えています。
これまでは、E2系またはE3系による275Km/h運転が最高だったし。
大宮~宇都宮間及び宇都宮~盛岡間のはやぶさ以外の列車の最高速度は275Km/hのままであります。
E5系のキャッチコピーは、「MADE IN DREAM.」「21世紀の夢の超特急をカタチにしたら、こうなりました。」であり、まさにその通りだと思います。
E5系は、はやぶさというイメージが強いので、それを見た子供たちが、はやぶさだ!と言うシーンも見られています。
このことで、子供の頃から鉄道に親しんでいることが多いんだなということを実感しました。
E6系は、2013(平成25)年3月16日にデビューしてから1年間、スーパーこまち号と呼ばれていたけど、こまち号に変更された今でも、未だスーパーこまちというイメージが強いです。
こちらは、北陸新幹線で臨時のあさま号として残されているE2系が、未だ長野新幹線のイメージが強いことと同様であるし。
北陸新幹線は、3月14日に長野~金沢間が開業してから1周年を迎えるので、早いもんだなと思いました。
このように、E5系新幹線のデビュー記念日である3月5日に、最新増備車のU30編成に乗ることが出来て良かったです。