2月21日は、品川から土浦まで、常磐線特急E657系のカツK5編成によるひたち25号に乗りました。
この列車は、品川駅を18時44分に発車した後、東京、上野、土浦、水戸、勝田、大甕(おおみか)、常陸多賀、日立、高萩、勿来(なこそ)、泉、湯本に停車してからいわきへと向かう列車であり、いわき発品川行きのひたち20号の折り返しでもあります。
651系(初代スーパーひたち)やE653系(初代フレッシュひたち)が使われていた頃は、運用が独立していたけど、E657系への統一により共通化され、品川駅でのときわ号→ひたち号、ひたち号→ときわ号の折り返しも見られています。
今回は、9号車の15Aに当たっていたけど、上野から満席となっていたので、早いうちに品川からの指定券を入手しておいて良かったです。
ご希望の列車が満席の場合は、座席未指定券を買ってから乗ることになるけど、座席が空くまでデッキ等に立っていくことになります。
品川から上野までは、上野東京ラインのルートを通るけど、E657系で通ったのは、今年1月29日のときわ69号以来でした。
1980(昭和55)年9月30日まで横須賀線の113系も乗り入れていた東海道線の東京~品川間は、現在常磐線の電車が乗り入れているので、とても賑やかになっています。
上野東京ラインの開業及び常磐線特急の一新から、北陸新幹線と共に昨日(3月14日)で1周年を迎えたけど、上野東京ラインに関しては、東海道線、宇都宮線、高崎線が第二の湘南新宿ラインに成り下がってしまったことにより、東京または上野から座れなくなったことや、ダイヤが乱れた時の影響が拡大されたことなどの厄介な点が発生しています。
上野東京ラインが出来たことによるメリットは、大宮方面から横浜方面へと直通する列車が増えたこと、常磐線から日暮里や上野で乗り換えることもなく東京、新橋、品川まで行けるようになったこと、東海道線の東京駅から大宮総合車両センターまで、山手貨物線を通らずに直接回送させることが可能となったことなどであります。
かつてスーパーひたち号に使われていた651系による急行ぶらり横浜・鎌倉号(いわき~鎌倉間)が武蔵野線経由から上野東京ライン経由になっていたことで、651系が定期時代に果たせなかった上野東京ラインを走る姿が見られているし。
ゴールデンウィーク(GW)期間中には、651系による急行海浜公園ネモフィラ号が横浜~勝田間で運転されるけど、こちらも上野東京ラインを通ることになります。
常磐線から横浜方面への臨時列車を走らせる場合も、武蔵野線経由に加え、上野東京ライン経由も選べるようになったし。
上野からは土浦までノンストップ運転となり、車内販売も行われていました。
土浦駅に止まるひたち号は、1,3,23,25,27,29,2,4,30号で、他は上野始発の5号を含めて上野~水戸間(偕楽園臨時駅営業時間帯の下りは、上野→偕楽園間)ノンストップとなります。
ひたち3号は、上野始発で、柏駅にも停車するし。
休日おでかけパスでひたち号に乗るには、スーパーひたち号の時と同様に、柏駅または土浦駅に停車する列車を選ばなければならないのはその為であります。
E657系で休日おでかけパスの範囲内である土浦まで行ったのは、昨年2月22日以来であり、当時は上野から土浦まで、E657系のカツK4編成によるスーパーひたち59号(現、ひたち27号)に乗っていました。
E657系によるスーパーひたち号に乗ったのは、あの時が最初で最後だったけど、ひたち号になってから乗ったのは今回が初めてでした。
ひたち号の愛称名は、1998(平成10)年12月7日まで485系で運転されていた旧ひたち号から受け継がれていたもので、485系時代に乗ったことがなかったことにより、ひたち号自体に乗ったことも初めてとなったし。
ひたち号の文字は、スーパーひたち号から継承された水色文字であり、ただ今上野の表示により、途中駅であることが分かります。
常磐線特急の130Km/h運転は、651系やE653系の時と同様に上野~日立間で行われているけど、日立~いわき間は、120Km/h運転となります。
485系の時代は、全区間120Km/h運転だったし。
485系による旧ひたち号は、初期型のボンネット車両もよく使われていたので、ひたちと言えばボンネットと言われていました。
さいたま市にある鉄道博物館で展示されている485系のボンネット車両は、クハ481-26号車であり、晩年勝田車両センター所属のまま訓練車となっていたので、ひたち号との縁のある車両でもあります。
185系で運転されている我孫子発着の踊り子号も、上野東京ラインにより登場した列車であり、常磐線沿線から乗り換えなしで伊豆まで行けることで重宝されています。
こちらは最高速度が110Km/hに抑えられているし。
全席指定化されてからは、並ばずに乗ることが出来るようになっています。
この日は、ウルトラマンスタンプラリーの最後の仕上げにより、休日おでかけパスを使っていたので、本領発揮の為にひたち25号で土浦まで行ったのであります。
行きに乗ったカツK5編成は、2012(平成24)年1月に近畿車輌で製造された編成で、同年3月17日にスーパーひたち号でデビューした当時からあるK1~8編成のうちの1編成であります。
前面強化により、昨年4月のカツK7編成を皮切りに、先頭部分にマスクのようなものが取り付けられているので、顔つきが変わっており、マスクマンとも呼ばれるようになっています。
マスクマンと言っても、1987(昭和62)年に放送されたスーパー戦隊シリーズの光戦隊マスクマンとは無関係であるし。
因みに、今年のスーパー戦隊シリーズは、動物戦隊ジュウオウジャーで、1シリーズ毎に毎年2月から1年間放送されています。