こちらは、今月23日に、八王子駅の8番線で撮影したJR横浜線の205系H17編成(クハ205-77F)による快速磯子行きです。
横浜線の快速は、103系が当たり前だった1988(S63)年3月13日に登場した種別で、平日は全て桜木町発着、土休日は桜木町発着に加え、大船発着1往復、上りのみ磯子行き1本も設定されています。
この快速磯子行きは、土休日の八王子17時30分発(51K運用、上りの快速の最終)でしか見ることの出来ない希少価値のある表示であります。
磯子直通も、大船直通と同様に朝夕限定で、日中は快速を含めて東神奈川または桜木町行きとなっています。
八王子駅は、中央線、八高線、横浜線の発着駅で、1番線は、八高線(拝島、高麗川、川越方面、高崎方面は全て高麗川で乗り換え)、2番線は、中央線上り(立川、新宿、東京方面)、3番線は、八王子始発の中央線上り列車、4番線は、中央線下り(高尾、大月、甲府、松本方面)、5,6番線は、横浜線(橋本、町田、東神奈川方面及び相模線直通)から成っているけど、かつて中央線の上り列車は、常時3番線から発車していました。
八王子駅の発車メロディーは、夕焼小焼で、各線毎にバージョンが異なっているけど、それが導入される前の八高線ホームで、高崎線の本庄駅と同じ発車メロディー(JR-SH7)が使われていたことを覚えています。
横浜線の八王子駅で5番線しか使われていなかった頃は、南武線の立川駅で1面1線だった時代に似ていました。
1988(S63)年3月6日に相原~八王子間が複線化された後も八王子駅構内が単線だったのはその為でありました。
根岸線が開業したのは、1964(S39)年5月17日の桜木町~磯子間のことで、山手(やまて)駅が開業していたことにより、山手線の電車の表示が山手から山手線に変更されていました。
1970(S45)年3月17日には洋光台まで、1973(S48)年4月9日に大船までそれぞれ延長されて現在に至っています。
桜木町駅は、現在の横浜駅が開業するまでの間は、初代横浜駅となっていました。横浜駅の移転後に桜木町駅となり、根岸線に編入されるまでの間は、東海道線の支線として扱われていたし。
この時に、4番線と5番線の間に、EF210-1号機牽引によるタキ1000形の貨物列車が止まっていたけど、東側に向かっていたということで根岸まで送り込まれていたことが分かります。
根岸線の路線名の由来となった根岸駅には、ENEOSブランドでお馴染みのJX日鉱日石エネルギーの根岸製油所があり、タンク車の出入りが多いです。
この時に土休日限定でたった1本しかない205系による快速磯子行きを撮影することが出来て良かったと思っています。