一昨日(3月8日)は、渋谷から上野まで、今日(3月10日)をもって定期運用の最後を迎える銀座線の01系(01-130F)による上野行きに乗りました。
3月10日の最終日は行かれない為に、この日(3月8日)が最後の乗車となったので、上野行きの71運用の入庫便で締めたのであります。
これにより、1984(昭和59)年1月1日にデビューして以来33年の歴史に終止符が打たれ、1000系に統一されることになります。
前年の1983(昭和58)年に01系の試作車である01-101Fが落成し、試運転が行われていた時に、営団地下鉄(当時)に対して、いつ営業運転に入るんですか?という問い合わせが殺到していた為に、予定よりも早めて営業運転入りしていたので、注目が高まっていたことが分かります。
1984年11月30日には、01系の量産車が導入され、1997(平成9)年までの間に6連38編成228両が導入されていました。
1993(平成5)年までは、オレンジ色の旧型車両(2000形など)の置き換え用として導入されたけど、1997年に導入された最終増備車だった01-138Fは、同年9月30日の溜池山王駅の開業に伴う増備車でありました。
1000系は、2011(平成23)年に1101Fが落成し、翌年の2012(平成24)年4月11日に営業運転入りしていた車両であり、2013(平成25)年に1102Fが導入されてからは、01系の置き換えが開始され、あれから4年経った今日、置き換えが完了となるのであります。
これまで当たり前のように見られていた01系が全廃となり、1000系に統一されることで寂しさを感じてしまいます。
最後に導入された1000系の1139Fと1140Fで、1927(昭和2)年12月30日の開業当時に活躍していた1000形(日本初の地下鉄車両)がイメージされた特別仕様車となったのは、今年末で開業90周年を迎える記念だけでなく、1000系への統一後に飽きさせないようにするという目的もあるし。
01系は、01-135Fと136Fの先頭車が熊本電気鉄道(熊本県)に譲渡されたほか、01-101,201,601号車の3両が東京メトロの中野車両基地(丸ノ内線方南町支線の中野富士見町駅付近)、01-129号車の前頭部が葛西にある地下鉄博物館でそれぞれ静態保存されており、地下鉄博物館での01-129号車に関しては、常時一般公開されているので、入館すればいつでも見に行ける状態となっています。
2013年11月に01系試作車である01-101Fが運用離脱された時に中間車3両が解体の為に搬出され、残りの3両が静態保存されたことは予想通りであったし。
01-130Fは、2月24日までくまモン(熊本県のマスコットキャラクター)のラッピング電車として運転されていたことでも有名であり、それが解除された後にさよならヘッドマークが付くことを期待していたけど、付いていなかったことで残念に思っています。
あの後、上野検車区の地上部分に入っていたので、東京メトロはもちろんのこと、日本の地下鉄で唯一の踏切(メトロの踏切)を通過していました。
上野検車区のメトロの踏切から視察したところ、01系の影が薄くなっていたし。
最終日の今日(3月10日)の01系の運用は、03運用で、渋谷 14時06分発→上野 14時32分着をもって終了する予定となっているけど、トラブルがないことを願っています。
12日のファイナルの団臨の時もトラブルがないことを願っているし。
このように、最後を迎えた銀座線の01系に乗ることが出来て良かったです。
画像は、渋谷、溜池山王、上野の各駅で撮影したものです。