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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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九州新幹線2 さくら542号

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続いては、先月(2月)16日に、新大阪駅の26番線で撮影した、JR九州(熊本総合車両所)所属のN700系8000番台のS9編成による九州新幹線からの直通のさくら542号(鹿児島中央発新大阪行き)の後運用の回送列車です。

さくら542号は、鹿児島中央発新大阪行きさくら号の1番列車で、鹿児島中央 7時03分発と、7時発の、みずほ600号の次に発車していました。

途中停車駅は、川内、出水、新水俣、新八代、熊本、久留米、博多、小倉、徳山、広島、福山、岡山、姫路、新神戸

九州新幹線直通運用では、JR東海の鳥飼車両基地(大阪府摂津市)に入庫することもあるので、東海道新幹線も走れるようになっているけど、東海道新幹線では、JR東海との乗り入れ協定により、グリーン車3両付きの16両編成に限定されているので、東京~鹿児島中央間の直通運用が実現していない状態となっています。

JR九州所有のR編成は、JR西日本所有のS編成と共通だけど、車内チャイムは、JR西日本車が他の編成と同様の「いい日旅立ち・西へ」、JR九州車が800系と同様の向谷実氏プロデュースによるオリジナル曲となっています。

因みにJR東海所有編成(九州新幹線とは無関係)では、「AMBITIOUS JAPAN!」が使われており、2003(H15)年10月1日から、所有会社別に分けられていることが分かります。

これまでの自動放送のチャイム曲は、のぞみ用、ひかり・こだま用に分けられていて、始終着用ののぞみ用チャイムで使われていた曲が、東海道新幹線の東京駅での発車メロディーに使われています。

帯の色は、濃藍と金色で、九州新幹線や和のイメージにピッタリであります。

九州新幹線の開業と共に新設された駅

新鳥栖駅 佐賀県鳥栖市に新設されていた、JR長崎本線への乗り換え駅で、将来的に長崎ルートへの分岐駅となる予定となっています。

筑後船小屋駅 福岡県筑後市にある鹿児島本線への乗り換え駅で、これまでの船小屋駅が移転されて開業していたし。

新大牟田駅 福岡県大牟田市に新設された駅で、JR鹿児島本線と西鉄天神大牟田線の大牟田駅とバスで結ばれています。

新玉名駅 熊本県玉名市に新設された駅で、JR鹿児島本線の玉名駅とバスで結ばれています。

新八代駅 熊本県八代市にあるJR鹿児島本線への乗り換え駅で、部分開業当初は、11番線(九州新幹線上り線)部分にリレーつばめ号が乗り入れ、九州新幹線との対面接続が行われていました。

新水俣駅 熊本県水俣市にある新設駅で、肥薩おれんじ鉄道線(旧、鹿児島本線の八代~川内間)にも新設されていました。

既存駅が改良された駅

博多駅 福岡県福岡市博多区にあるJR山陽新幹線、博多南線、鹿児島本線、篠栗線(福北ゆたか線)、福岡市営地下鉄空港線への乗り換え駅で、九州新幹線の発着番線は11番線(博多始発のみ)、14,15,16番線

九州新幹線の博多延長前の3月3日には、JR博多シティという駅ビルが開業していました。

久留米駅 福岡県久留米市にあるJR鹿児島本線、久大本線(ゆふ高原線)への乗り換え駅。

熊本駅 熊本県熊本市西区にある熊本市で最大の駅で、JR鹿児島本線(三角線直通を含む)、豊肥本線(阿蘇高原線)、熊本市電田崎線・幹線(A系統、田崎橋~健軍町間)の熊本駅前電停への乗り換え駅であります。

出水駅 鹿児島県出水市にある肥薩おれんじ鉄道線への乗り換え駅で、肥薩おれんじ鉄道線の車両基地もあります。

川内駅 鹿児島県薩摩川内市にある、JR鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道線への乗り換え駅。

九州新幹線開業当時は、川内市となっていたけど、同年10月12日に樋脇町、入来町、東郷町、祁答院町、里村、上甑村、下甑村、鹿島村との合併により薩摩川内市となっています。

やはり宮城県にある仙台市(読み方は同じ)と紛らわしいという問題もあったし。

川内駅も、読み方が仙台駅と同じだけど、区別する為に薩摩川内と呼んでいます。

国鉄分割民営化の直前である1987(S62)年1月9日までは、川内から薩摩大口まで、宮之城線が出ていたことがあったけど、その1年後の1988(S63)年1月31日に山野線(水俣~薩摩大口~栗野間)も廃止されたことによって、薩摩大口駅のあった鹿児島県大口市(現、伊佐市)が鉄道の通らない市に成り下がってしまいました。

鹿児島中央駅 その名の通り鹿児島市の中央部分にある駅(旧西鹿児島駅)で、JR鹿児島本線(日豊本線直通を含む)、指宿枕崎線、鹿児島市電2系統(鹿児島中央駅前)への乗り換え駅となっています。

鹿児島中央駅の駅舎は、西鹿児島駅の時代の1996(H8)年6月に建てられていたもので、当初から九州新幹線の乗り入れを見据えた構造となっているのが特徴であります。

九州新幹線沿線の路面電車は、熊本市電と鹿児島市電であり、どちらもLRT(ライトレール)が走っています。そのうちの熊本市電9700形は、1997(H9)年に導入された日本初の超低床路面電車で、後継車である0800形にも受け継がれています。

鹿児島市電では、軌道緑化も行われており、512号車による芝刈り電車も運転されています。

九州新幹線の長崎ルートのうち、武雄温泉~諫早~長崎間は着工されているけど、新鳥栖~武雄温泉間は在来線の設備が活用されることになり、山形・秋田新幹線のようなミニ新幹線方式ではなく、フリーゲージトレインが使われることが予想されています。

九州新幹線で限定運用されている800系(つばめ号の大部分に使われている)は、U001~U009編成の9編成(モノクラスの6両編成)で、座席配列は2+2、885系(白いかもめ、白いソニック)にも使われている木の内装が生かされています。こちらもやはりJR九州の車両らしく、水戸岡鋭治氏によってデザインされていたし。

2004(H16)年3月13日の開業当時は、U001~005編成の5編成が導入されていたけど、翌年の2005(H17)年に検査時の予備編成確保によりU006編成が導入され、2009(H21)年には、内装が改良された新800系(1000番台)が3編成(U007~009編成)導入されて現在に至っています。

この800系は、2005(H17)年度に、同じ九州を走る長崎電気軌道(長崎の路面電車)の3000形と共にローレル賞を受賞した車両でもあり、新幹線車両としては、2000(H12)年度の700系以来の受賞となっていました。

九州新幹線直通車両のベースとなったN700系は、2008(H20)年度のブルーリボン賞を受賞しているので、過去の車両(300系以前)を含めて東海道・山陽・九州新幹線を走る全ての車両がブルーリボン賞またはローレル賞受賞車となっています。

因みに、0系と500系はブルーリボン賞、100系と300系はローレル賞を受賞していたし。

800系では、九州新幹線開業10周年記念として、3月1日から31日までの間に、U009編成にさくらラッピングが施されています。

おまけの画像は、21番線側で撮影した、N700系S2編成によるさくら555号を全体から撮影したものです。
さくら555号は、今回の改正で、新山口駅停車、新玉名駅通過となります。

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