昨年12月31日は、京王多摩センターから新線新宿まで、都営新宿線(東京都交通局)の10-000形の最終増備車(8次車)である10-280Fによる快速本八幡行きに乗りました。
こちらは、京王相模原線の橋本駅(神奈川県相模原市緑区)を発車した後、調布までの各駅と、つつじヶ丘、 仙川、千歳烏山、八幡山、桜上水、下高井戸、明大前、笹塚、幡ヶ谷、初台、新線新宿に停車し、新宿から都営新宿線で再び各駅に停車してから本八幡(千葉県市川市)へと向かうことになります。
10-000形の最終増備車である8次車は、1997(平成9)年12月24日の急行列車新設に伴う増備車として、10-270Fと10-280Fの2編成がアルナ工機(現、アルナ車両)で製造されていました。
車体のほうは、前面が同時期に導入されていた東武鉄道の30000系、側面が東武10030系に似ていると言われているので、同じアルナ工機製の縁があります。
当時は、ATC装置が旧式で、電磁波の影響によりVVVF車の乗り入れが禁止されていたので、京都市営地下鉄烏丸線の10系6次車(1118~1120F、国際会館までの延長に伴う増備車)と共に、日本国内向けの電車で最後の電機子チョッパ制御車となっています。
これらの編成は、10連化の促進によりVVVF化されることもなく廃車の運命を辿ることになり、今年3月までには引退予定となっているので、これを期に撮影・乗車を行ったのであります。
そのうちの10-270Fは、今日(1月16日)の朝の運用を終えた後に若葉台まで廃車回送が行われていました。
昨年8月には、量産車顔で最後の1本だった10-250Fが廃車となったけど、ファイナルランステッカーが付いていたことを覚えています。
橋本から新宿方向へと向かう時に10-280Fとすれ違ったので、京王多摩センターで降り、京王多摩センターから乗ることに成功したのであります。
京王線では、種別灯が付いているので良い感じに撮影することが出来ました。
このように、昨年の最後に絶滅危惧車である都営10-000形の10-280Fに乗ることが出来て良かったです。
画像は、京王線の調布駅と笹塚駅で撮影したものです。