
こちらは、1月4日に、小田急線の新宿駅で撮影した、60000形MSEの60254Fによるあさぎり5号(御殿場行き)です。
あさぎり号は、小田急線と国鉄→JR東海御殿場線との直通運転列車の愛称として長年親しまれているけど、3月17日の改正で、外国人観光客にも親しまれ、日本の名山とも言える富士山ブランドの強化により、ふじさん号(英語表示は、Mt.Fuji)に変更されることになります。
あさぎり5号は、毎日運転される3往復のうちの1本であり、新宿駅を14時50分に発車し、途中 新百合ヶ丘、相模大野、本厚木、秦野、松田(JR)に停車してから御殿場へと向かうことになり、ふじさん号となってからは、新宿 14時40分発と発車時刻が変更(繰り上げ)されます。
あさぎり号は、毎日運転が3往復(1~6号)、土休日のみ運転が1往復(11,12号)となっているけど、不定期列車であるふじさん31,32号も加わることになります。
ふじさん号の時刻
下り(御殿場方面)
1号 新宿 6時40分発→新百合ヶ丘 7時ちょうど発→相模大野 7時09分(土休日は7時10分)発→本厚木 7時21分(土休日は7時22分)発→秦野 7時34分(土休日は7時35分)発→松田 7時47分発→駿河小山 8時ちょうど着→御殿場 8時13分着
11号(土休日のみ運転) 新宿 8時40分発→新百合ヶ丘 9時ちょうど発→相模大野 9時11分発→本厚木 9時22分発→秦野 9時37分発→松田 9時53分発→駿河小山 10時06分着→御殿場 10時18分着
3号 新宿 10時40分発→新百合ヶ丘 11時03分(土休日は11時ちょうど)発→相模大野 11時14分(土休日は11時11分)発→本厚木 11時26分(土休日は11時23分)発→秦野 11時39分(土休日は11時37分)発→松田 11時58分発→駿河小山 12時11分着→御殿場 12時24分着
5号 新宿 14時40分発→新百合ヶ丘 15時03分発→相模大野 15時14分(土休日は15時13分)発→本厚木 15時25分発→秦野 15時39分発→松田 15時57分発→御殿場 16時21分着
31号(不定期運転) 新宿 12時40分発→新百合ヶ丘 13時03分発→相模大野 13時14分発→本厚木 13時25分発→秦野 13時39分発→松田 13時53分発→御殿場 14時18分着
上り(新宿方面)
2号 御殿場 8時48分発→松田 9時15分発→秦野 9時26分発→本厚木 9時38分発→相模大野 9時50分発→新百合ヶ丘 10時03分(土休日は10時02分)発→新宿 10時27分(土休日は10時29分)着
4号 御殿場 12時48分発→松田 13時15分発→秦野 13時26分発→本厚木 13時38分発→相模大野 13時50分発→新百合ヶ丘 14時03分(土休日は14時02分)発→新宿 14時27分着
12号(土休日のみ運転) 御殿場 16時46分発→駿河小山 16時58分発→松田 17時14分発→秦野 17時27分発→本厚木 17時41分発→相模大野 17時54分発→新百合ヶ丘 18時05分発→新宿 18時27分着
6号 御殿場 18時47分発→駿河小山 18時59分発→松田 19時14分発→秦野 19時26分発→本厚木 19時39分(土休日は19時38分)発→相模大野 19時50分発→新百合ヶ丘 20時ちょうど(土休日は20時02分)発→新宿 20時20分(土休日は20時26分)着
32号(不定期運転) 御殿場 10時48分発→松田 11時15分発→秦野 11時27分発→本厚木 11時40分発→相模大野 11時50分発→新百合ヶ丘 12時02分発→新宿 12時27分着
ふじさん31,32号の4月から6月までの運転日は、4月15,28,29,30日、5月3,4,5,6日、6月2,3,9,10日であります。
あさぎり→ふじさん号で、小田急線と御殿場線(駿河小山駅または御殿場駅)に跨がって乗る場合には、PASMOやSuicaなどのICカードを乗車券として使うことが出来ないので、特急券の他に、従来の乗車券が必要となります。
60254Fは、2012(平成24)年3月17日のあさぎり号のMSE化の時に導入された6両基本編成であり、4両付属の60052Fと同期であります。
土休日に運転されているあさぎり11,12号は、新宿~相模大野間でえのしま11,12号と併結されているけど、ふじさん11,12号となってからは全区間6両編成となるので、運用がえのしま号と切り離されることになります。
あさぎり号の名は、1959(昭和34)年7月2日に当時国鉄御殿場線に乗り入れていた小田急のキハ5000形(専用の気動車)で運転されていた特別準急の4往復のうちの1往復(増発分)に与えられていたものであり、富士山麓の朝霧高原に因んで朝霧と名付けられていました。
1968(昭和43)年7月1日の御殿場線の電化と共に旧3000形SSEに置き換えられたと共に、銀嶺、朝霧、芙蓉、長尾に分かれていた愛称名が平仮名のあさぎり(4往復)に統一され、同年10月1日には特別準急から連絡急行(国鉄では準急→急行)に変更されていたのであります。
1991(平成3)年3月16日には、特急への格上げと共に、沼津まで延長され、小田急20000形(RSE車)、JR東海371系に置き換えられ、2往復ずつの相互乗り入れに変更され、2012年3月17日には、60000形MSEに置き換えられ、旧3000形の時代と同様の新宿~御殿場間の片乗り入れに戻されていました。
あれから6年経つ3月17日には、ふじさん号に変更されることになります。
20000形と371系は、どちらも富士急行(山梨県)に譲渡され、前者は2台目フジサン特急、後者は富士山ビュー特急として、富士山麓で活躍しているけど、ふじさん号に化けることは無かったこれらの車両が、富士山に因んだ愛称の列車となっていることが分かります。
今日(2月23日)は、富士山の日なので、あさぎり号から変更されるふじさん号のことを話題にしました。
東京お台場に本部のあるフジテレビ(フジテレビジョン、8チャンネル)は、1957(昭和32)年11月18日に設立された当時、富士テレビジョンと呼ばれていたので、富士山に因んで名付けられていたことが分かります。
このように、ふじさん号に変更される前のあさぎり号を雑談することが出来て良かったです。