
昨日(4月12日)は、相模大野から片瀬江ノ島まで、小田急電鉄の70000形ロマンスカーGSE(70051F)による、ホームウェイ81号に乗りました。
平日のホームウェイ81号は、新宿駅を18時15分に発車し、途中、新百合ヶ丘、相模大野、大和、藤沢の各駅に停車してから片瀬江ノ島へと向かう列車であり、3月19日からは、時刻の繰り上げ、片瀬江ノ島への延長、新百合ヶ丘駅停車化と共に、展望席付きのロマンスカー(70000形GSEまたは50000形VSE)が使われるようになっています。
土休日のホームウェイ81号は、新宿 18時40分の片瀬江ノ島行きであり、ふじさん(Mt.Fuji)12号の後運用(ふじさん号運用の残業)であるので、60000形MSEの6両編成(MSE6)が使われています。
この日は、新宿からの乗車分が満席だったので、新宿から新百合ヶ丘まで快速急行、新百合ヶ丘から相模大野まで各駅停車で移動し、相模大野から乗ったのであります。
このことで、昨年3月2日に、相模大野から藤沢まで、30000形のEXEαに、ホームウェイ81号で初めて乗った時のことを思い出しました。
相模大野駅では、殆どの乗客が下車していたし、相模大野から特急料金300円で乗れたということから、今回もそうしたのであります。
平日のホームウェイ81号の前運用は、箱根湯本 16時26分発のはこね30号(途中、小田原、本厚木、町田に停車)であるので、箱根特急運用の残業と言えます。
平日にも箱根への特急が充実しているのは、日光・鬼怒川と同様に、訪日外国人観光客が多いからであるので、訪日外国人たちには、平日、土休日関係ないことが分かります。
相模大野駅は、2番線から発車していたので、片瀬江ノ島行きとしては珍しいなと思いました。
相模大野駅からの下り列車は、基本的に江ノ島線(藤沢、片瀬江ノ島方面)が1番線、小田原線(小田原、箱根湯本、御殿場方面)が2番線発着となっているのでそのはずであります。
新百合ヶ丘駅では、多摩線と同じ3番線に到着することになっているので、4番線の多摩線の各駅停車(唐木田行き)に乗り換えることが可能であります。
一昨年3月25日まで運転されていた唐木田行きのロマンスカーは、新百合ヶ丘で殆ど下車し、多摩線ではガラガラとなっていました。
唐木田行きのロマンスカーが廃止された理由は、多摩線での利用が少なかったことはもちろんのこと、京王線に完敗していた影響もあります。
永山や多摩センターへの有料特急は、今年2月22日に京王電鉄の新5000系による京王ライナーで復活していたけど、今年3月17日に京王相模原線の運賃が値下げされてからは利用客が更に増加しています。
小田急では、唐木田行きのロマンスカーを復活させる代わりに、多摩線への乗換駅である新百合ヶ丘駅に停車するロマンスカーを増やすことで対応していることが分かります。
今回乗ったのは、2号車の5Aであり、方向転換が行われる藤沢駅では、1号車で運転士さんが2階の運転室(飛行機でいうコックピットに相当)から下りてくる瞬間を見ることが出来ました。
70000形GSEの運転室の入口は、7000形LSEと同様の右側のハッチ式で、梯子を使って昇り降りするタイプであり、運転室では、指導員が付く場合に、運転士さんの横に並ぶようになっています。
50000形VSEの場合は、運転室の入口が中央部分にある為に、出入りの時に展望席への移動が不可能となっているので、GSEで運転室の入口を右側に戻したことにより解決していたのであります。
片瀬江ノ島発着のホームウェイ81号と、折返しのえのしま2号の藤沢駅での停車時間に余裕があるのはその為であり、1月1日に運転されているニューイヤーエクスプレスもこうなっています。
50000形VSEの江ノ島線乗り入れは、平日の藤沢行きホームウェイと、ニューイヤーエクスプレスで見られているけど、今回の改正では、ニューイヤーエクスプレス以外でも片瀬江ノ島に乗り入れるようになっています。
今回は、見知らぬ乗客と相席にならなかったのが救いだったけど、新宿からキャンセル待ち等で乗っていたら、見知らぬ乗客と相席となっていたところでした。
そのお陰で、初めてのGSEの旅をより楽しむことが出来たのであります。
GSEは、大きな窓からの眺めが売りであるけど、相模大野から乗った時点で暗くなっていたので、夜景を楽しむ状態となっていました。
座席のほうは、座高が高く、足を伸ばせる状態なので、外国人観光客に対してもゆとりのある優しい配慮であります。
60000形MSEのような硬い座席から脱却し、座り心地が良くなっていることもポイントであります。
GSEで外国人観光客に優しい車両であることの条件は、ゆとりのある座席(Seats)だけではなく、いろは号と同様に、Wi-Fiが使えること、大型荷物置場(Storage area for large bags)や英語の案内表示(Information)があること、トイレ(Restroom)が洋式(Westernstyle-toilet)であることなどであり、日本人はもちろんのこと、外国人にも乗りやすい車両であることを実感しました。
音が静かで振動が少ないことで、乗り心地が良かったです。
3月18日に新宿から小田原までのスーパーはこね5号と、小田原から町田まではこね82号でGSEに乗っていた友人のTY氏も、その乗り心地に魅了されていました。
起点や終点近くで、クラシック音楽によるBGMが流れているので、前述の京王ライナーに乗った時のことを思い出しました。
こちらは、京王ライナーとは異なり、終点近くにもBGMが流れていることが特徴であり、寝ている乗客を起こす役割もあると思います。
京成電鉄の新AE形によるスカイライナーなどのライナー列車では、向谷実氏によってプロデュースされたBGMが流れているけど、途中駅の停車中にも流れています。
片瀬江ノ島駅での折返し時間が26分間と余裕があったので、近いうちに改築される片瀬江ノ島駅の竜宮城風の駅舎を撮影してから、特急券を再購入した後に、折返しのえのしま2号に乗ったのであります。
こちらは、再来年の2020年7月に開催される東京オリンピック2020までに完成予定であり、竜宮城風の駅舎も受け継がれることになります。
土休日のGSEは、専ら新宿~箱根湯本間のロマンスカーに使われているのに対し、平日には、江ノ島線への乗り入れが見られているので、平日休みであり、片瀬江ノ島にGSEが入っていたこの日を狙って乗りに行ったのであります。
このように、小田急70000形GSEに初めて乗ることが出来て良かったです。