続いては、6月3日に、小田急線の新宿駅2番線(特急ホーム)で撮影した、小田急電鉄のVSEこと50000形ロマンスカーの50002Fによるさがみ73号(秦野行き)です。
土休日のさがみ73号は、新宿駅を17時40分に発車し、途中、新百合ヶ丘、相模大野、本厚木に停車してから秦野へと向かう列車であり、秦野からは折返し、喜多見車両基地への回送列車となります。
現在は、50000形VSEが使われているけど、7月14日からは、70000形GSEの70052Fの就役により、GSEで運転されるようになるので、VSEの秦野行きは、代走の時しか見られなくなります。
7月10日の7000形LSEの定期運用終了後は、展望席付き特急が50000形VSEと70000形GSE(どちらも2編成)となるけど、VSEは連接10両編成で358席(サルーン席付き)、GSEは7両編成で400席と、定員数が大幅に異なるので、基本的に運用が分けられることになります。
1999(平成11)年7月まで活躍していた3100形NSEは、定員数が7000形LSE(リニューアル前)と同じ456席であった為に、共通運用が行われていました。
3100形NSEは、80年代半ば頃に売店の拡大を伴う車体更新が行われるまでの間、定員数が464席となっていたのであります。
2012(平成24)年3月16日まで活躍していた10000形HiSE車は、定員数が432席と、同じ連接11両編成のNSEやLSEよりも少なかった為に、初期の頃は運用が独立していました。
因みに、平日のさがみ73号は、新宿 16時40分発の本厚木行き(途中、新百合ヶ丘、相模大野駅に停車)であり、地下鉄千代田線からの直通ロマンスカーであるメトロホームウェイ号(大手町→本厚木間)に繋がる運用である為に、60000形MSEの10両編成(MSE10)が使われています。
平日の17時40分発のロマンスカーは、同じ60000形MSEの10両編成によるさがみ75号であり、こちらは、平日のメトロはこね21号から始まる箱根特急の運用をこなした後の運用であります。
50000形VSEの行先表示は、日本語表示の時に縦に表示されるのが特徴であり、今回の改正に合わせて明朝体からゴシック体に変わっていました。
70000形GSEは、導入予定のホームドアに対応させる為に、ボギー車の7両(展望席付きロマンスカーで初のボギー車)となっているけど、50000形VSEは、連接車の10両編成となっているので、ホームドアの導入によりどうなるのか気になります。
さがみ号で、展望席付きの車両が使われているのは、平日のさがみ70号(本厚木 8時57分発新宿行き)と、土休日のさがみ73号(新宿 17時40分発秦野行き)であり、6月29日(金)には、さがみ70号と折り返しの新宿 10時ちょうど発のスーパーはこね13号に7000形LSEが使われるので、かつて当たり前のように見られていたLSEのさがみ号とスーパーはこね号が、この日をもって最後を迎えてしまいます。
平日の新宿 23時ちょうど発のホームウェイ21号(本厚木行き、途中、町田駅のみ停車)は、基本的に50000形VSEが使われている通勤ロマンスカーであり、6月29日には7000形LSE、7月6日(金)には、70000形GSEが、土休日には、60000形MSEが使われることになります。
50000形VSEによる秦野行きは、暫く見られなくなる可能性があるので、それを撮影することが出来て良かったです。