
一昨日(7月11日)は、相模大野から新宿まで、小田急電鉄の70000形ロマンスカーGSE車の70052Fによる、えのしま2号に乗りました。
この日は、70052Fの営業運転開始日であり、初日からそれに乗れたことの幸せを感じました。
えのしま2号には、ちょうど1週間(1瞬間)前の7月6日に50000形VSE(50001F)で片瀬江ノ島から新宿まで乗ったばかりであるけど、今回相模大野から新宿まで再びえのしま2号に乗った理由は、70052Fに乗りたかったからであります。
相模大野駅では、20時27分着、20時29分発と、遅れがなければ2分停車することになるので、今回相模大野から乗ったきっかけとなりました。
GSEの70051Fに初めて乗ったのは、今年4月12日にホームウェイ81号に相模大野から片瀬江ノ島まで乗った時であり、今回の70052Fも、相模大野から初めて乗ったことになったのであります。
今回は、前回の50000形VSEの時(1号車の3Aだった)に続いて1号車の後展望席にしたけど、座席が2Aと隣が空いた場所を選びました。
改札外の特急券券売機では、前展望席または後展望席を買おうとした時に座席を自由に選ぶことが出来るので、隣に人が来ない場所を選んだのもそのはずであります。
中には見知らぬ乗客との相席が嫌だからと言って1人で乗るのに2人分の指定券を取っていたという心ない人もいるけど、その気持ちはよく分かっています。
先週湘南ライナーに乗った時に見知らぬ乗客と相席となったけど、車内トラブルを起こさなかったことが救いでありました。
70000形GSEのドアチャイムは、N700系新幹線(東海道・山陽新幹線用)に準じているので、製造元の日本車輌がJR東海の子会社であることの縁もあります。
先頭車両の1号車と7号車には、50000形VSEと同様の非常ドアがあるけど、VSEとは異なり、端の車掌室の隣に客用のドアが付いています。
前回50000形VSEに乗った時に雨で視界が悪かったので、今回の70000形GSEにはクリアーな視界で夜景を楽しむことが出来ました。
後展望席の場合は、強制的に後ろ向きに座らせられるというデメリットがあるけど、去り行く風景を眺めることが出来るというメリットがあります。
この日は前展望席も若干空席があったけど、とある事情により後展望席にしました。
夜の展望席では、前後共に夜景を眺めることがことが出来るので、昼にはない楽しみもあります。
ロマンスカーの展望席の料金は、一般席と同じなのが嬉しいです。
ロマンスカーの料金は、50000形VSEのサルーン席(3号車にある4人用セミコンパートメント)を除いて共通であるけど、50000形VSEのサルーン席の場合は、大人料金4人分(新宿~箱根湯本間の場合は4360円)掛かってしまいます。
9月29日に運転されるLSEで行く小さな旅を申し込む場合には、VSEのサルーン席1回の乗車(4回分に相当)で応募出来ます。
今回大和から乗ることを検討していたけど、相模大野からのほうが2分停車するし、豪徳寺(山下)駅で東急世田谷線のピンク色の305Fや幸福の招き猫電車の308Fを撮影していた絡みにより、相模大野からにしたのであります。
70051Fと同様に、代々木上原駅付近からムーンライト・セレナーデのBGMが流れたので、夜のGSEにピッタリだなと思いました。
ムーンライト・セレナーデは、明るいうちに流れることもあるけど、やはりムーンライトということで、夜のほうが似合っています。
8月16日(木)には、箱根強羅夏まつり大文字焼き(明星ケ岳)の帰りのアクセスとして、70000形GSEによる臨時ロマンスカーである「明星号」が運転されるという情報が入ってきました。
小田急の明星号は、1952(昭和27)年9月から1963(昭和38)年3月まで運転されていたもので、55年ぶりに復活することになります。
明星は、1986(昭和61)年10月31日まで新大阪~西鹿児島(現、鹿児島中央間)を結んでいたブルートレインの愛称として有名であったけど、それが小田急にもあったのであります。
5月3日から5日までのGWに、あしがら号がGSEで復活していたので、それに続く第二弾であることが分かります。
当時のロマンスカーには、はこね、さがみ、あしがら、明星のほか、あしのこ、大観、仙石、はつはな、湯坂、明神、乙女、神山、姥子、金時、早雲、夕月号もあったけど、3100形NSEの初期(1963年11月4日時点)には、あしのこ、金時→きんとき、乙女→おとめ号が残されていました。
同様に江ノ島線特急には、ちどり、かたせ、なぎさ、しおじ号(どちらも夏期のみ運転)、御殿場線直通の特別準急(当時)には、銀嶺、芙蓉、朝霧、長尾がありました。
そのうちの朝霧号は、1968(昭和43)年7月1日の電車化によりあさぎり号となり、今年3月17日にはふじさん号に変更されていました。
江ノ島線の特急がえのしま号として通年運転されるようになったのは、江の島でも行われていた東京オリンピック1964が開催された年である1964(昭和39)年のことでありました。
明星号の時刻(8月16日運転)
箱根湯本 21時58分発→小田原 22時28分発→秦野 22時46分発→本厚木 22時59分発→相模大野 23時12分発→新百合ヶ丘 23時22分発→新宿 23時41分着
小田原→新宿間は、さがみ92号と同一の行路となり、特急券面の表示は、臨時92号となります。
箱根強羅夏まつり大文字焼きが中止になった場合でも運転されます。
現在の相模大野駅は、1996(平成8)年9月1日に移設されたものであり、これまでは小田原(藤沢)寄りにありました。
相模大野駅のある相模原市は、1954(昭和29)年11月20日に相模原町の市制施行により出来た市であり、2006(平成18)年3月20日に津久井郡の津久井町と相模湖町が、翌年の2007(平成19)年3月11日に津久井郡の藤野町と城山町がそれぞれ相模原市に編入され、2010(平成22)年4月1日の政令指定都市への移行により、緑区、中央区、南区の3つの区が出来ていました。
小田急線の駅のうち、相模原市にあるのは、相模大野、小田急相模原、東林間の各駅であり、いずれも南区にあります。
JR中央本線(中央東線)では、東京都から山梨県に向かう途中に神奈川県を通ることになっているけど、その途中にある相模湖駅と藤野駅は、合併後相模原市(緑区)にある駅となっています。
70000形GSEでは、あしがら号に続いて、明星号にも使われることで素晴らしいなと思っています。
昨日は大雨により、ロマンスカーが運休となっていたので、一昨日だったらスケジュール変更を余儀なくされていたところでした。
このように、相模大野から新宿まで、70000形GSEの真新しい編成である70052Fに乗ることが出来て良かったです。
画像は、相模大野駅と、下北沢駅通過中に撮影したものです。