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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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海老名でのイベント 新4000形

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こちらは、一昨日(10月19日)に、小田急電鉄の海老名車両基地(海老名検車区)で行われた、小田急ファミリー鉄道展で展示されていた、小田急新4000形の4053F(地下鉄千代田線直通対応車)です。

小田急の新4000形は、2007(H19)年9月22日に、JR東日本のE233系通勤型電車をベースとした、地下鉄千代田線直通対応車として、小田急線内の列車(10両編成の優等列車)でデビューしていました。

同年9月29日には、地下鉄千代田線直通運用にも進出し、捻出された1000形の6+4編成が地上線運用に回され、玉突きで5000形や5200形が置き換えられていました。

2010(H22)年には、新4000形の増備により、1000形の10両固定編成も地上線に回され、小田急の通勤型車両による千代田線直通運用(E運用)が新4000形に統一されていたし。

新4000形は、ベースとなったE233系と同様に機器や回路が二重化されたことにより故障に強い車両であることはもちろんのこと、人と環境に優しい車両でもあり、前面スタイルや内装は小田急流にアレンジされています。

前面スタイルは、左側に貫通ドアがあるタイプであり、丸みのある形が特徴であり、行先表示は、東急電鉄の3000系以降の車両と同様に、日本語と英語が交互に表示されています。

2007(H19)年から2012(H24)年までの間に15150両製造されていたけど、そのうちの4056Fと4063Fは、JR東日本新津車両製作所(現、総合車両製作所新津事業所)製、東急車輛製造のプレートもありで、他は全て東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造されていました。

4065Fは今のところ小田急で唯一の総合車両製作所製となっているし。

10両固定編成である為に箱根登山線の小田原~箱根湯本間や、江ノ島線、小田原線の新松田以西の各停には使えないけど、将来的には、ホームの延長工事により、新宿口の各停が10両化されることに伴い、新4000形も各停でも使えるようになります。

東北沢、下北沢、世田谷代田の各駅は、昨年3月23日にに地下化されたけど、今後複々線化されることで目まぐるしく変化していくことになるし。

千代田線直通車両の移り変わり

9000形(1978(S53)年3月31日~1990(H2)年3月

こちらは1972(S47)から1974(S49)年に掛けて製造された車両で、これまでの小田急スタイルとは異なる前面が特徴の高性能車として話題になっていました。

当時千代田線と小田急線の直通運転は、月曜日から土曜日までの間に限られ、小田急線では本厚木までの直通(経堂駅通過の準急運転)が当たり前となっていました。

9000形は、特殊な機器の採用によりメンテナンスに手間が掛かるということがネックとなっていたことから、2005(H17)年から2006(H18)年に掛けて新3000形に置き換えられて全廃となったので、5000形よりも先に引退した車両でもありました。

6+4となっていたのは、地上運用で相模大野での分割・併合運用が多数存在していたからであります。

1000形(1989(H元)年3月27日~2010(H22)年

1000形は、1988(S63)年3月に、小田急初のオールステンレス車並びにVVVFインバータ車として導入された車両で、デビュー当時は4+4の8連での各停運用がメインでした。

地下鉄千代田線直通対応ということから、6両編成の導入により、6+4編成での千代田線直通運用に進出し、9000形が地上運用に回されていました。

1992(H4)年には、初の10両固定編成である1091Fが導入され、翌年に1092~1094Fも導入されたことにより千代田線直通には10両固定が優先的に使われるようになっています。

小田急の6+4編成は、現在でも地下鉄半蔵門線や東急田園都市線に乗り入れている東武30000系とは異なり、乗務員室部分の通り抜けが出来ないのでそのはずであります。

1000形の10両固定編成は、導入当時、分割・併合を伴わない地上線運用が少なかったけど、2008(H20)年3月の箱根湯本直通急行の廃止により、分割・併合運転が削減されたので、地上運用に入る機会が増えています。

1000形は、今後ワイドドア編成を除いてリニューアルされることになり、12月には第一号が登場する予定となっています。

新4000形(2007(H19)年9月29日~

現在の新4000形の地下鉄直通の運用範囲は綾瀬~代々木上原、唐木田、本厚木間で、多摩急行以外の直通列車は朝のみの運転となっています。

現在日中の多摩急行は、今年3月15日の日中のパターン変更(6分間隔→5分間隔)によりメトロ車のみとなり、小田急車は綾瀬~代々木上原間の折り返し運用となっています。

現在JR常磐線、地下鉄千代田線、小田急線の3社直通運用は、東京メトロの車両(S運用)による独占となっているけど、JRのE233形2000番台に小田急線乗り入れ装置が、小田急新4000形にJR線乗り入れ装置がそれぞれ取り付けられることにより変化していくことになります。

このように、新4000形も帯の色と同じ青空の下で撮影することが出来て良かったです。

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