こちらは、先週の日曜日(11月16日)に東武東上線の森林公園検修区で行われたファミリーイベント2014で展示されていた、セイジクリーム塗装の81111F(小川町~寄居間及び越生線用のワンマン編成)で、3月29日の営業運転開始以来初めて迎えていた東上線ファミリーイベントとなっていました。
この時には、実際に使われていたヘッドマークが使われ、8111Fとの並びも実現していました。
セイジクリーム塗装は、簡素化により1974(昭和49)年から使われていた塗装で、1985(昭和60)年から現在の塗装に順次変更され、1993(平成5)年8月の2000系(日比谷線直通列車で活躍して車両)の全廃と共に姿を消していました。
セイジクリーム塗装だった頃の8000系は、8111Fと同じ東武顔が当たり前だったので、更新顔とセイジクリームの組み合わせは初となっていました。
本当は、東武顔の編成が複数あった頃にセイジクリーム塗装を復元してくれれば良かったと思っていたけど、このセイジクリーム塗装は、更新顔の8000系にも似合っていると思います。
上福岡行きは、平日、土休日共に池袋発の1本の普通列車しかない行先だけど、それ以外では珍しいです。
都営三田線との直通運転計画があった頃は、上福岡で折り返し運転が行われる予定となっていました。
都営三田線と東武東上線の直通計画は、西高島平から和光市(旧、大和町)まで延長させて行うことになっていたけど、やはり有楽町線との直通運転を優先させる為にその計画が中止となり、西高島平駅より先の区間が幻となっています。
それ以前は、板橋本町付近から上板橋へと線路を通す計画もありました。
1976(昭和51)年5月6日に開業していた高島平(志村)~西高島平間の免許は、東武鉄道によって保有されていたけど、東京都に譲渡されて都営地下鉄の区間となっていたのであります。
東武東上線との乗り入れ計画が中止されてから、乗り入れない状態が続いていたけど、2000(平成12)年9月26日に目黒~白金高輪~三田間の開業及び東急目黒線との直通運転開始によって、1067mmの架空電車線方式の本領が発揮されるようになったのであります。
8111Fと81111Fの並びは、逆光に悩まされながら辛うじて撮影することが出来て良かったです。
このようなヘッドマーク付きの81111Fは、撮り逃していたので、今回撮影出来たことも良かったし。