今月(3月)1日は、東京駅新幹線ホームの21番線で、山形新幹線のE3系0番台L55編成(元秋田新幹線こまち号)によるつばさ153号(山形行き)を撮影することが出来ました。
この編成は、1999(平成11)年12月の山形新幹線の新庄延長の時に導入された初期型のE3系1000番台(L51編成とL52編成、GTOインバータ車)の置き換え用として、元秋田新幹線こまち号のR23~26編成を種車として7両編成に組み替えられたもので、L54編成が、R24編成と25編成から、このL55編成が、R23編成とR26編成から改造されていました。
R23編成と24編成からは、12号車と13号車(E326+329形)の2両
R25編成とR26編成からは、11,12,13,15,16号車(E311+326+329+325+322形)の5両が転用されており、改造されなかった10両が廃車となっていました。外された電装品等は部品取り用として保管されたと思われます。
R23編成は、2003(平成15)年製、R24,25,26編成は、L53編成と同じ2005(平成17)年製であるので、秋田新幹線こまち号で活躍していた状態の良いE3系の後期型車が山形新幹線に転用されたことは予想通りでした。
15号車は、座席定員64名で、400系(7両化の時に入った中間車)の時から、洋式トイレと化粧室だけで、男性用小トイレが省略されているけど、15号車に転用された時には、列車電話、男性用小トイレ撤去等で仕様が統一されています。
L54編成は、昨年8月に、L55編成は、今年1月に営業運転入りしていたのに伴い、L51編成が、昨年8月20日に、L52編成が、今年2月3日に廃車回送されていました。
L52編成に関しては、昨年9月27日に福島から米沢まで乗った編成だったので、乗ることが出来て良かったと思っていました。
1000番台と2000番台の違いは、ヘッドライトや側面の表示の違い等で見分けることが出来るけど、このヘッドライトを見て、1000番台らしさを感じました。
つばさ153号は、東京駅18時発で、福島まで、E2系によるやまびこ153号(仙台行き)と併結され、途中、上野、大宮、宇都宮、郡山、福島、米沢、赤湯、かみのやま温泉に停車してから山形へと向かうかとになります。
E3系では、R18編成からは改造された山形新幹線のとれいゆつばさ号(足湯で話題になった車両)に続き、R19編成が、イベント用のGENBI SHINKANSEN(現美新幹線、走るアートカフェ)に改造されて、来年春に上越新幹線の越後湯沢~新潟間で営業運転入りする予定となっています。
こちらは新潟新幹線車両センターに保留車として置かれていた編成なので、正式に新潟入りすることになるし。
元こまち号のE3系(R21編成またはR22編成)+E5系による東北新幹線での運用は、改正後も健在となるけど、E3系の代わりにE6系が使われることもあります。
山形新幹線が6両編成から7両編成となったのは、1995(平成7)年12月1日のことで、当時使われていた400系(ミニ新幹線の元祖)の中間車(T車、429形)の増結によって加速度が低下していた為に、改正後、順次組み込まれていました。
秋田新幹線のこまち号は、1997(平成9)年3月22日に開業した当時は5両編成だったけど、好調により増結を求める声が高まっていたことにより、翌年の1998(平成10)年10月26日のR17編成(6両フル編成)の導入を皮切りに、12月8日の改正までに6両化されていました。
山形新幹線では、山形~新庄間での車内販売の営業が廃止され、営業範囲が東京~山形間となります。
東京駅では、どまん中百選という駅弁が1300円で売られているけど、牛肉どまん中と海鮮どまん中のセットを食べてみたいです。
このように、元秋田新幹線のL55編成を撮影することが出来て良かったと思っています。