4月2日は、渋谷から押上まで、東急電鉄8500系で唯一残された方向幕編成である8606Fによる押上行きに乗りました。
この編成は、2003(平成15)年3月19日に、地下鉄半蔵門線が押上まで延長された後にLED化されずに方向幕が交換されたものであり、以前は8606Fのほか、8607Fや8610Fもありました。
東急8500系がデビューしたのは、1975(昭和50)年2月のことで、今年でデビューから40年経っています。
この8606Fは、方向幕だけでなく、スカートなしで原型を保っているほか、10両のうちの4両が1975(昭和50)年から活躍している編成となっているのが特徴であります。
東武線に乗り入れることの出来ないサークルK編成であることから、東武線に乗り入れない運用に限定されているけど、最近は朝ラッシュ時にしか使われない運用に入ることが多いので、今回終日運用の31Kに入ってくれたお陰で撮影出来たのであります。
近いうちに、東急田園都市線での新5000系による8500系の置き換えが再開される予定となっているので、この8606Fも風前の灯の状態であります。
このように、東急8500系で唯一残された、方向幕の8606Fに乗ることや、撮影することが出来て良かったと思っています。