
昨日(7月10日)は、小田急線の新宿駅で、この日をもって定期運用から離脱された、7000形ロマンスカーLSE車(7004F)による、はこね41号を撮影しました。
この日のはこね41号と折り返しのはこね34号は、7000形LSEによる最後の定期特急であり、はこね41号の新宿駅、はこね34号の箱根湯本駅発車前に出発セレモニーが行われていました。
その後の新宿 19時15分発のホームウェイ83号(所定は藤沢行きで、この日は特別に片瀬江ノ島まで延長)をもって、1980(昭和55)年12月27日のデビュー以来37年7ヵ月間続けられてきた7000形LSEの定期運用が終了していたのであります。
はこね41号のセレモニーの時には、平日だからと言って甘く見てはいけないほど混雑していたけど、帰宅ラッシュと重なったホームウェイ83号(定期運用最後の列車)の時により混雑が激しくなっていました。
この時に、6月21日(平日の日中)に京浜急行電鉄(京急)の品川駅で行われていた1500形の1549Fに花電車が展示されていた時のことを思い出しました。
このことで、平日にも関わらずとよく言われているけど、自分(しゃもじ)のような休日出勤(特に土曜出勤)、平日休みの人たちのことを配慮して使いたくはない状態であります。
運転士さん、車掌さん、駅員さんなどの鉄道の仕事に携わる人たちも、主流である土日休みではなく、土日も出勤で休みが基本的に決められた日程となっているので、お互い様であります。
平日のはこね41号は、新宿駅を15時40分に発車し、途中、新百合ヶ丘、相模大野、本厚木、秦野、小田原に停車してから箱根湯本へと向かう列車であり、今日(7月11日)からは、基本70000形GSEによる運転(50000形VSEで運転される日もあり)となります。
土休日の新宿 15時40分発の箱根湯本行きロマンスカーは、はこね31号(途中停車駅は平日のはこね41号と同じ)であり、こちらも70000形GSEで運転されています。
昨日のホームウェイ83号は夜勤であった為に見れなかったけど、帰宅ラッシュと重なった新宿駅に人が溢れていたことでパニック状態でありました。
ホームウェイ83号が片瀬江ノ島駅に到着した後、回送列車の発車まで、前面表示の転換ショーが行われ、横に切り替わる瞬間が披露されていました。
本当に平日だからと言って甘く見てはいけない場合があることを実感したのであります。
7000形LSEは、当面臨時列車用として残されるけど、気軽に乗れるのは昨日で最後となってしまったのも言うまでもないです。
9月29日(土)に運転される予定のLSEで行く小さな旅号(一般応募制)は、新宿 12時40分発→秦野 13時38分着で運転される予定であり、7月31日まで乗車分の展望席付きロマンスカー(7000形LSE、50000形VSE、70000形GSE)の特急券4枚で応募することが条件となっています。
こちらもかなりの倍率が予想されるけど、当選分をオークションで高値で売り払うというふざけたことはやめてもらいたいです。
昨日のLSEでは、記念乗車証明書も配られていたけど、オークションで売り払わずに大切に保管してもらいたいです。
余った分を友人に譲渡する分なら構わないけど、オークションでの高値で売り払うのは言語道断であります。
昨日は、事故やトラブルが無かったということで嬉しく思っています。
2009(平成21)年12月5日の常磐緩行線の207系900番台のさよなら運転の時に線路内立入があったけど、あの時は酷いもんでした。
2012(平成24)年の10000形HiSE車や20000形RSE車の時は、3月16日の定期運用の離脱(通勤型車両の5000形もそうだった)と共にすぐに全廃されていたけど、3月24,25日に海老名車両基地で、最後の展示イベントが行われていたことを覚えています。
1991(平成3)年3月15日の連絡急行あさぎり号(現、ふじさん号)を最後に定期運用から離脱された初代3000形SSE車は、翌年の1992(平成4)年3月8日のさよなら運転まで、予備車として残されていたので、現在の7000形7004Fと同じような関係となっていました。
3100形NSE車は、1999(平成11)年7月16日に定期運用が終了した後、3221Fを最後にオリジナル編成が全廃となり、ゆめ70(イベント列車)に改造された3161Fが翌年の2000(平成12)年4月23日まで臨時列車用として残されていました。
現在のLSE7004Fは、外装や内装が同じでありながら、ゆめ70と同様のポジションとなっています。
今年3月に運用離脱された7003Fは、ロマンスカーミュージアムに展示される予定の先頭車2両を除いて、例の北館林荷扱所まで陸送されてその場で解体されていたけど、この時に5月20日に最後を迎え、廃車回送されていた東武鉄道の1800系1819Fとの組み合わせが見られていました。
東武1819Fは、1998(平成10)年3月にりょうもう号での定期運用から離脱された後、20年間臨時列車用として使われていたので、現在の7000形LSEとの共通点があります。
1999年7月16日の3100形NSEの定期運用の最終列車は、あしがら80号だったけど、所定小田原発が特別に箱根湯本発となり、箱根湯本駅でセレモニーが行われていたので、昨日のホームウェイ83号の片瀬江ノ島延長と同様となりました。
あしがら号の愛称名は、3100形NSEと共に消えていたけど、今年5月3~5日に70000形GSEによる臨時のあしがら61号で復活していました。
昨日は、LSEのはこね41号の運転に携わっていた運転士さんが、2階の運転室から顔を出して挨拶していたという素晴らしいシーンを見ることが出来ました。
今日70000形GSEの70052Fは、相模大野 6時12分発のホームウェイ92号から運用に入り、ホームウェイ81号とえのしま2号で片瀬江ノ島に入ることになります。
7000形のエンド寄りでは、人が殺到していたことや平気で押す人や譲らない人がいた為に撮影出来なかったのが残念でありました。
反対側では、辛うじて撮影出来たのが救いであります。
このように、7000形LSEの定期運用最後の姿を見届けることが出来て良かったです。
7000形LSEよ、38年間ありがとう、そして、お疲れ様でした。