4月26日は、北総線の千葉ニュータウン中央駅と、京成線の青砥駅で、北総鉄道の7300形7318F(京成電鉄3700形の北総バージョン)による、ほくそう春まつりヘッドマーク付き列車(どちらも羽田空港行き)を撮影しました。
北総鉄道の7300形は、1991(平成3)年3月31日の京成高砂~新鎌ヶ谷間の開業及び、それに伴う京成線、都営浅草線、京急線との直通運転開始の時に、北総開発鉄道によって導入された車両であり、当時は、8両編成2本16両(7308Fと7318F)が導入されていました。
ベースとなった京成3700形は、1991(平成3)年3月19日の成田空港への新線の開業の時に8両3編成24両(3708~3728F)が導入され、最後のめくり式表示及び非冷房車だった旧3000形が置き換えられていました。
7308Fは東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)製、7318Fは日本車輌製であり、京成3700形のリース車である7300形7800番台や千葉ニュータウン鉄道所有車両は全て日本車輌製であります。
デビュー当時は、京成3700形と共に、方向幕式でスカートが付いていなかったけど、現在はフルカラーLED表示となり、スカートが取り付けられています。
7808Fは、1997(平成9)年に京成3808Fとして導入された編成で、2003(平成15)年2月に京成3001Fの導入により余剰となったことにより北総鉄道にリースされ、7050形(3150形のリース車だった車両)の2編成の1編成が置き換えられていました。
7050形の残りの1編成は、同年12月に、7250形(京成3200形のリース車)に置き換えられ、2006(平成18)年の7260形(京成3300形のリース車)との交代を経て、今年3月に、京成3029Fの導入による玉突きで、3748F(1995(平成7)年に導入された2次車)が7818Fとして北総にリースされて、7260形が置き換えられていたのであります。
3030Fは、本家京成電鉄で最後まで残っていた赤電系統の車両だった3300形の置き換え用として導入された編成なので、今年3月に3300形及びそのリース車だった北総7260形が置き換えられていたし。
京成3500形の3532+3536Fは、最後まで残った8両編成で、都営浅草線や京急線に乗り入れていたけど、4両編成に分割されていたので、地下鉄乗り入れが見られなくなっています。
京成金町線では、4両編成までしか入れないので、3300形の全廃により3500形に統一されたけど、そのうちの未更新車が、今年度中に置き換えられる確率が高いです。
1999(平成11)年まで北総車が新逗子まで乗り入れていたことは、1991(平成3)年から1995(平成7
)年まで京成車が三崎口まで乗り入れていたことと同じことであるけど、現在はどちらも多摩川を越えて神奈川県に入る運用はなく、京急での乗り入れ範囲は羽田空港までとなっています。
7300形は、新京成線の松戸まで乗り入れていたこともあったし。
北総車の運用は、印旛日本医大と羽田空港または西馬込の間を行ったり来たりすることがメインなので、比較的狙いやすいです。
このように、ほくそう春まつりヘッドマーク付きの7318Fを撮影することが出来て良かったと思っています。