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都営バスの黒77系統

5月10日は、目黒駅前から千駄ヶ谷駅まで、都営バス品川自動車営業所の(A-Z541、品川200か28-31)号車のいすゞエルガによる黒77系統の最終バスに乗りました。


都営バスの黒77系統は、目黒駅と千駄ヶ谷駅の間を、外苑西通り経由で結ぶ路線であり、途中、広尾橋、西麻布、北青山三丁目を通っていくことになります。


開設されたのは、1976(昭和51)年3月1日のことで、当時は、目黒駅付近にあった目黒自動車営業所(後の目黒支所→目黒分駐所)担当となっていました。


目黒自動車営業所は、2000(平成12)年12月12日に品川自動車営業所の支所に格下げとなり、2003(平成15)年4月1日から、2005(平成17)年3月28日に廃止されるまでの間、目黒分駐所(品川、Aの表示)となっていました。


目黒分駐所が廃止されてからは、黒77系統が品川自動車営業所に移管されて現在に至っています。


1998(平成10)年4月1日に港南分駐所として開設されていた都営バスの港南支所は、品川自動車営業所の支所であり、目黒支所廃止後の受け皿となっているし。


現在都営バスの分駐所は、江戸川区東小松川にある江戸川自動車営業所東小松川分駐所だけであります。


目黒駅東口に乗り入れる都営バスの路線は、黒77系統のほか、品93系統(大井競馬場~鮫洲運転免許試験場、品川駅高輪口経由~目黒駅間、品川自動車営業所所属)と、橋86系統(目黒駅~広尾橋、麻布十番駅経由~東京タワー、新橋駅間、港南支所所属)となっているけど、品93系統のほうが本数が多いです。


品93系統の品川駅高輪口~品川車庫間では、京急の踏切を渡る区間となっており、平日の朝には、国道へと迂回していくことになります。


この踏切では、都営浅草線の5300形も通過することもあるので、踏切待ちをする都営バスと通過していく5300形との組み合わせが都営交通のポスターに出てきていたこともありました。


今回乗ったバスは、昨年11月に、A-Z535~540号車と共に導入されたいすゞエルガの最新モデル(QPG-LV234L3)であり、直列6気筒の環境対応型D-COREエンジンが搭載されています。


昨年度に導入された都営バスのZ代の車両は、深川の日野ブルーリボンシティハイブリッドの2台(Z500,501号車)を除いて全ていすゞエルガ(QPG-LV234L3、2012(平成24)年度に導入されたX代と同型)であり、深川、巣鴨、江東、南千住、品川、小滝橋、江戸川、千住の各自動車営業所と、大塚、臨海、杉並、練馬の各支所に導入されていたけど、大塚支所に唯一導入されていたZ512号車が、今年3月29日の大塚支所の廃止により、巣鴨自動車営業所に転属されていました。


大塚支所所属だった車両のうち、T197号車は、品川ナンバーに変更された上で、品川自動車営業所入りしていました。


品川自動車営業所は、2003(平成15)年度のL代まで、目黒、杉並、葛西→江戸川の各自動車営業所と共に、日野の車両が指定されていたけど、目黒自動車営業所時代には、一時期黒77系統や橋86系統に中型車の日野レインボーが使われていたこともありました。


品川自動車営業所所属の中型車(元青梅支所のいすゞエルガミオ)は、市01系統(新橋駅~築地中央市場または国立がん研究センター循環)で使われているけど、座席にカバーの付いた専用仕様となっています。


今年度はA代となる予定だけど、どの営業所にどの車両が導入されるのか気になります。


都営バスでは、会計年度毎に車両メーカーへの一括発注が行われており、2013(平成25)年度のY代では、三菱ふそうエアロスターが導入されていました。


目黒駅では、東口から発車。白金台五丁目までは、目黒通りを進んでいました。


こちらは、東急バスの東98系統(東京駅南口~等々力操車所間、目黒営業所所属)も通っているけど、一昨年3月末までは、都営バスとの共同運行が行われていました。


東急バスの記号も、会計年度別に分けられており、昨年度導入分は、1400番台となっていたし。


上大崎のバス停は、目黒方向(東98系統の等々力方向を含む)のみの停車となっています。


白金台五丁目を出た後、左折し、東大医科研病院西門へ。


この周辺には、東大医科学研究所やその付属病院、国立自然教育園、東京都庭園美術館があるけど、庭園美術館に関しては、昨年11月22日にリニューアルされていました。


この周辺は、白金に因んで、プラチナ通りと呼ばれています。


天現寺橋で渋谷川を渡り、明治通りと交差。


広尾橋は、地下鉄日比谷線への乗換駅であり、周辺には、都立広尾病院、慶應義塾幼稚舎(慶應義塾大学系列の私立小学校)、聖心女子学院や有栖川宮記念公園、都立中央図書館、日本赤十字社医療センターなどがあります。


地下鉄日比谷線の広尾駅は、六本木寄りと恵比寿寄りに改札があり、そのうちの恵比寿寄りの2番出入口(北千住方面側)は、同じ日比谷線の三ノ輪駅の3番出入口(南千住寄り)と同様に、1階に改札口やトイレがあるけど、2番出入口側のトイレが未だ男女共用となっているという問題があります。


3番出入口側(地下1階)のトイレは男女別となっているし。


広尾駅のローマ字表記は、営団地下鉄の時代から、Hiro-oとなっています。


日赤医療センター下バス停は、日本赤十字社医療センターの最寄りバス停だけど、日赤医療センターバス停のほうが近いです。


西麻布で六本木通りと交差し、西麻布二丁目バス停の手前で左側へ。


この路線は、目黒駅~広尾橋間で橋86系統、天現寺橋~西麻布間で品97系統(品川駅高輪口~天現寺橋、青山一丁目駅、信濃町駅経由~新宿駅西口間、杉並、港南両支所による運行)と同じルートを通るけど、西麻布二丁目から明治公園まで独自のルートを通っています。


西麻布と言えば、1985(昭和60)年9月にリリースされ、大ヒットしていた、とんねるず(石橋貴明、木梨憲武両氏によるお笑いコンビ)の雨の西麻布という曲を思い出します。


青山霊園脇(青山陸橋下)から、仙寿院交差点までは、キラー通りと呼ばれており、その北側にビクターエンタテインメントの青山スタジオがあることから、2005(平成17)年に発売されたサザンオールスターズのアルバムである「キラーストリート」のタイトル名の由来となっています。


サザンオールスターズは、1978(昭和53)年のデビュー以来、青山スタジオでレコーディングが行われているので、その縁もあるし。


青山通りと交差したところにある北青山三丁目は、地下鉄銀座線の外苑前駅はへの最寄りバス停であり、その手前の南青山二丁目バス停付近には、青山月見ル君想フがあるので、3月29日のステーション♪のワンマンライブの時を思い出しました。


その後、神宮前二丁目、霞ヶ丘団地を通り、早81系統(早大正門~渋谷駅東口循環~早大正門間、新宿支所所属)と合流し、明治公園へ。


この周辺には、明治神宮野球場(神宮球場、東京ヤクルトスワローズの本拠地)、秩父宮ラグビー場、東京体育館、聖徳記念絵画館、日本青年館などがあるけど、日本青年館に関しては、新国立競技場の建設用地に引っ掛かる為に、今年3月末をもって閉鎖され、再来年の2017年に移転される予定となっています。


国立霞ヶ丘陸上競技場(国立競技場)のほうは、昨年5月末をもって閉鎖され、2019年までに改築される予定だけど、旧国立競技場では、大物アーティストのコンサートも盛んに行われていました。


東京体育館横で左折し、千駄ヶ谷八幡へ。この区間は坂のある区間で、2006(平成18)年4月1日にルート変更されるまでの間は、千駄ヶ谷行きのみここを通り、千駄ヶ谷駅から左折してから目黒方面に戻っていました。


ルート変更により、早81系統と同様に両方向共に千駄ヶ谷八幡に止まるようになったし。


その後2回右折し、千駄ヶ谷駅前(都営大江戸線の国立競技場駅前でもある)に到着。


折り返しは、目黒駅行きの最終バスとなっていたけど、回送扱いでUターンされ、反対側の東京体育館側から発車していました。


この路線は、道路が渋滞していなければ全線約23分掛かります。


このように、都営バスの黒77系統に乗ることが出来て良かったです。


画像は目黒駅前で撮影。赤色の枠は最終バスの証であります。
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