6月2日は、渋谷から溜池山王まで、東京メトロ銀座線の01系の01-135Fによる熊本電鉄譲渡記念ヘッドマーク付き電車に乗りました。
こちらは、今年度中に先頭車のみが、熊本電気鉄道(熊本県)に譲渡される予定であることから、既に熊本電鉄に譲渡され、3月16日から上熊本支線(北熊本~上熊本間)で営業運転に入っている01-136Fの先頭車と共に、記念ヘッドマークが取り付けられています。
どちらも、1992(平成4)年に製造されたLED表示の後期型車両であり、小型車両でもあることから、熊本電鉄での、元東急5000系から改造された車両の置き換え用として白羽の矢が立てられたのであります。
元東急5000系は、単行運転用として改造された車両で、上熊本線にしか使われない状態だけど、01系は2両編成なので、藤崎宮前~御代志間での運用も可能となっているし。
01系は一昨年の131Fを皮切りに、これまでの間、133,108,138,109,107,101,132,110,121,124,111,136,134,126,112,113,114,102,119Fの順に廃車となったけど、残りの編成も来年度までに全廃される予定となっています。
熊本電鉄に譲渡された01系は、01-136Fの先頭車がVVVF化されたもので、6000系(元都営三田線6000形)で試用されていた川崎重工業製のEfWING台車に交換され、シングルアームパンタも取り付けられているし。
当初は、全て廃車解体されてしまうことが懸念されていたけど、このように熊本電鉄に譲渡されたことにより、捨てる車両もあれば拾う車両もあるという状態で嬉しく思っています。
このヘッドマーク付き編成を撮影した溜池山王駅は、1997(平成9)年9月30日に、地下鉄南北線の四ッ谷~溜池山王間の開業と共に出来た駅であり、アートウォールが特徴であります。後は、表参道駅や新橋駅と共に、数少ない先頭部分を撮影出来る駅として、注目の撮影ポイントでもあるし。
このヘッドマーク付き電車は、今日(6月7日)まで運転される予定となっています。