続いては、6月7日に、上野東京ライン(東海道線)の東京駅で撮影した、185系のOM09編成(クハ185-215F、EXPRESS塗装)による臨時特急踊り子162号の正面と方向幕です。
この我孫子行きの表示は、当初は無かったけど、突発的に入れられたものであります。
185系のOM編成(2006(平成18)年まで新前橋電車区→高崎車両センター所属だった編成)は、EXPRESS塗装で9編成あったけど、そのうちのOM01,02,05編成が、EXPRESS塗装の7連のまま編成単位で廃車となり、OM03編成は、復刻湘南色から踊り子色に変更された上で6両化されています。
OM06編成の中間車の一部とOM07編成は、10両化された上で上野東京ラインの試運転に使われていたけど、そのまま営業運転に使われることもなく廃車となり、7連のまま残る編成は、OM04,08,09編成となっているし。
臨時列車に格下げされた踊り子号のうち、OM編成が使われるのは、109,110号(東京~伊豆急下田間、そのうちの東京~熱海間は、修善寺発着と連結された12両編成)、102号(伊東発東京行きで、日曜日は、熱海から修善寺からの5両と連結されて12両となる)であり、土曜日の102号は全区間で7両編成となります。
平日には、ライナー運用として、新宿発小田原行きのホームライナー小田原21号、小田原発品川行きの湘南ライナー10号に使われているし。
新宿~小田原間のホームライナー小田原またはおはようライナー新宿号は、以前湘南新宿ライナーと呼ばれていた列車であり、湘南新宿ラインと紛らわしいということで、現在の愛称名となったのであります。
これらの列車は、10号を含めた湘南ライナーの一部と同様に、鶴見~東戸塚間で、東海道貨物線(途中に横浜羽沢貨物駅がある)を通ることになっているし。
横浜羽沢駅は、1979(昭和54)年10月1日に、鶴見~東戸塚間の貨物新線と共に開業した貨物駅であり、新横浜駅からバスに乗って行くことになります。
2018年度中には、羽沢(横浜羽沢貨物駅前に出来る新駅)~西谷間の相鉄連絡線が新設され、東海道貨物線経由で新宿まで直通運転が行われる予定となっているけど、それが実現すれば、羽沢駅が事実上旅客化されることになります。
後は2019年に羽沢駅から新横浜、新綱島駅を経由して、日吉駅までの連絡新線を通し、東急線(東横線または目黒線)と直通運転が行われる予定もあるし。
どちらも2020年の東京オリンピックに向けた計画となっています。
4月11,18日と、6月6,13日には、東京駅で、我孫子発伊豆急下田行きの踊り子161号が9番線を発車した後、8番線に、253系による大船発、上野東京ライン経由、東武線直通の鬼怒川温泉行きの特急きぬがわ93号が入ってきたというシーンも見られていました。
こちらの臨時列車も、上野東京ラインによって実現していたし。
以前当たり前のように見られていた185系のEXPRESS塗装が1編成だけとなってしまことで寂しさを感じています。
185系は直流専用電車である為に我孫子発着となっているけど、651系やE657系だったら水戸方面からの直通運転が可能となっていたところでした。
651系による急行ぶらり横浜・鎌倉号では、武蔵野貨物線経由から、上野東京ライン経由に変更されたことで、上野東京ライン開業による効果もあります。
他には、かつて167系や415系によって運転されていた、ホリデー快速ときわ鎌倉号の時みたく、田端操車場経由で三河島から常磐線に入るということも手であるけど、スイッチバックが必要となることや、折り返しに時間が掛かるという問題があるし。
ときわ鎌倉号は、湘南新宿ラインが出来る前に池袋から横浜までよく乗っていたので、友人のTJ氏も横浜でオクケン氏と合流する前によく乗っていたという思い出があります。
167系のほうは、165系ベースの修学旅行型電車だった車両であり、165系や169系と共に2003(平成15)年に絶滅してしまったし。
そのモックアップは、万世橋にあった交通博物館で保存されていたけど、現在はさいたま市にある鉄道博物館で保存されています。
OM08編成のあまぎ色としての最終運用は、2月21日と22日の臨時特急はちおうじ踊り子号(高尾~八王子、新宿経由~伊豆急下田間)で、側面には、さようなら国鉄特急色のサボがありました。
こちらは、斜めストライプ塗装に変更され、3月28日の踊り子161号(我孫子発伊豆急下田行き)で運用復帰していたし。
3月21日(初日)の踊り子161号は、10両のA8編成(斜めストライプ塗装)が使われていたけど、側面は特急踊り子の表示となっていました。
このように、今まで撮影したことがなかった185系EXPRESS塗装による踊り子号を撮影することが出来て良かったです。