8月2日は、名古屋から品川まで、JR東海のN700系新幹線のX55編成によるひかり476号に乗りました。
この時に乗った号車は、前から2両目の15号車で、座席は3人掛けのトリプルシートの15Aでした。
両親と新幹線のトリプルシートに座ったのは、行きに大宮から富山まで乗った北陸新幹線のかがやき505号(W7系)以来だったけど、北陸新幹線とは異なり、コンセントが窓側にしか付いていなかったです。
3人組の場合は、よほどのことがない限り、このトリプルシートに当たることになるし。
今回乗ったひかり476号は、岡山始発であり、途中相生、姫路、西明石、新神戸、新大阪、京都、名古屋、浜松、静岡、熱海、新横浜、品川に停車してから東京へと向かうことになります。
ひかり号とこだま号は1時間に2本ずつあり、ひかり号は静岡県の主要駅に止まり、新大阪より先で各駅に停車する岡山発着、新横浜~名古屋間で小田原または豊橋に停車し、名古屋~新大阪間で各駅に停車する新大阪発着
こだま号は、新大阪発着と名古屋発着となっており、ひかり号、こだま号共に700系からN700系への置き換えが進められています。
N700系は、2007(平成19)年から2012(平成24)年に掛けて300系(元祖のぞみ型車両)の置き換え用として導入されたN700系と、一昨年から700系の置き換え用として導入されている改良版のN700A(ラージA)に分かれており、従来のN700系では、N700Aに準じた仕様に改良されてスモールAとなっています。
こちらは、側面のN700のロゴマークに小さいAの字が入っていることで一目瞭然であるし。
改良と共にJR東海所属のZ編成の0番台がX編成の2000番台に、JR西日本所属のN編成の3000番台がK編成の5000番台に変更されています。
N700Aは、JR東海所属がG編成の1000番台、JR西日本所属がF編成の4000番台となっているし。
のぞみ号では、臨時列車の一部を除いてN700系またはN700Aに統一され、東京~博多間(本州と九州)を乗り換えなしで結ぶのぞみ号にも使われています。
こちらは東京~博多間最短で4時間47分と以前より速くなっているし。
名古屋では駅弁を買ってからすぐに新幹線ホームに上がったので、ひかり528号(新大阪発)、のぞみ36号(博多発)、こだま672号(名古屋始発)、いずれもN700系を見ることが出来ました。
のぞみ号では、両親が加入している大人の休日倶楽部の割引対象外になるので、ひかり号に拘っている状態であるけど、N700系に当たってくれて良かったと思っています。
九州新幹線直通のみずほ号も大人の休日倶楽部の割引対象外となるので注意が必要であるし。
先発のひかり528号でも帰ることが可能だったけど、名古屋から小田原までノンストップで、新横浜、品川に停車してから東京へと向かう列車なので物足りなさを感じていたところでした。
名古屋駅の新幹線ホームからは、あおなみ線の電車を眺めることが出来ます。
今回乗ったX55編成は、2010(平成22)年9月に日本車輌でZ55編成として製造されたものであり、昨年9月にA化改造されてX55編成となったのであります。
N700系に乗ったのは、昨年2月16日の東京→新大阪間でZ27(現、X27)編成に乗った時以来だったけど、車窓から富士山を眺めることが出来たことを覚えています。
名古屋を出た後、次の停車駅は浜松。
最初に通過した三河安城駅は、新富士駅や掛川駅と同様に、こだま号しか停車しないし、東海道線の快速系の列車も通過となるので利便性が良いとは言えないです。
豊橋駅では、こだま672号を追い抜いていたので、N700系同士の追い抜きとなりました。
新居町、弁天島付近では、浜名湖を眺めることが出来るので、富士山と並ぶビューポイントであります。
浜名湖は有名なウナギの産地でもあるし。
高塚駅付近では、軽自動車中心の四輪車と、原付を含めた二輪車を扱う自動車メーカーであるスズキの本社が見えました。
このような四輪車と二輪車を扱う国内の自動車メーカーは、本田技研工業(HONDA)と共通しているし。
浜松工場では、7月25,26日にイベントが行われていたけど、6月30日にX59編成によるのぞみ225号で発生した放火事件の影響により中止になるかと不安な状態でした。
放火事件により防犯カメラの機能が強化されていたし。
浜松駅ではのぞみ号の通過待ちの為に停車していたけど、この時に記念撮影することが出来ました。ひかり528号の場合はそれが出来なかったところだったし。
0系、100系、300系のラストランの時には、通過待ちを利用して記念撮影する風景が目立っていたし。
通過していく臨時のぞみ号に700系が使われることもあるので、700系がN700系を追い抜いていく逆転現象となっています。
浜松を出てしばらくしてから渡る天竜川は、諏訪湖から流れている川で、飯田線沿いを通っていくことになるし。
次の停車駅は静岡で、こちらでも通過待ちの為に停車していました。
東海道新幹線での最高速度は、270Km/hが限度だったけど、3月14日から一部ののぞみ号に限り285Km/hに引き上げられていました。
山陽新幹線では、かつて500系がのぞみ号に使われていた時と同じ300Km/h運転が行われています。
700系の場合は285Km/hが最高となるし。
行きに乗った北陸新幹線のW7系は、同じJR西日本の500系譲りのスタイルが自慢だけど、最高速度が260Km/hに抑えられています。
静岡を出た後、在来線の場合は、駿河湾沿いを走るのに対し、山沿いのトンネルを越えて行くことになります。
富士川を渡ったら後にしばらくしてから新富士駅を通過。この周辺は、天気が良ければ富士山を眺めることが出来るけど、今回は残念ながら見られなかったです。
富士山が一昨年に世界遺産に認定されてからは注目されるようになっています。
昨年は群馬県の富岡製糸場が世界遺産に認定されていたし。
三島駅付近では、車両基地に停泊するN700系を見ることが出来ました。
函南からは新丹那トンネルを通過し、有名な温泉地である熱海へ。
熱海温泉は、大分県の別府温泉と並ぶ温泉地であり、今年3月14日の上野東京ラインの開業により上野、大宮、宇都宮、熊谷、高崎方面から乗り換えなしで行けるようになっています。
このことで、2009(平成21)年2月28日から3月2日に、両親や妹と一緒に伊豆へ家族旅行に行った時を思い出しました。行き、帰り共に品川~熱海間でこだま号に乗ったけど、行きは300系、帰りは700系に当たっていました。
小田原~熱海間では在来線で一部相模湾を眺める区間があるけど、新幹線ではトンネルばかりでした。
東海道新幹線では、北陸新幹線とは異なり、トンネル内でも携帯電話の電波が通じるのが嬉しいです。
小田原を通過した後、北側を通って新横浜へ。
倉見で相模線、高座渋谷で小田急江ノ島線、万騎が原で相鉄いずみ野線、西谷で相鉄本線と交差していたし。
新横浜では、大宮駅と同様に降りる人も多かったです。
新横浜を出た後は、東急東横線と交差し、慶應義塾大学裏のトンネルのある区間を通り、品鶴線(横須賀線、湘南新宿ライン)の武蔵小杉駅の横を通過。
ここから並走区間となり、多摩川を渡って神奈川県から東京都へ。
その後、東急多摩川線(沼部駅)、環八通り、池上線(御嶽山駅)と交差し、第二京浜、環七通りとの交差地点へ。この周辺には都営浅草線の馬込駅があります。
品川区に入り、横須賀線と分かれた後も高架線を進み、東急大井町線の下神明駅とオーバークロスし、大崎付近でりんかい線、湘南新宿ラインと交差してから山手線と合流し、京浜東北線、東海道線(上野東京ライン)と並走してから八ッ山トンネルに入り、品川駅に到着。列車は東京駅まで行っていたけど、ここで降りて、山手線に乗り換えて帰りました。
JR東海所属車のチャイム曲は、2003(平成15)年10月1日に品川駅の開業の時のキャンペーンソングとなっていたTOKIOのAMBITIOUS JAPAN!が使われているけど、途中駅の場合は、サビのBe Ambitiousの部分となっています。
東京まで行ったらその歌い出しの部分まで聞けていたところでした。
このように、名古屋から品川までN700系によるひかり号で帰ることが出来て良かったです。
最後に、今回の飛弾高山への旅行はとても楽しかったです。