8月22日は、東京総合車両センター(旧、大井工場)で行われた、夏休みフェア2015で、八高・川越線用の209系のハエ61編成(クハ209-3001F)による試乗会電車に乗りました。
209系3000番台は、1996(平成8)年3月16日の八高線の八王子~高麗川間の電化及び川越線の川越までの直通運転開始により、4両4編成の16両が東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)で製造されたもので、ドアの開閉ボタンもあります。
りんかい線のオール10連化に伴い捻出された70-000形の一部から編入された209系3100番台もあるけど、この3000番台のほうが209系らしいと思っています。
209系は、2010(平成22)年1月24日まで、京浜東北線で活躍していたことで有名であり、車両故障が頻発し、現在の幅では混雑に対応しきれないことから、E233系に置き換えられ、捻出された209系が、足回り品更新の上で、南武線や房総ローカル各線に転用されていたのであります。
おまけに6ドア車があった為にホームドアに対応出来ないという問題もあったし。
オレンジと黄緑色の帯は、中央線と川越線を繋ぐものであり、ステーション♪の新メンバーであるほののん(安田帆花氏)とかなちゃ(山下花奈氏)のメンバーカラーに共通しています。
このイベントでは、ステッシャー(鉄道アイドルステーション♪のファン)の友人であるくまぜみ氏と入口で偶然出会い、試乗会の乗車を含めて一緒に乗車していたので、このことの縁もあります。
行先表示は、箱根ヶ崎行きであり、夕方の16時台に実際に見られる表示となっています。
八王子~高麗川間が電化される前の八高線は、キハ30系列(キハ30,35形)やキハ38形が使われ、八王子~高崎間の直通列車もありました。
これらの気動車の一部は、久留里線に転用されたけど、久留里線のキハE130系の導入により、水島臨海鉄道(岡山県)や日本製の気動車王国であるミャンマー国鉄に譲渡されています。
水島臨海鉄道では、久留里線で活躍していたキハ30,37,38形の導入により、キハ20形が置き換えられていたけど、キハ205号車(元国鉄キハ20 321号車)だけがイベント用として残されています。
ひたちなか海浜鉄道では、元JR東海のキハ11形(ミャンマーに輸出されなかった3両)の導入により、旧型車両の4両のうちの3両が置き換えられるけど、残りの1両はイベント用として残されることが予想されているし。
今年9月30日は、埼京線の開業及び川越線の電化30周年を迎えるけど、30年前は、103系の3000番台(仙石線で活躍していたロクサン型の旧型車両から改造された車両)が使われ、20周年を迎えた2005(平成17)年10月2日まで活躍していました。
八高線の電化の時には、209系の他に、京浜東北線で活躍していた103系から改造された103系3100番台もありました。こちらは、かつての山手線の面影の残る車両として重宝されていたし。
東京総合車両センターの試乗会列車は、南北を試運転線を1往復するものであり、大宮総合車両センターとは違って、整理券なしで気軽に乗れるのが嬉しいです。
以前は乗車記念券が配布されていたけど、それが廃止されていたし。
昨年、一昨年と2年連続で鶴見線の205系が使われていたので、車両が替わったことも嬉しかったし。
昨年のイベントで鶴見線の205系に試乗した時も、友人(某マイミク氏)と一緒だったことを覚えています。
209系3000番台は、足回り品が原型のままとなっているけど、205系と共に今後の動向が気になります。
山手線のE235系が量産化されれば、E231系に動きが見られるのでそのはずであるし。
209系オリジナルのモーター音も聴けなくなることが予想されています。
このように、東京総合車両センターでのイベントで、友人と一緒に209系の試乗電車に乗ることが出来て良かったです。