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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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小田急ファミリー鉄道展での50000形50001F(VSE)

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10月17日に、小田急電鉄の海老名総合基地で行われた、小田急ファミリー鉄道展2015では、初の試みとして、箱根特急のフラッグシップであり大人気の50000形VSE車の50001Fが、10周年記念ロゴマークが貼り付けられた上で展示されていました。


この編成は、2004(平成16)年12月に日本車輌で製造され、翌年の2005(平成17)年3月19日に、50002Fと共に箱根特急(スーパーはこね号またははこね号)でデビューしていました。


こちらは、バリアフリー非対応のハイデッカー車だった10000形HiSE車の10021Fと10061Fの置き換え用として導入されたものであり、HiSE以来の展望席付きの連接車と、ロマンスカーらしいロマンスカーの復活として話題になっていました。


VSEは、喜多見検車区(人工地盤に覆われた車両基地)所属で、全て喜多見ベースの箱根特急運用となっているので、海老名検車区に入ることは、過去に行われたロマンスカーのフルラインナップやデビュー当時の報道関係の撮影の時くらいしかなかったです。


毎年恒例の小田急ファミリー鉄道展で、VSEを展示してくれませんか?という要望が高まっていたので、デビュー10周年を期に実現していたけど、3月19日から5月18日まで取り付けられていた10周年記念ステッカーが再び貼り付けられていたことは大サービスでした。


中間の3号車と8号車は、ロマンスカーカフェ、インフォメーションスペース、トイレ(男女共用のゆったりトイレ(車椅子、オストメイト対応の幅広タイプの洋式トイレ)、女性専用洋式トイレ、男性用小トイレ)・化粧室、サルーン席(3号車)、一般座席と車椅子スペース(8号車)から成っており、天窓もあります。


VSEの男性用小トイレは、列車の車内トイレとしては珍しく、小トイレのドア部分に確認用の窓が付いていないので、入ったらロックしておく必要があります。


カフェの反対側にあるパンフレットスペースは、デビュー当時喫煙ブースとして使われていたところであり、扉が設けられていました。


この時には、車内の公開は行われていなかったので、シートの座り心地や乗り心地等は実際に特急券を買って乗ってみて下さいということになっていました。


3号車にあるサルーン席(4人用セミコンパートメント席)は、3区画(12席)あり、新宿~町田間、1640円 新宿~小田原、箱根湯本間、3580円、町田~小田原、箱根湯本間、2480円の追加で乗れるけど、ボックス毎の販売となっているので、1人、2人、3人で乗った時でも知らない人と相席になる心配が無く、独り占めすることも可能であります。


小田急レストランシステム(小田急電鉄系のロマンスカーの車内販売や飲食店関連の会社)による50000形VSE限定のシートサービス(ロマンスカーカフェ)は、1995(平成7)年3月まで行われていた走る喫茶室と同様に、座席で注文し、座席まで持ってきてもらうサービスとなっており、専用のグラスに入ったVSE限定のプレミアムコーヒー(有機栽培豆が使われている)や生ビールも飲むことが出来ます。


この日は、VSEの1編成が使えなかったことで、7000形LSE車による代走も見られていたけど、そのうちのスーパーはこね13号と30号では、普段見ることが出来なくなったLSEのスーパーはこねの幕も、イベントに行くついでに撮影することが出来たという大サービスもありました。


自分は今回LSEによるスーパーはこね号を撮影出来なかったけど、一昨年10月27日に撮影したから充分であります。


スーパーはこね号(新宿~小田原間ノンストップの箱根特急)は、1996(平成8)年3月23日に、これまでのはこね号からの変更により30000形EXEと共に登場した列車で、当時は、7000形LSEのほか、10000形HiSE、20000形RSE、30000形EXEも使われていました。


現在定期のスーパーはこね号は、50000形VSEに統一されているけど、土休日に整備点検等で1編成使えない時には、7000形LSEも使われることになります。


小田急ロマンスカーの車両は、30000形EXEが海老名検車区所属で、他は全て喜多見検車区所属であることは、かつて経堂駅構内にあった経堂検車区の流れが組まれています。


小田急ファミリー鉄道展は、1997(平成9)年10月に海老名車両基地で行われた開業70周年記念鉄道展が原点であり、当時は3100形3161Fによるイベント列車であったゆめ70が展示されていました。


その2年後の1999(平成11)年10月16,17日からファミリー鉄道展として海老名車両基地で毎年10月中旬の土日に行われるようになっています。


イベント内容は残念なことにマンネリ化してきており、一昨年まで行われていた旧3000形SE車(ロマンスカーシリーズの元祖)の展示が行われていなかったことも衝撃的な出来事でした。


このように、50000形VSEが海老名車両基地に入ってくることは滅多にないので、今回のイベントで撮影することが出来て良かったです。


これをもちまして、小田急ファミリー鉄道展の撮影会会場の展示車両のレポートは以上となります。ご覧いただき、誠にありがとうございました。


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