Quantcast
Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5472

小田急ファミリー鉄道展での8000形8062F

$
0
0

こちらは、10月17日に、小田急電鉄の海老名総合基地で行われた、小田急ファミリー鉄道展2015で展示されていた、8000形の8062F(4連)です。


この編成は、1986(昭和61)年12月に川崎重工業で製造され、1993(平成5)年3月20日の改正まで、江ノ島線急行を中心に活躍していました。


リニューアルされたのは、2012(平成24)年11月のことであり、8060Fと共に東芝の子会社である東芝ライテック製のLED照明に交換されています。


小田急8000形は、1982(昭和57)年から1987(昭和62)年までの間に4連、6連各16本の160両が製造された車両であり、これまでの小田急電車の常識を打ち破るブラックフェイスの前面、9000形以来となる界磁チョッパ制御の採用による省エネ化などにより話題となっていました。


デビューしたのは、1983(昭和58)年3月22日のことで、当時は6両編成しかなかったけど、翌年の1984(昭和59)年には、4両編成も加わっていました。


8000形の導入により、2200,2220,2300,2320形(ABFM車)や2400形(HE車)が置き換えられていたので、車両の大型化の促進にも貢献していたし。


1984(昭和59)年には、8052Fと8257Fが、オレンジ、イエロー、ブラウンの帯の特別塗装車であるポケット号として活躍していたこともありました。


1987(昭和62)年の向ヶ丘遊園での蘭・世界博覧会の時には、8054,8055,8253,8262Fにラッピングが施されたオーキッド号として運転されていたけど、2002(平成14)年11月には、奇しくもオーキッド号と同じ8054,8055,8253,8262F(イベントカー扱いの編成)に小田急百貨店開店40周年記念ラッピング(小田急百貨店の包装紙と同じデザイン)も施されていたこともあったし。


新宿の小田急百貨店は、駅側が本館となっているけど、1962(昭和37)年11月に開店した当時は、現在の別館ハルク(ビックカメラも入っている)の部分が本館となっていました。


1967(昭和42)年11月の小田急百貨店の現在の本館の完成の時には、2600形(NHE車)の2661,2662F(5連)と、旧4000形の4001F(3連)が赤と金色の帯の入った特別塗装となっていたので、お買い物電車の歴史のワンシーンとなっていたし。


現在の本館の開業後に別館化された小田急ハルク(HALC)の由来は、当時リビング用品専門館だったことであり、HAppy Living Center)の略となっているけど、改装により2階から7階までビックカメラとなったことやリビング用品の本館への集約によりその面影がなくなり、別館ハルクの名称と共に、ハルクフード(デパ地下)、ハルクスポーツ(スポーツ用品売り場)、ハルクレストラン、食堂酒場ハル★チカにその名が残されています。


ハルクと言ってもかつてアメリカで放送されていたテレビドラマである超人ハルクとは無関係であるし。


小田急8000形の最終増備車は、1987(昭和62)年の10月に導入された4連の8065,8066Fであり、製造が1000形に移行されていました。


8000形の6連は、同年2月の8266Fまで製造されていたし。


2002(平成14)年度から2013(平成25)年度までの間に、リニューアルが行われ、初年度となった2002(平成14)年度には、6連である8251Fと8255Fが、界磁チョッパ制御、従来型のマスコンのままリニューアルされていました。


リニューアルの内容は、表示のLED化、座席のバケットシート化、車椅子スペースやLED案内表示の新設等で、同時期に導入された3000形に近いものとなっています。


2003(平成15)年度にリニューアルされた8254Fからは、3000形に準じたVVVFインバータ装置に交換され、電気指令式ブレーキ、左手操作式のワンハンドルマスコンとなったことで、省エネ化されています。VVVF化により6M2Tから3M3Tとなっていたし。


2007(平成19)年度にリニューアルされた車両からは、4000形に準じた内装、全密閉式電動機となり、8263Fからは、LEDが明朝体表示からゴシック表示に変更されています。


2005(平成17)年度にリニューアルされた8253Fからは、明朝体のフルカラーLEDとなっているので、LED表示が明朝体の3色表示、明朝体のフルカラー表示、ゴシック体のフルカラー表示の3種類となっています。


8000形の4連の更新は、2008(平成20)年の8051Fを皮切りに行われ、2013(平成25
)年度の8059Fと8061Fをもって完了していたけど、これらの編成には、SiCモジュール素子が試験的に採用され、1000形のリニューアル車に反映、正式採用されています。


6連のリニューアルは、2009(平成21)年度の8265Fをもって完了していたし。


このように、8000形のリニューアル化が長期に渡って少しずつ行われていたことで、幾度の変化が見られています。


8000形の4連は、リニューアル化されてからは、専ら8000形6連の電気指令式ブレーキのVVVF車とペアが組まれた10両編成で使われるようになった為に、小田原、藤沢寄りの先頭車である8162号車が先頭に立つことが少なくなっています。その電気連結器がむき出しになった状態も貴重だし。


2008(平成20)年3月の改正当時は、5000形や1000形と共に新松田、小田原~箱根湯本間の各停にも使われていたけど、現在は箱根登山カラー中心の1000形に固定されているし。


8251Fと8255Fは、界磁チョッパ制御車なので、小田原線の町田以西、江ノ島線、多摩線での6連単独での運用に使われています。


京王7000系では、初期に界磁チョッパ制御のままリニューアル化された編成も、後にVVVF化されていたのに対し、小田急ではそれが行われていないので、小田急の通勤型車両に界磁チョッパ制御車が残るという結果となっています。


特急ロマンスカーでは、7000形LSE車(7003Fと7004F)が直流モーター車となっているし。


小田急8000形は、1969(昭和44)年にデビューし、2012(平成24)年3月まで活躍していた5000形から受け継がれているアイボリーにロイヤルブルーの帯が特徴であるけど、5000形が全廃となってからは8000形だけとなっています。


このように、小田急のイベントで、8000形も撮影することが出来て良かったです。







Viewing all articles
Browse latest Browse all 5472

Trending Articles