続いては、11月7日に行われた豊田車両センターまつりで展示されていた、189系の復刻グレードアップあずさ塗装のトタM52編成と、長野総合車両センターで唯一残った189系のあさま塗装であるナノN102編成のグレードアップ塗装同士の並びです。
特急あずさ号は、以前篠ノ井線経由の長野発着もあったので、このような組み合わせは、長野駅でも見られていました。
長野発着のあずさ号は、グレードアップあずさも使われ、1991(平成3)年から1993(平成5)年までの間には、千葉から成田空港まで延長され、ウィングあずさ号として運転されていたこともありました。
グレードアップあずさの183系は、9両編成であり、千葉、長野、南小谷方面のほか、湘南新宿ライナー(現、ホームライナー小田原、おはようライナー新宿)号として小田原へも顔を出していたこともありました。
グレードアップあずさのリニューアル効果は大成功であり、それがグレードアップあさまにも結び付いたのであります。
M52編成は、クハ189-11+モハ188-41+モハ189-41+モハ188-38+モハ189-38+クハ189-509号車から成る6両編成で、そのうちのモハ189-38号車には、一昨年7月26日から27日までの間に東京から大垣まで、ムーンライトながら号で乗ったことがあります。当時はH102編成の末期だったし。
こちらは先頭車が1975(昭和50)年、中間車が1978(昭和53)年製であり、1978年には、2編成が編成単位で導入されたほか、12両化により中間車も追加で増備されていました。
N102編成は、クハ189-510+モハ188-40+モハ189-40+モハ188-32+モハ189-32+クハ189-9号車から成る6両編成で、M52編成と同様に、先頭車が1975(昭和50)年、中間車が1978(昭和53)年製となっているけど、1997(平成9)年の旧あさま号の廃止→快速妙高号の転用により現在の編成となったけど、全ての車両が旧あさま号の面影があります。
こちらはムーンライト信州に使われるほか、臨時のあずさ号やかいじ号にも使われているので、この時には、絵入りのマークが表示されるのが嬉しいです。
非対応の編成は、赤文字の特急表示となるので味気ない感じがするし。
M52編成は、H102編成時代に臨時のあずさ号に使われていた時には、特急表示だったけど、グレードアップあずさ塗装に変更されたと共に、あずさやかいじの表示も追加されたことが分かります。
189系の11両編成が、松本ではなく、長野の所属のままとなっていたのは、松本車両電車区→松本車両センターの有効長の関係であり、E351系(スーパーあずさ号)やE257系(あずさ、かいじ号)が分割で置かれるのはその為であります。
来年導入予定の新型のE353系(次期のスーパーあずさ号)が、9+3の12両編成となるのは、松本車両センター対策だけでなく、大糸線(松本~南小谷間)への乗り入れの関係もあります。
篠ノ井線の松本~長野間に、E257系の9両編成による快速があるのは、長野発着のあずさ号の名残であり、検査の時の長野総合車両センターへの出入を兼ねています。
このイベントに行ったきっかけは、Twitterでのつぶやきで、189系の並びがアップされていたことを見たことであり、同日行われていた京葉車両センターや国府津車両センターのイベントよりも豊田車両センターのイベントを選んだのであります。
189系同士のところで人だかりが出来ていたのはそのはずであり、注目されていたことが分かります。
このように、豊田車両センターのイベントで、メインである189系同士の並びを撮影することが出来て良かったです。
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豊田車両センターの189系の並び
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