11月29日は、京成上野から八千代台まで、京成電鉄の新AE形(スカイライナーの車両)のトップナンバーのAE1Fによる、イブニングライナー61号(京成成田行き)に乗りました。
この列車は、京成上野駅を18時ちょうどに発車するイブニングライナーの一番列車であり、京成成田までしか行かないので、成田空港への利用客にとっては注意が必要となります。
その後に、成田スカイアクセス線経由成田空港行きのスカイライナー53号(下りの最終スカイライナー)、京成本線経由成田空港行きのイブニングライナー63号が続くことになるし。
イブニングライナー(夕方以降の下りのみ運転)は、京成上野→京成成田間が3本(61,69,71号)、京成上野→成田空港間が4本(63,65,67,73号)の計7本
モーニングライナー(朝の上りのみ運転)は、京成成田→京成上野間が2本(60,62号)、成田空港→京成上野間が2本(64,66号)の計4本であり、朝の成田空港発のライナーは、成田空港 7時28分(土休日は7時34分)発のスカイライナー2号(成田スカイアクセス線経由)が最初であり、その後に、イブニングライナー64号(京成本線経由)→スカイライナー4号→モーニング66号→スカイライナー6号と続くことになります。
成田空港は、以前国際線が当たり前であり、颯爽と海外旅行に出掛けるというイメージが強かったけど、LCCの相次ぐ就航により、国内線も充実してきており、スカイライナーでは、LCC対策によるダイヤが組まれています。
LCC(ジェットスター・ジャパン、バニラエア、春秋航空日本)専用ターミナルである第3旅客ターミナルへは、空港第2ビル駅から行くことになるけど、国内線の一部(ANA(全日本空輸)、Peach Aviation(ピーチ)、IBEXエアラインズ)は、第1旅客ターミナル(終点の成田空港駅で下車)発着となるので注意が必要となります。
ANAの国際線も、国内線を含めて第2旅客ターミナルビル(空港第2ビル駅下車)発着となっているJAL(日本航空グループ)とは異なり、第1旅客ターミナルビル(成田空港駅下車)発着であるし。
逆に、羽田空港からも気軽に海外に行けるようになったので、時代は変わったなと思いました。
イブニングライナーの途中停車駅は、日暮里、青砥、八千代台、京成佐倉、京成成田、空港第2ビルで、京成上野から青砥までの短距離利用も可能となっています。その場合は最後部の8号車に割り当てられることになるし。
モーニングライナーは、途中空港第2ビル、京成成田、京成佐倉、八千代台、青砥、日暮里に停車し、京成上野へと向かう列車であり、八千代台では、上りホームの最後部に乗車口や整列場所があることを確認しています。
今月(12月)5日から、イブニングライナーとモーニングライナーが通勤ライナータイプの号車指定制(座席定員制)から、スカイライナーと同様の座席指定制に変更され、11月29日まで定期運用が行われていたシティライナーと同様に、京成船橋駅にも停車するようになります。
イブニングライナーとモーニングライナーのライナー券は、大人410円均一であるけど、全席指定化後も据え置きとなるし。
京成上野、日暮里から空港第2ビル、成田空港へのライナー料金が、スカイライナーで1230円することに対し、イブニングライナーやモーニングライナーの場合は410円と安いので、気軽に乗ることが出来ます。
スカイライナーが成田空港までまっしぐらという空港アクセス専用であるのに対し、モーニングライナーとイブニングライナーは、成田空港利用客のみならず、これまでのシティライナーと同様に途中駅からの利用も可能であり、スカイライナーより安い料金で、スカイライナーの車両に乗れるということでお得な列車であります。
イブニングライナーとモーニングライナーは、JR東海の静岡エリアのホームライナーの一部や、東武東上線のTJライナーと同様に、土休日にも運転されている通勤ライナーなので、行楽や買い物帰りはもちろんのこと、休日出勤の人たちにとっても有り難い列車でもあるし。
今回乗ったイブニングライナーのライナー券は、通常の切符と同じ小型のサイズであり、区間が指定されていないので、八千代台で降りる予定を京成佐倉、京成成田までに変更することも自由でした。
全席指定化されれば、スカイライナーと同じサイズに変更されることが予想されます。
京成上野駅での乗車口は、2号車と3号車であり、京成上野からの乗車分では、2,3,4号車に指定されていました。
乗車時の整列の時のライナー券の拝見では、鋏を入れてもらったので、貴重な風景でした。
こちらは、自動改札機やICカードの普及により都会で貴重な風景となっているのはそのはずであり、12月5日の全席指定化後にはどうなるのか気になります。
今回は、サービスコーナーのある4号車に乗ったけど、自由席扱いなので空いている席に着席しました。
新AE形のサービスコーナーは、4号車の成田空港寄りにあり、自動販売機が、SUNTORY(サントリー)の1基のみで、11月29日までシティライナーで定期運用されていたAE100形よりも狭くなっています。
新AE形のサービスコーナーの目印は、海側に丸い小窓が縦に3つ並んでいることです。
トイレ・化粧室、車椅子対応座席は5号車にあるので、AE100形と比較して入れ替わっていることが分かります。
AE100形は、サービスコーナーとトイレ・化粧室が隣り合っていたし。
5号車にある新AE形のトイレは、山側に車椅子対応の洋式トイレ(誰でもトイレ)と男性用小トイレ(日本の鉄道車両としては珍しいフランス製)、海側に通常幅の洋式トイレと洗面所があり、男性用小トイレが、AE100形の2ヶ所から1ヶ所に減らされています。
この部分の外側の壁には、スカイライナーのロゴマークがあるし。
乗った時には、上下異なるBGMが流れているけど、イブニングライナーやモーニングライナーでも流れています。
このBGMは、新AE形のミュージックホーンや車内放送のチャイム(こちらも上下で異なっている)と共に、鉄道関連のサウンドプロデューサーである向谷実氏によってプロデュースされています。
京成上野から八千代台までの所要時間は約40分間だったので、京成上野からスカイライナーで空港第2ビルまで行った時に匹敵していました。
京成本線の場合はカーブが多く、最高速度が110Km/hとなっているので、イブニングライナーやモーニングライナーで、スカイライナーよりも時間が掛かるのもそのはずであります。
スカイライナーよりも安く、長く乗ってられることもイブニングライナーやモーニングライナーの良いところだし。
こちらは、北陸新幹線(E7系またはW7系)のグランクラスで金沢まで行く時に、速達タイプのかがやき号よりも、主要駅にも停車し、長く乗ってられるはくたか号がオススメであることと同様であります。このことは北陸新幹線の普通車やグリーン車でも言えることだし。
京成高砂を通過するまでは、スカイライナーと同じルートなので、京成高砂を通過した後に京成本線経由らしさが表れていました。
京成船橋を通過した時には、乗客を乗せたまま味わうことが出来なくなるシーンとなるんだなということを感じました。
シティライナーの時は、ホーム上でライナー券を買う方式となっていたけど、イブニングライナーやモーニングライナーになってからは、改札内コンコースに移設されることになります。
八千代台に到着。八千代台は京成佐倉駅と同様に利用客の多い駅であり、降りる人も多かったです。
八千代台駅の東口には、ユアエルムがあり、bayfmによるラジオの収録イベントも行われることもあります。
本当はステーション♪のサクライフに因んで京成佐倉まで乗ることを考えていたけど、京成佐倉まで行くのを断念し、前回と同様に八千代台までにしたのであります。
新AE形に乗ったのは、2010(平成22)年10月21日に京成上野から八千代台までイブニングライナーで乗った時以来5年ぶりでした。