1月2日は、銚子電鉄の銚子駅と外川駅で、2000形(元京王2010系→伊予鉄道800系)の2001F(復刻京王グリーン車塗装)を撮影しました。
この日は、2001Fが通常の運用に就き、2002F(レトロカラー編成)が、正月3が日の臨時列車に入っていたので、日中にも笠上黒生駅での交換シーンを見ることが出来ていました。
昨年1月3日に乗りに行った時と変化した点は、前面の車番表示が復活したことであり、ヘッドマークの代わりに、賀正2016の表示がありました。
2001号車の前面の車番表示は、京王時代と同じ位置であり、京王れーるランドにあるデハ2015号車を思い出しました。
昨年は2015年ということで2015号車が何かと話題になった年でもあったし。
銚子電鉄では、デハ1001号車の置き換え用として、元伊予鉄道700系モハ713+クハ763号車(元をただせば京王5000系5100番台デハ5103+クハ5854号車)が入ってきているので、かつて2002Fが纏っていた京王5000系カラーに変更されることが予想されます。
これが実現すれば、京王れーるランドにある5723号車と2015号車で見られるような組み合わせが再び銚子で見られるようになります。
伊予鉄道では、普通鉄道、路面電車、バスの全てが新CI塗装であるオレンジ一色に変更される予定であり、廃車とならなかった700系もオレンジ色となっているし。
伊予鉄道のバス部門は、子会社である愛媛日野自動車を受け持っている絡みにより、日野車で統一されています。
5103Fを含めた京王5000系5100番台の初期形は、2700系の一部の電装解除に伴う電装品の流用により新製された為に吊り掛けモーター車として親しまれていたけど、早い段階に京王から追われて伊予鉄道入りし、台車の交換によりカルダン化されていました。
2001F(デハ2001+クハ2501号車)は、伊予鉄道時代にモハ822+クハ852号車を名乗っていた編成であり、1962(昭和37)年に京王デハ2070+サハ2575号車として製造されていたので、2002Fと共に50年を越えても現役の電車であります。
翌年の1963(昭和38)年4月1日に地下化される前の京王線の新宿駅付近(甲州街道の路面を通っていた区間)の面影の残る車両でもあり、京王れーるランドにあるデハ2015号車もここを走っていました。
元京王5000系の初期車は、1963(昭和38)年の京王線の1500Vへの昇圧化により導入された編成であり、こちらも製造されてから50年越えています。
引退予定のデハ1001号車のほうも、1960(昭和35)年に製造されてから55年経っているので、銚子電鉄の電車が全て車齢50年越えの車両となっているし。
京王の復刻グリーン塗装は、キャベツ畑の中を走る銚子電鉄にも似合っていると思っています。