2月20日は、清滝から高尾山まで、高尾登山電鉄(高尾山ケーブルカー)のもみじ号に乗りました。
高尾山ケーブルカーは、あおば号(黄色にオレンジ色と黄緑色の塗り分けの101号車)と、もみじ号(黄色にオレンジ色と赤色の塗り分けの102号車)の2両により、山麓の清滝駅と、標高472mの高尾山駅(高低差271m)を結ぶケーブルカーで、31度18分の日本一の急勾配区間を通るのが特徴であります。
高尾登山電鉄は、御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー、リフト)のような京王グループではなく、武蔵野不動産が筆頭株主となっているけど、京王電鉄による出資もあることで仲が良い状態だと言われています。
高尾登山電鉄の路線は高尾山ケーブルカーと高尾山エコーリフトがあり、エコーリフトは、山麓駅(ケーブルカーの清滝駅に隣接)と山上駅の間を結ぶ2人乗りのリフトとなっていて、ケーブルカーと乗り比べることが出来ます。
高尾山ケーブルカーの車両は、2008(平成20)年12月23日に導入された京王重機整備製の車両であり、1968(昭和43)年から2008年まで使われていた先代車両のあおば号ともみじ号の愛称名が受け継がれています。
今回登る時に乗ったもみじ号は、高尾山の秋を彩る紅葉に因んで名付けられたものであり、秋になればその名の通りの紅葉の風景が広がることになります。
紅葉シーズンには、ケーブルカーで行列が出来るほど賑わうことになるし。
こちらは、京王グループの御岳山ケーブルカーと似ている点があり、御岳山ケーブルカーでは、同じ2008(平成20)年3月に現在の京王重機整備製の車両(日出号と青空号、のちの武蔵号と御嶽号)に更新されています。
一昨年10月に武蔵号と御嶽号に変更されてからは、緑色と赤色の塗装となり、京王グループの証であるKEIOのロゴが入るようになっているし。
御岳山ケーブルカーは、武蔵御嶽神社への参拝輸送に使われているので、高尾山ケーブルカーが高尾山薬王院への参拝輸送に使われていることや、初詣客輸送に伴う終夜運転が行われていることによる共通点があります。
御岳山ケーブルカーは、滝本駅と御岳山駅を結ぶ路線であり、JR青梅線の御嶽駅からケーブル下まで西東京バスに乗っていくことになっているけど、3月31日までの間は、巻き上げ設備の更新により、全面運休となっているので注意が必要であります。
御岳山ケーブルカーでは、現在の車両に変わってからは乗ったことがあるけど、新デザインに変わってからは一度も乗ったことがないので乗りに行きたいと思っています。
高尾山ケーブルカーが出来たのは、1927(昭和2)年1月21日のことであり、戦時中の1944(昭和19)年2月11日に運転が休止されていました。
1949(昭和24)年10月16日に運転が再開され、1968(昭和43)年に全自動制御の大型ケーブルカーに変わり、2008(平成20)年12月に新型車両に置き換えられたことで現在に至っています。
エコーリフトは、1964(昭和39)年10月10日に開設されていたけど、当初は1人乗りとなっていました。
現在のような2人乗り車両に変わったのは、1971(昭和46)年9月のことであります。
清滝駅を出た後、トンネルに入り、中間地点の交換地点へ。こちらでは、山を下るあおば号との離合のシーンを見ることが出来ました。
高尾山ケーブルカーは、15分間隔の運転であり、このような離合のシーンを見ることが出来ます。
3月7日から11日までの間には、定期点検による臨時ダイヤとなり、12時台を除いて30分間隔の運転となります。
その後、31度18分というケーブルカーとしては日本一の急勾配区間に差し掛かり、トンネルを抜けてから高尾山駅に到着していました。
高尾山ケーブルカーには、現在の車両に変わってから初めて乗ったのは、8月15日のことであり、昨年2月14日は、清滝から高尾山までケーブルカーに乗り、山上から山麓までエコーリフトを使って下りました。
今回ケーブルカーに乗ったのは、昨年2月14日のあおば号以来であり、もみじ号に乗ったのは、2013年の8月15日以来でした。
6月から10月までの間には、高尾山駅で高尾山ビアマウントという夜景を楽しみながら楽しむ山の上のビアガーデンのイベントが行われているけど、それに合わせてケーブルカーの運転時刻が延長されています。
2月15日から3月1日までの間は、エコーリフトが設備点検の為に運休となっているけど、この日は残念なことに運休日に当たっていました。
この時に雨の中では乗っていられないと思っていたのでちょうど良かったです。
高尾山ケーブルカーやエコーリフトのチケットは、SuicaやPASMOなどのICカードでも買うことが出来ます。
雨だったので、天候に恵まれた土休日よりも空いていたので楽しむことが出来ました。
高尾登山電鉄のホームページは、高尾山公式ホームページでもあり、ケーブルカーやエコーリフトだけでなく、高尾山に関する情報も出てきています。