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京成新3000形による3社1局直通運転ヘッドマーク付き列車


5月28日は、押上(スカイツリー前)から京成高砂まで、京成電鉄の新3000形の3030Fによる、3社1局直通運転開始25周年記念ヘッドマーク付き列車に乗りました。


京成新3000形は、2003(平成15)年2月1日に、約10年間製造されていた3700形に代わる京成グループの統一規格の電車としてデビューしたけど、当初は8連の3001Fと6連の3002Fの1編成ずつとなっていました。


当時(2003年)はテツandトモ(お笑いコンビ)による「なんでだろう~」が新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれていたけど、日本のテレビ放送(NHK、日本放送協会)の放送開始から2月1日(京成新3000系のデビュー当日)で50周年を迎えていたことにより、♪50年~50年~テレビが50年と、なんでだろうのメロディーに乗せて歌われていたことを覚えています。


なんでだろう~は、当時フジテレビ系で放送されていたテレビアニメであるこちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)のエンディングテーマとして使われていたなんでだろう~こち亀バージョンでもお馴染みであるし。


お笑いコンビの歌手活動で大ヒットしていたことで、昨年2月4日にリリースされたクマムシの「あったかいんだからぁ♪」を思い出します。


因みに日本のテレビ放送がNHKのアナログ総合放送(NHK G)として開始されていたのは、1953(昭和28)年2月1日のことで、当時は千代田放送会館のある千代田区紀尾井町から送信されていました。


同年8月28日には、日本テレビ(日テレ)が日本初の民間放送テレビ局(民放)として開局し、精工舎提供によるテレビCMも初登場していたので、1953年は、日本のテレビ放送元年でもありました。


1954(昭和29)年に登場した京成1600形は、日本初のテレビカーであり、京成電車の歴史にも関連してきます。


京阪電車では、その年の8月から2013(平成25)年3月の旧3000系の全廃の時までテレビカーがあったことでも有名であり、京阪と言えばテレビカーという時代が長く続いていました。


千代田区紀尾井町と言えば、ホテルニューオータニがあることで有名であります。


2003年と言えば、3月19日に営団地下鉄(当時)半蔵門線が押上まで延長され、東武線との直通運転されていたことでも話題となっていました。


京成の車両の製造メーカーは、1970年代後半から続いている東急車輛製造→総合車両製作所横浜事業所と日本車輌で、1970年代後半以降の京王電鉄と同じであります。


1973(昭和48)年までは、川崎重工業でも京成の車両が製造されていたことは、日立製作所で京王の車両が製造されていたことと同じことであるし。


2008(平成20)年の3025Fまでは赤電系列だった3200形や3500形未更新車の置き換えにより6連のみで導入され、6連(京成本線の普通列車、千葉線、千原線)が殆ど新3000形に置き換わっていたし。


2009(平成21)年から2010(平成22)年に掛けて、2010年7月17日に開業した成田スカイアクセス線(京成成田空港線)のアクセス特急用として新3000形3050番台(新3050形) の8連6本(全て日本車輌製)が導入されたので、3001Fしかなかった新3000形の8連が増えたことになりました。


現在京成の本社のある本八幡(都営新宿線、京成八幡駅に隣接)に乗り入れている京王電鉄の9000系30番台(地下鉄乗り入れ対応の10両固定編成)は全て日本車輌で製造されたので、京成の3000形3050番台と共通しています。


2013(平成25)年に最後の赤電系列だった3300形の置き換え用として3026Fと3027Fが導入されたけど、3050形でない3000形の2本目が登場した時でもありました。


これらの編成の導入により、3300形のリバイバル塗装が全廃となっていたし。


一昨年に3028Fが、昨年に3029Fと3030Fが導入され、最後まで残った3300形と、北総鉄道の7260形(リース車)が全廃となっていました。


今年導入された3000形は、3031Fと3032Fで、3500形の未更新車の置き換えにより8年ぶりに6連(普通列車や千葉線、千原線にも使える)で導入されたことで話題になっています。


今年度(来年3月までの間)は、8連2本と6連1本が導入される予定であるけど、残りの3500形未更新車のほか、3600形や3400形が置き換えのターゲットとなっています。


3600形は先頭T台車で京急線に乗り入れることが出来ず運用上のネックとなっていること、3400形は、旧AE形(初代スカイライナー)の車体乗せ替えから20年以上経っており、普通鋼製の車体や旧AE形の足回り品が老朽化していることにより、置き換えのターゲットとなったのであるし。


3030Fは、日本車輌製で昨年3月3日に営業運転が開始されたので、最後まで残った3300形の置き換え用であることが分かります。


成田スカイアクセス線経由のアクセス特急(羽田空港国内線ターミナル、西馬込、京成上野~成田空港間)のK運用は、3050番台が優先的に使われているけど、たまに新3000形の8連や3700形の120Km/h対応編成が使われることもあります。


3700形によるアクセス特急は、新3000形の8連の増備により見られなくなりつつあるし。


逆に、3000形3050番台が京成本線経由の運用に入ることもあるけど、以前京成佐倉駅でそれを見たことがあります。


子会社の新京成電鉄では、N800形(京成新3000形の新京成バージョン)のN848Fの導入により8000形の8510Fが廃車となっていました。


これにより新京成の8000形は、残り3編成となってしまったし。


このような京成新3000形ベースの京成グループ統一規格電車は、京成電鉄新3000形や新京成電鉄N800形のほか、北総鉄道の7500形、千葉ニュータウン鉄道の9200形も挙げられています。


北総開発鉄道(現、北総鉄道)の京成高砂~新鎌ヶ谷間の開業による3社1局(京浜急行電鉄(京急)、京成電鉄、北総鉄道、東京都交通局)の直通運転が開始されたのは、1991(平成3)年3月31日のことで、今年で25周年を迎えていました。


その12日前の同年3月19日には、京成成田~成田空港間(ターミナルビルの地下に直接乗り入れ)の空港新線が、JR成田線の成田~成田空港間と共に開業し、JR成田エクスプレスが登場していたので、こちらも25周年を迎えていたし。


京成押上線は、押上(スカイツリー前)と青砥の間を結ぶ路線であり、京成本線と都営浅草線を繋ぐ路線なので、阪神なんば線(大阪難波~西九条~阪神尼崎間)が阪神本線と近鉄線を繋ぐ路線であることと同様の役割を果たしています。


2012(平成24)年5月22日に東京スカイツリータウンが出来てからは、京成沿線や成田空港から東京スカイツリータウンへのアクセス路線となったし。


1979(昭和54)年3月9日の北初富~新鎌ヶ谷信号所~小室間の開業から始まった北総線は、京成高砂~新鎌ヶ谷間の開業により都心と結ばれ、2010(平成22)年7月17日の成田スカイアクセス線の開業により、成田空港へのスピーディーなアクセス路線へと進化していました。


現在日暮里と空港第2ビルの間が新AE形によるスカイライナーによって最速36分で結ばれていることは、新線区間で160Km/h、北総線区間で130Km/h運転が行われていることのお陰であります。


京成または京急の車両によるアクセス特急は、京成高砂~成田空港間で120Km/h運転が行われているので、京急の快特(品川~横浜間)での120Km/h運転の実績があることの証でもあるし。


3社1局直通運転開始25周年記念ヘッドマークは、京成新3000形の3030Fのほか、都営5300形の5325F、京急新1000形の1025F、北総7300形の7318Fにも付いており、ヘッドマークには、これらの車両のイラストが書いてあります。


都営浅草線の泉岳寺~西馬込間は、日中は約20分間隔で運転されている京成佐倉~西馬込間の直通列車(京成車で、平日には京急車もあり)を除いて泉岳寺~西馬込間の区間運転であり、京成佐倉~西馬込間の列車は、泉岳寺駅で始発の三崎口行きの快特(原則的に京急2100形が使われている)に接続しています。


このように、ヘッドマーク付きの京成3030Fを撮影することが出来て良かったです。


これらのヘッドマークは、6月末まで取り付けられる予定となっています。



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