6月23日は、渋谷駅東口(渋谷ヒカリエ前)から、洗足駅まで、東急バスのM572(品川200か28-50)号車の三菱ふそうエアロミディMK(PA-MK27FH)による渋71系統(東急バス洗足線)に乗りました。
この路線は、2007(平成19)年3月16日から、今年2月28日まで、下馬営業所(東急トランセによる委託)で運行されていたけど、今年3月1日に、9年ぶりに元の目黒営業所(東急バス直営)に戻されたということで、今回乗ったのであります。
M572(品川200か28-50)号車の三菱ふそうエアロミディMK(PA-MK27FH)は、2005(平成17)年3月に、青葉台営業所(横浜市青葉区、営業所記号はAO)に配置され、横浜200か16-39号車として、青葉台(横浜市青葉区)エリアで活躍していました。
青葉台の地名は、東京都目黒区にもあるので、区別する為に横浜市青葉区青葉台と呼んでいるし。
青葉区は、宮城県仙台市にもあることから、横浜市を併記しています。
横浜市の青葉区は、1994(平成6)年11月6日に、港北区及び緑区(横浜市)の一部からの移管により、都筑区と共に出来た区であるし。
緑区は、横浜市のほか、名古屋市、千葉市、さいたま市、相模原市にもあり、神奈川県には2つの緑区があります。
昨年1月には、渋72系統(不動線)で活躍していた中型車(M300番台の日野レインボーHR)の置き換え用として、570,571号車と共に、品川ナンバーに変更された上で目黒営業所に移り、日野レインボーシリーズが当たり前だった不動線(渋72系統、渋谷駅東口~目黒不動尊経由~五反田駅間)に、三菱ふそうエアロミディも加わったことで話題になっていました。
これらの車両が目黒営業所入りしていた当時は、新車として登録された日野レインボーⅡ(M1406~1409号車)と同様に、渋72系統専用車となっていたけど、渋71系統が下馬から目黒に再移管されてからは、以前と同様に渋71,72系統での共通運用となっています。
渋71系統の下馬から目黒への移管により、一部の車両が目黒営業所(品川ナンバーの地域である目黒区)へと移っていたけど、ナンバー変更せずに済むように、世田谷ナンバーではなく、品川ナンバーの車両(三菱ふそうエアロミディMKまたはエアロミディ-S、日野レインボーⅡ)が移されていました。
世田谷ナンバーで登録された下馬営業所所属車(日野ブルーリボンⅡ、SI1402,1403,1420号車)が、下馬営業所に残留し、野沢線専用車となったのはその為であるし。
今回乗った三菱ふそうエアロミディは、2004(平成16)年に改良されてから、2007(平成19)年に一旦製造が打ち切られる前に導入された三菱ふそう純正車体であります。
三菱ふそうエアロミディは、2011(平成23)年12月に改良の上で三菱ふそう純正車体での生産が再開されたけど、6速のマニュアルトランスミッションしかないということは変わりはないです。
京王グループの西東京バスで、三菱ふそう車の導入が再開された時に、エアロミディが導入されていたのは、扱いやすさだけでなく、貴重なマニュアル車だからだと思われます。
東急バスの三菱ふそうの中型車と言えば、1981(昭和56)年から1993(平成5)年まで、淡島営業所所属で渋61系統(渋谷駅西口~初台駅間、初台線)及び渋55系統(渋谷駅西口~幡ヶ谷折返所間)を中心に活躍していたK-MK116H型を思い出します。こちらはキノコ型クーラー搭載の冷房車だったことを覚えています。
渋61系統は、2000(平成12)年6月16日に京王バスとの共同運行、2002(平成14)年6月1日に全て京王便となり、現在は中野営業所の路線となっています。
以前は、渋谷駅~代々木八幡駅入口間が渋66系統(渋谷駅西口~阿佐ヶ谷駅間、都営バス杉並支所と京王バス東の永福町営業所の共同運行)と同じルート(初台行きは西武百貨店、渋谷行きは東急百貨店本店経由)だったけど、現在は、往復共に松涛通り、山手通り経由に変更されているし。
渋55系統は、現在でも東急バス淡島営業所(トランセ委託)による運用で、渋31系統(渋谷駅西口~下馬一丁目循環、三宿線)と共通運用の中型車が使われています。
東急バスの青葉台営業所は、1981(昭和56)年6月に開設された営業所であり、これまでは、高津営業所所属の路線でありました。
青葉台営業所が開設された1981年6月は、品川区にあった中延営業所(営業所記号はNだった)が入れ替わりに廃止されていたので、事実上の郊外移転となっていたし。
東急バスの営業所のうち、神奈川県にあるのは、高津、新羽、青葉台、虹が丘、東山田の各営業所であり、虹が丘営業所は、1986(昭和61)年8月23日に、多摩田園都市エリアのバス路線の増強の為に新設された営業所であります。
東山田営業所は、1993(平成5)年11月1日に、東急東横線の日吉駅付近にあった日吉営業所からの移転によって開設された営業所であり、Hの記号が横浜ナンバーと共に受け継がれています。
神奈川県にある東急バスの営業所のうち、一般路線として東京都内に乗り入れているのは、高津営業所だけであり、渋谷駅~二子玉川駅、高津営業所間の渋12系統、二子玉川駅~砧本村間の玉06系統、二子玉川駅~向ヶ丘遊園駅南口間の向02系統が該当しています。
逆に、東京都内の営業所の一般路線で、神奈川県に乗り入れているのは、荏原営業所所属の反01系統(五反田駅東口、荏原営業所~川崎駅西口北(ラゾーナ前))間と、瀬田営業所所属の玉11系統(二子玉川駅~多摩川駅~武蔵小杉駅間、土休日のみ武蔵小杉に乗り入れ)となっているし。
この時には、渋72系統(不動線)の日野レインボーⅡであるM1401(品川200か27-99)号車(下馬営業所で最後に登録されていた品川ナンバーの車両)を見ることが出来ました。
こちらも渋71系統洗足線の目黒営業所への再移管によってM1400(品川200か27-98)号車と共に下馬営業所から転入してきた車両であり、これらの2台には、前面に標準仕様ノンステップバスのステッカーが付いているので、生え抜きのM1406~1409号車と見分けることが出来ます。
昨年下馬営業所に唯一の世田谷ナンバーの大型車として導入されていたSI1404(世田谷200か・・11)号車の日野ブルーリボンⅡは、専ら恵32系統(恵比寿駅~用賀駅間、エビス線)で活躍していたけど、今年3月1日に、エビス線の瀬田営業所への移管と共に瀬田営業所入りし、SIからIが取れてS1404号車となっていました。
瀬田営業所も同じ世田谷区にある営業所であることから、世田谷ナンバーのまま移すことが出来たのであります。
下馬営業所の大型車は、エビス線のほか、下馬営業所時代の森91系統(大森操車所~新代田駅前間、環七線)にも使われていたこともありました。
渋谷駅東口は、都営バスがメインであり、銀色の車体に赤帯の東急バスが目立っています。
東急バスの銀色の車体に赤帯の塗装は、東京急行電鉄のバス部門(東京急行バス)時代からの伝統であり、ノンステップバスには青色の帯も入っています。
逆に西口に行くと前述の渋66系統で都営バスが目立つ状態となっているし。
渋谷駅西口は、東急バスのほか、京王バスや小田急バスもメインで使われているのでそのはずであります。
渋71系統は、代官山駅入口から東急東横線の代官山駅に行くことが出来るけど、正覚寺前バス停から歩いて東急東横線と東京メトロ日比谷線の中目黒駅まで歩いて行くことが出来ます。
目黒区総合庁舎前を通る路線ということで、同じ目黒区の洗足エリアから目黒区役所(目黒区総合庁舎)に行くのに便利な路線であるし。
2003(平成15)年に移転される前の旧目黒区役所も、渋71系統の沿線にあったので、洗足と目黒区役所を結ぶ路線であることには変わりはないです。
下馬営業所の時代には、祐天寺または目黒中央中学校から回送されていたけど、目黒営業所所属に戻されてからは、清水バス停での出入庫となっています。
洗足エリアの狭い道路に入る手前である清水庚申バス停では、目黒営業所から近いことにより乗務員交代が行われていました。
このように、所属営業所の前及びその近くを通る時には、途中での乗務員交代が行われることもあることが分かります。
洗足駅では、もちろん記念撮影しました。
このように、東急バス洗足線の三菱ふそうエアロミディに乗ることが出来て良かったです。