6月26日は、目黒駅から、弦巻営業所まで、東急バスのT8737(品川200か17-64)号車の日野レインボーHR(PK-HR7JPAE)による黒07系統(東急バス深沢線)に乗りました。
この時に乗ったT8737(品川200か17-64)号車の日野レインボーHR(PK-HR7JPAE)は、2007(平成19)年に導入された中型ロング車(中型車ベースのロングボディ車)で、他の中型ロング車と同様に、黒07系統(目黒駅~弦巻営業所間、深沢線)のほか、都立01系統(都立大学駅北口~成城学園前駅間、学校線)、森91系統(大森操車所~新代田駅間、環七線)、園02系統(田園調布駅~世田谷区民会館間、上町線)を中心に使われています。
2007(平成19)年度に導入された東急バスの車両は、8700番台と変則的となっているし。
日野レインボーHRは、2010(平成22)年まで日野(HINO)ブランドで製造されていた中型車及び中型ロング車であり、いすゞ自動車にエルガJとしてOEM供給されていたこともありました。
現在日野の路線バスタイプの車両は、大型車(ブルーリボン)、中型車(レインボー)共に、いすゞのバス(エルガまたはエルガミオ、ジェイ・バス宇都宮事業所(旧、いすゞバス製造製))が日野ブランドとしてOEM供給されているので、このレインボーHRは、日野らしい日野のバスでもあります。
こちらは、日野のバスのファンであるステッシャー(ステーション♪のファン)の友人のS氏にとってたまらない車両でもあるし。
大型観光バス、高速バスタイプのセレガ(東急バスや東急トランセにもある)や中型観光バスタイプのメルファ、小型路線バスのポンチョ(ハチ公バスなどに使われている)は、ジェイ・バス小松事業所(旧、日野車体工業)製で、こちらも日野らしい日野のバスと言われているけど、日野ブルーリボンシティハイブリッドもこうなっていました。
現在はセレガがガーラ、メルファがガーラミオとしていすゞにOEM供給されているし。
以前製造されていた日野リエッセは、いすゞにジャーニーJとしてOEM供給されていました。
ポンチョは、日野自動車による専売で、いすゞ自動車にOEM供給されていないので、いすゞ自動車には小型の路線バスがないことになっています。
現在は中型ロングの路線バスの製造が行われていないので、新車では大型車または中型車で賄うことになるし。
弦巻営業所には、中型車のレインボーHRや三菱ふそうエアロミディMKもあるので、中型車で4メーカー揃っています。
昨年5月2日に反11系統(五反田駅~世田谷区民会館間、小山線)で乗ったT600号車(日産ディーゼルスペースランナーRM)も、黒06系統、等11系統、渋52系統にも使われているし。
目黒駅では、西口のJR改札側の5番乗り場から発車。
この時に、黒09系統(目黒駅~野沢龍雲寺循環、野沢線)に使われていた下馬営業所の復刻初代観光バス塗装車であるSI1126号車の日野レインボーⅡを見ることが出来ました。
こちらは下馬営業所所属だった頃の渋71系統(洗足線)で乗ったことがあります。
目黒駅を出た後、目黒通りを進み、都立大学駅北口へ。この時に目黒営業所のある清水を通りました。
目黒通りでも、初代観光バス塗装のM1175号車を見ることが出来たし。
東急バスの黒07系統(深沢線)は、1999(平成11)年9月1日に、学校線(当時は黒05系統として目黒駅~成城学園前駅間で運転されていた)からの独立により新設された路線であり、当初は目黒営業所所属で、弦巻営業所構内で折り返すだけの目的となっていました。
2007(平成19)年3月16日に弦巻営業所に移管されているので、学校線が目黒駅まで乗り入れていた頃の名残のある路線となっています。
学校線は、1994(平成6)年に都立大学駅北口発着の都立01系統に変更され、八雲→都立大学駅北口→八雲間で時計回りでの循環運転が行われています。
1970(昭和45)年まで、渋谷駅から恵比寿駅、目黒駅、都立大学駅、桜新町駅を経由して成城学園前まで行っていたので、渋24系統の迂回バージョンでもありました。
学校線の由来は、学校名を冠したバス停を通ることが多いことであり、都立大学駅北口発着となった今でもこうなっています。
めぐろ区民キャンパスは、東京都立大学(現、首都大学東京)の八雲キャンパス(人文学部、1991(平成3)年に八王子市南大沢に移転された)の跡地に建設された複合施設で、めぐろパーシモンホール、八雲体育館、八雲中央図書館、セレモニー目黒(葬祭場)、身体障害者センターあいアイ館、住宅棟から成っています。
その後左折し、八雲、深沢エリアへ。
東京都立桜修館中等教育学校は、かつての都立大学附属高校であり、バス停にその名が残されています。
世田谷区の深沢エリアへは、自由が丘駅から自01,02,11,12系統(コーチ自由が丘線)が出ており、駒大深沢キャンパス前または東京医療センターへと向かっています。
駒沢通りと合流する地点にある日本体育大学(日体大)、女子短大部は、箱根駅伝などの大学スポーツで有名であり、今年8月に行われるリオデジャネイロオリンピックでも日体大生が活躍することになっています。
周辺には、都立園芸高校もあるので、学校線の沿線らしく、学校が多いことが分かります。
日本体育大学前からは、都立01系統と同様に、一方通行の別ルートを通るので、深沢高校、深沢中学入口と、バス停の位置が離れています。
こちらは桜のトンネルと呼ばれる区間であり、春には桜が咲き誇ることになるし。
このような上下離れた区間のことで、渋71系統(洗足線)の中央町バス停を思い出しました。
玉川通りを横切った後、サザエさんでお馴染みの長谷川町子美術館の前を通り、桜新町一丁目からサザエさん通りに入りました。
横にある公園には、サザエさんの銅像があるので、ムードが高まっています。
長谷川町子美術館では、7月16日から8月28日まで、サザエさんの原作登場70周年記念展が行われる予定となっているし。
サザエさんのテレビアニメ放送が開始されたのは、1969(昭和44)年10月のことで、47年も続いています。
この日は日曜日であり、ちびまる子ちゃんとサザエさん(フジテレビ系の日曜日の夕方6時台のM&S)が放送されていたので、サザエさんの放送のある日にこの路線に乗ろうということに拘ったのであります。
2013(平成25)年12月8日には、サザエさんが放送されている時間帯に長谷川町子美術館の近くに行き、ワンセグでサザエさんを見ていたことがありました。
都立大学駅北口または目黒行きの場合は、サザエさん通りを直進してから日体大方面へと向かうことになります。
突き当たりで右折し、桜新町駅前へ。こちらにもサザエさんの銅像があり、楽しませてくれています。
都立01系統は左折していくことになるし。
桜新町は、用賀と同様に1969(昭和44)年5月10日まで玉電が走っていた区間だったけど、サザエさんのテレビ放送が開始されたのは玉電廃止の後でした。
新町二丁目交差点を左折し、弦巻三丁目で渋05系統(渋谷駅西口~弦巻営業所間、弦巻線)と合流し、弦巻営業所へ。
弦巻営業所では、渋05系統と同様に、営業所の構内での乗降が行われています。
その前には、中央図書館と教育センターがあり、これらのアクセスにも使われているし。
バスの営業所での折り返しは、営業所前で行われることが多いけど、乗客を乗せたまま入庫し、営業所の構内での降車が行われることは珍しいと思っています。
弦巻営業所からは、黒07系統で通ってきた道を戻って桜新町駅まで行くほか、世田谷通りまで出て、世田谷線の上町駅まで行くことが出来るので、どちらも10分程度で結ばれています。
桜小学校と松が丘交番前バス停は、渋23系統、渋24系統の東急バス便、等11系統、園02系統の出入庫が行われる場所でもあり、ここから弦巻営業所まで回送されることになります。
サザエさん通りを通った時に、黒07系統に乗りに行きたいなと思っていたけど、今回乗りに行くことが出来たのであります。
この日は、東京ドームシティラクーアで行われた元ステーション♪のほののんこと安田帆花氏率いるグループである黄金時代のイベントに行った後友人と東京メトロ南北線で目黒まで行き、目黒雅叙園を見物した後だったからテンションが高かったです。