9月11日は、目黒駅西口から三軒茶屋駅まで、東急バスの新型いすゞエルガミオ(中型車、ミドルバス)であるT1631(世田谷200か・・84)号車(SKG-LR290J2)による黒06系統(東急バス三軒茶屋線)に乗りました。
この車両は、今年度導入分の1600番台(67台導入予定)のうちの1台であり、弦巻営業所には、8月にT1630,1631,1632号車の3台が、東急バス初のエルガミオとして導入されていました。
これらの車両の導入によって、T500番台(元下馬営業所)の日野レインボーHRの一部が置き換えられていたし。
これまで入ってきた1600番台は、弦巻営業所の3台の新型エルガミオのほか、高津営業所の新型エルガの5台(TA1641~1645号車、高津初導入)、目黒営業所の三菱ふそう新型エアロスターの2台(M1661,1662号車)が挙げられているけど、目黒営業所で2台のいすゞエルガ(元荏原営業所)が除籍されていたのはその為でありました。
弦巻営業所の中型車は、黒06系統(目黒駅~三軒茶屋駅間、三軒茶屋線)のほか、反11系統(五反田駅~世田谷区民会館、弦巻営業所間、小山線)、等11系統(等々力操車所~祖師ヶ谷大蔵駅間、祖師谷線)、渋52系統(世田谷区民会館~東急百貨店本店前、渋谷駅循環、若林百貨店循環線)がメインで使われており、今回導入されたエルガミオは、座席がラッシュ仕様となっているので、道幅が狭く、車内の混雑が激しい三軒茶屋線で主に使われていることが分かります。
この路線は、目黒駅~祐天寺駅~三軒茶屋駅間をショートカットするだけでなく、これらの駅から離れた地域をカバーする路線でもあるので、利用客が多いのもそのはずであるし。
今年6月19日には、渋谷駅から上町駅まで、同じ弦巻営業所の新型エルガ(T1533、世田谷200か・・54号車)による渋21系統(松蔭線)に乗ったので、今回はそれに続いて新型エルガミオに初めて乗ることが出来たのであります。
新型エルガミオは、今年4月5日に、ベースとなった大型路線バスのエルガよりも8ヶ月遅れでモデルチェンジされた中型路線バスであり、同年6月に一畑バス(島根県、一畑電車の系列)に1号車が導入されて以来、山交バス(山形県)や立川バス(小田急バスの子会社)などに導入されています。
同年5月には、日野のレインボーⅡがモデルチェンジされてレインボーとなっているし。
エンジンは、いすゞ自動車によって開発された直列4気筒の4HK1-TCN型(210PS)であり、高出力かつ低燃費はもちろんのこと、最新の排出ガス規制に適合した最新のディーゼルエンジンであるD-COREシリーズとなっています。
トランスミッションは、新型エルガとは異なり、AMT(自動変速マニュアルトランスミッション)だけであり、従来のAT(オートマ)車と同様に、クラッチペダルによる操作が不要となっています。
こちらはマニュアルモードに切り替えることも出来るし。
車内は、優先席を含めて前向きに配置されていること、左前タイヤ上部に伝い歩き用握り棒付き荷物置台があることにより変化し、バリアフリーも強化されています。
この時には、目黒駅から車椅子利用客による乗降があったので、降車扉にスロープを取り付けてから、車椅子スペース部分の座席を収納させ、車椅子を固定ベルトで固定させることにより、車椅子でも楽に乗り降り出来るようになったんだなと思いました。
この場合は、後部の乗降中の表示に車椅子マークも付くことになります。
ノンステップバスなので、小さなお子様からお年寄りまで誰もが楽に乗り降り出来るし。
車椅子スペースは、ベビーカースペースにもなるので、ベビーカーを折り畳まずに乗ることが出来ます。
都営バスでは、今年度の新車の第一弾であるB代車(都営バス初のいすゞ新型エルガ)が江戸川自動車営業所(旧、葛西自動車営業所)のV-B774,775,776号車の3台を皮切りに導入されたことで話題になっています。
これにより、H代の残りとK代が置き換えられることになるし。
この日は、黒06系統で新型エルガミオが来ることを期待して待っていたら、3本見送ったところで来たので嬉しくて仕方がなかったです。
三軒茶屋駅バス停では、三宅坂から8Km、日本橋から11.8Kmの表示があり、リアの部分(後部)を入れて撮影することも出来ます。
このように、東急バスの新型エルガミオに初めて乗ることが出来て良かったです。