9月19日は、大涌谷から箱根ロープウェイの217号車(青色のゴンドラ)に乗り継いで桃源台まで行きました。
ロープウェイの名称は、箱根ロープウェイのようなロープウェイもあれば、箱根駒ヶ岳ロープウェーのようにロープウェーと呼ばれることもあるので、会社によって異なっています。
こちらは、鉄道車両で、○○系と○○形と呼ばれることが会社(局)によって異なっていることと同様であり、小田急線や箱根登山鉄道では○○形と呼ばれているし。
小田急箱根ホールディングスは、2004(平成16)年10月1日に設立された箱根登山鉄道などの総括会社であり、箱根登山鉄道、箱根登山バス、箱根ロープウェイ、箱根観光線などがその傘下となっています。
箱根登山鉄道や箱根ロープウェイのロゴや駅名表示も赤とオレンジの統一デザインとなっており、箱根が赤色、登山電車・登山ケーブルカー・ロープウェイ・海賊船の表示がオレンジ色であります。
こちらには、小田急箱根ホールディングスの証であるOdakyu Hakoneの表示も入っているし。
小田急箱根高速バス(高速バス会社)も小田急箱根ホールディングスの傘下だったけど、現在は外れて小田急電鉄の連結子会社(青色のロゴマーク)に戻されています。
箱根ロープウェイのゴンドラは、大涌谷~桃源台間も赤・白・青の3色であり、早雲山~大涌谷間の100番台に対して200番台となっています。
何色に乗りたいかは選べないので、運次第であるし。
青色に217番の組み合わせと言えば、横須賀・総武快速線のE217系を思い出しました。
大涌谷駅食堂の大涌谷カレー(Curry)は、黒褐色で、鶏ガラや昆布によるダブル和風だしが隠し味であり、温泉卵との相性が良いと言われています。
ここからは富士山(Mt.Fuji)はもちろんのこと、空気が澄んでいれば東京スカイツリー(Tokyo Sky Tree)も眺めることが出来ると言われているし。
大涌谷には、玉子茶屋から売店まで、黒たまごを運ぶ専用のロープウェイがあるので、大涌谷のロープウェイは、人を運ぶものと、黒たまごを運ぶものに分かれていることが分かります。
早雲山~大涌谷間は、標高差が287mあり、地上から130mの谷を越える区間となっているのでスリルがあります。
大涌谷へは、小田原~湯本駅(箱根湯本)、宮ノ下、早雲山駅入口、大涌谷経由~湖尻、箱根園間の伊豆箱根バス(西武グループ)も出ているけど、当然のことながら、箱根フリーパスは使えないので、箱根フリーパスで大涌谷に行くなら箱根ロープウェイまたは運休時に運転される代行バスで行くことになります。
大涌谷~姥子間は、標高が高く、良く晴れた日には富士山を眺めることが出来ます。
途中に道路の上を通るので、渋滞している車の列も見えました。
姥子駅は、唯一の通過可能な途中駅であり、姥子で降りるかどうか尋ねられています。
姥子駅付近には、姥子温泉があり、そのうちの秀明館(しゅうめいかん)は、天山(奥湯本にある日帰り温泉施設)の系列であり、昔ながらの雰囲気のある温泉浴場となっています。
姥子駅前には、旧型のゴンドラが初代(1959(昭和34)年から1988(昭和63)年まで使われていた)、2代目(1988年から2006(平成18)年まで使われていた)共に静態保存されているけど、初代は12人乗り、2代目は13人乗りと、現在(18人乗り)よりも定員が少なかったです。
どちらも、小田急ロマンスカーに似た塗装となっていたし。
姥子~桃源台間は、芦ノ湖(Lake Ashi)の眺めが広がる区間であり、芦ノ湖から海賊船に乗るんだというワクワク気分を味わうことも出来ます。
桃源台駅は、箱根ロープウェイ、箱根海賊船が乗り入れるターミナルであり、駅前から箱根登山バスや小田急箱根高速バス及びその共同運行バス会社(京浜急行バス、JRバス関東)も出ています。
芦ノ湖は、箱根海賊船や芦ノ湖遊覧船が出ていることはもちろんのこと、ニジマス、ブラックバス、ワカサギ、オオクチバスなどが釣れる釣りの名所として有名であります。
そのうちのブラックバスについては、1925(大正14)年に日本で初めて放流されたことで有名であるし。
明日(9月29日)は、箱根ロープウェイの整備・点検による運休日であり、代行バスが運転されることになります。
このように、強風による運休を乗り越えた上で、箱根フリーパスを使って箱根ロープウェイの全線に乗ることが出来て良かったです。