今月16日は、新大阪駅の20番線(山陽新幹線(九州新幹線直通を含む)の始発列車専用ホームで、700系7000番台(ひかりレールスター用車両)のE2編成によるこだま741号(こだまレールスター、博多行き)を撮影しました。
山陽新幹線のこだま号は、東海道新幹線のこだま号と同様に各駅に停車するタイプだけど、九州新幹線直通の間合い運用を除いてモノクラスの8両編成(500系または700系7000番台(レールスター))が使われています。
この700系7000番台(レールスター)は、2000(H12)年3月11日に、0系の12両編成が使われていたウエストひかりの置き換え用として導入された700系で唯一の8連バージョンで、2006(H18)年までの間に16編成導入されていました。
デビュー当時は、ひかりレールスターとして、新大阪~博多間のひかり号が中心となっていたけど、2011(H23)年3月12日の九州新幹線の博多延長による山陽新幹線への直通運転が開始されたことで、下り1本、上り2本を除いて九州新幹線直通のさくら号またはみずほ号にシフトされ、ほとんどがこだま号に回された上で100系が置き換えられていました。
山陽新幹線のこだま号で活躍していた頃の100系は、シンボルであった2階建て車両が外されたモノクラスの6両編成または4両編成(先頭Mc車だったグランドひかり号から転用された編成)となっていました。
外観は、通常の700系と変わらないけど、グレーの窓枠に黄帯塗装、レールスターのロゴ入りと、異彩を放っています。
座席は、1~3号車(自由席対応)が2+3列、4~8号車(指定席対応)が2+2列(サルーンシート、オフィスシート)で、8号車の新大阪寄りには4人用個室(コンパートメント、カルテット)が4室あるけど、こだま号での運転では、閉鎖されることになります。
現在ひかりレールスターは、新大阪 20時15分発のひかり443号博多行き、博多 6時発のひかり440号岡山行き、博多 6時16分発のひかり442号新大阪行きだけであります。
東海道新幹線で運転される車両は、700系またはN700系(N700A)の16両編成に限定されているので、500系やN700系の九州新幹線直通仕様と共に新大阪以西でないと見られない編成であるので、撮影することが出来て良かったです。
山陽新幹線が開業したのは、1972(S47)年3月15日の新大阪~岡山間、1975(S50)年3月10日の岡山~博多間で、博多延長開業当時は、新大阪、新神戸、西明石、姫路、相生、岡山、新倉敷、福山、三原、広島、新岩国、徳山、小郡(現、新山口)、新下関、小倉、博多の各駅から成っていました。
山陽新幹線で後から新設された駅。新尾道、東広島の両駅、1988(S63)年3月13日。
厚狭駅 1999(H11)年3月13日。この日は700系新幹線のデビューの日でもありました。この厚狭駅は、東海道新幹線の新富士、掛川、三河安城駅と同様に、こだま号しか停車しない駅でもあります。
新岩国駅は、錦川鉄道錦川清流線(山口県、旧国鉄→JR岩日線)の清流新岩国駅への乗り換え駅であるけど、昨年3月15日まで御庄駅と呼ばれていました。
錦川鉄道錦川清流線は、川西と錦町(清流の錦川沿い)を結ぶ第三セクター線で、岩国~川西間でJR岩徳線に乗り入れています。
小郡駅から新山口駅に変更されたのは、2003(H15)年10月1日(東海道新幹線の品川駅開業と同じ日)のことで、同時にのぞみ号の停車駅に格上げされていました。
小郡駅の駅名は、所在地が吉敷郡小郡町だったことに由来しており、2005(H17)年10月1日に山口市に合併されていたことを見据えて新山口駅に改称されていたのでありました。
山口県と言えば、モーニング娘。'14のさゆみんこと道重さゆみ氏の地元であり、宇部線沿線の宇部市がその出身地であります。宇部線は、新山口駅から出ているし。
宇部市(さゆみんの出身地)には、山口宇部空港が近くにあり、羽田から定期便が出ています。
ウエストひかりやひかりレールスターは、大阪~博多間の飛行機に対抗する為に出来た列車であります。
今回新大阪で、レールスターを撮影することが出来て良かったです。