一昨日(10月29日)は、西武池袋線の練馬駅と池袋駅の7番線で、30101Fによるワタナベナオミトレインの団臨の回送を撮影しました。
こちらは、池袋→石神井公園→練馬のルートで運転され、練馬駅からは、池袋折り返しで回送されていました。
表示は臨時となっていたけど、練馬駅に到着した時には回送となっていたし。
この時に、東長崎駅で定期列車の待避が行われていたので、練馬から池袋まで乗った各停から眺めることが出来ました。
西武線の練馬駅は、1998(平成10)年3月26日の地下鉄有楽町線との直通に備えて、桜台駅と共に高架化された駅であり、1994(平成6)年10月8日に下り線が、1997(平成9)年8月2日に上り線がそれぞれ高架化されていました。
1994年12月7日に西武有楽町線が練馬まで単線により暫定開業した時には、1番線部分での折り返しが行われていたけど、大部分が営団地下鉄(現、東京メトロ)の車両で、西武の車両(6000系)の運用が少なかったです。
当時の6000系の地下鉄乗り入れ運用は、1994年に新製された時から地下鉄乗り入れ仕様である6108~6111Fに限定され、出庫の時に小手指から西武池袋駅折り返しで送り込まれていました。
1988(昭和63)年12月5日に、練馬駅の高架化工事に備えて、池袋~豊島園間の直通運転が一時的に休止された時、豊島線の発着ホームが4番線に限定されるようになっていたけど、下り線が高架化されてからは、練馬から池袋折り返しでの入庫に変更されていました。
それ以前には、平日朝の下りに準急豊島園行き(途中練馬駅のみ停車)が存在していたし。
後に、5番線に仮移設され、1997年8月に上り線が高架化されてから、翌年の1998年3月26日に高架線への接続に伴う池袋~豊島園間の直通運転再開までの間は、101系の155F(4連)と211F(6連)が封じ込められていました。
このことで、西武多摩川線の武蔵境駅の高架化工事により、JR中央線と線路が切り離されていた時に、同じ西武101系の217,219,221,223Fの4編成が、封じ込められていたことを思い出しました。
現在は全て廃車となってしまったけど、223Fに連結されていたクハ1224号車だけが横瀬車両基地で静態保存されています。
横瀬車両基地では、11月5日に西武トレインフェスティバルが行われ、新旧の999のラッピング電車が並ぶことになるし。
1998年に池袋~豊島園間の直通運転が再開された当時は、練馬~豊島園間の折り返し列車が混在していたけど、練馬駅構内の折り返し線が4両分しかないので、101系またはN101系の4両編成に限定されていました。
現在は、練馬駅始発と終着を除いて8両編成による池袋直通列車に統一されているし。
練馬駅は外側に通過線があり、2003(平成15)年3月12日に練馬~練馬高野台駅が複々線化された時には急行線として生かされるようになっています。
練馬駅に停車する準急、通勤準急、快速と地下鉄直通の快速急行は、練馬駅を出た後に急行線に入ることになるし。
1994年12月7日に開業した練馬高野台駅は、当初から外側に通過線のある高架駅(既存の高架線に設けられた駅)であり、複々線化区間が石神井公園まで延長されるまでの間に通過待ちが行われていました。
練馬~中村橋間で目白通りと交差する区間があり、高架化前は陸橋で乗り越えていました。
その陸橋が高架線に引っ掛かっていた為に高架化工事中は、それより高い場所に仮設の道路が設けられた上で逆立体化(道路の地平化)が行われていたので、複々線化が遅れていた原因でありました。
中村橋駅と富士見台駅の高架化による暫定複々線化が行われたのは、2001(平成13)年12月15日のことで、練馬高野台駅が複々線駅となっていたし。
このような外側に急行線のある複々線区間は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の北千住~北越谷間と、東武東上線の和光市~志木間も挙げられているけど、小田急線の梅ヶ丘~登戸間や京阪線の場合はその逆で、外側が緩行線、内側が急行線となります。
再来年春に小田急線の代々木上原~梅ヶ丘間が複々線化された暁には、東北沢駅(地下駅)が外側に急行線、内側に緩行線の入る高架線区間とは逆の配置となるし。
石神井公園駅の全面高架化に伴い複々線区間が延長されたのは、2012(平成24)年11月のことであり、同年6月30日には、練馬高野台行きが石神井公園までの延長により廃止されていました。
石神井公園駅には折り返し線が2線あるので、翌年の2013(平成25)年3月16日に開始された東急東横線、みなとみらい線との直通運転にも対応しているし。
練馬駅での地下鉄の折り返しが不可能である為に、ダイヤが大幅に乱れた時には、地下鉄との直通運転が中止されると共に、西武有楽町線(小竹向原~新桜台~練馬間)を運休せざるを得なくなってしまいます。
その場合は、新桜台駅の代わりに、周辺にある江古田駅と桜台駅を使うことになるし。
2013年3月16日に東急東横線・みなとみらい線との直通運転が開始されてからは運用が複雑となった為に、運用のやりくりをしやすくすることにより、椎名町、東長崎、江古田の各駅と、西武池袋駅の1,2番ホームが10両対応に改良されたのもそのはずであるし。
桜台駅は、高架化された時から10両対応となっています。
東長崎駅は、2面4線の待避可能な駅であり、改良前は1面2線で留置線(現在は池袋駅構内に纏められている)もありました。
それ以前は、江古田駅で優等列車の待避が行われていたけど、待避が東長崎駅にシフトされてからは、10両対応の2面2線の相対式ホーム化されて外側の線路が撤去されていたので、小田急江ノ島線の南林間駅に似ているところがあります。
南林間駅もやはり10両編成対応化及び優等列車の待避が大和駅にシフトされたことにより、江古田駅と同様の状態となっているし。
因みに、小田急江ノ島線の南林間駅は、長後駅と同様に急行は停車、快速急行は通過となります。
西武30000系のうち、池袋線系統所属は、10両固定の30101,30103,30104F、8両固定の38103,38104,38105,38107,38109,38110,38111,38112,38116F、2両付属の32101~32106F(全編成)であり、他は全て新宿線系統所属となっています。
38111Fは、新宿線系統所属となっていたけど、今年2月には、N2000系の2531+2533Fとのトレードにより池袋線系統入りしていました。
30101Fと言えば、昨年4月12日から7月20日までの間に、西武池袋線開業100周年記念ラッピング列車に使われていた編成であり、その初日である4月12日に池袋から飯能まで、100周年記念号で乗った時のことを思い出しました。
この列車は、途中、東長崎、練馬、石神井公園、保谷、東久留米、所沢、西所沢、狭山ヶ丘、入間市、仏子(開業当時からある駅)に停車し、他の駅を通過していたという前代未聞の列車だったし。
今日がハロウィンということで賞味期限が切れないうちに投稿したのであります。
このように、西武池袋駅でハロウィン記念のワタナベナオミトレインを撮影することが出来て良かったです。