続いては、10月30日に、秋葉原駅前から駒込駅南口まで、都営バス(都バス)の新車であるP-B735(練馬200か32-07)号車のいすゞ新型エルガ(QDG-LV290N1)による茶51系統に乗った時のレポートです。
秋葉原駅では、中央改札口前の駅前広場(つくばエクスプレスの駅側)から発車。
こちらには、マクドナルド(マック、マクド)やセブンイレブン等があり、こちらのマクドナルドからは、新幹線などの列車を眺めることが出来るトレインビュースペースがあります。
さいたま市にある鉄道博物館にも新幹線を眺めるスペースがあるし。
秋葉原駅のバスターミナルへのルートは時計回りの一方通行であり、秋葉原行きは、ガードを潜った後に秋葉原ワシントンホテル前で左折してからの到着となります。
秋葉原駅を出た後、右折し、昭和通りへ。
ここから総武線のガードを潜ってから、神田川を渡る手前の書泉ブックタワー前を右折してから外堀通りに入りました。
書泉ブックタワーは、書店の入ったビルだけど、イベントスペースでアイドルのイベントが行われることもあります。
ワシントンホテルは、椿山荘や箱根小涌園ユネッサンなどでお馴染みの藤田観光によるビジネスホテルチェーンであり、秋葉原のワシントンホテルには、模型のジオラマがあり、本物の鉄道を眺めることも出来る鉄道ルームクハネ1304も1室あります。
秋葉原ワシントンホテル前には、2000(平成12)年12月11日まで、新宿自動車営業所(現、新宿支所)による秋76系統(新宿車庫~新宿駅西口、飯田橋経由~秋葉原駅東口間)が走っていたこともありました。
当時の秋葉原ワシントンホテルは、改築される前であり、改築されて再オープンされたのは、2010(平成22)年5月のことでした。
新宿自動車営業所は、2000年12月12日の都営大江戸線の全線開業による再編計画で、支所に格下げとなり、一時的に分駐所となっていたこともあったし。
秋76系統の新宿車庫~新宿駅西口間は、宿75系統の出入運用として存続しているけど、本数が減らされています。
新宿支所では、同型の新車であるC-B717,718号車が入ってきているので、杉並支所のD-B723,724号車と共に新宿や渋谷界隈でも都営バスの新型エルガを見ることが出来ます。
港南支所の新型エルガも、品97系統(新宿駅西口~品川駅間、杉並・港南両支所による運用)で新宿に乗り入れることもあるし。
万世橋交差点を直進した後、万世橋バス停へ。
こちらには、石丸電気(現、エディオン)のソフト館があった場所であり、現在はパセラリゾーツAKIBAエンターテインメントビルとなっています。
その8階にあるグレースバリ秋葉原店では、今年1月24日にステーション♪に在籍していたほののんこと安田帆花氏の生誕祭が行われていたので、当時のことを思い出しました。
ほののんは現在黄金時代という海賊がテーマのアイドルグループとして活躍中であります。
都電19系統の時代には、万世橋から中央通りに入り、日本橋方面へと向かっていました。
その後、外堀通りを直進し、御茶ノ水駅前へ。
こちらは地下鉄丸ノ内線の御茶ノ水駅の真上にあり、JR線の御茶ノ水駅は神田川を渡った場所にあります。
こちらには、東京医科歯科大学及び医学部附属病院があるので、こちらへのアクセスとして生かされています。
順天堂前交差点を右折し、順天堂病院前へ。
こちらは西側に順天堂大学の本郷キャンパスが、東側に順天堂病院があるので、順天堂病院が、東京医科歯科大学附属病院と隣り合っているけど、後者のほうが御茶ノ水駅から最も近いし。
順天堂病院(順天堂大学医学部附属医院)は、日本で初めて西洋医学が取り入れられた病院であり、順天堂大学医学部の系列として、練馬病院(練馬区、練馬高野台駅付近)、越谷病院(埼玉県越谷市、せんげん台駅付近)、浦安病院(千葉県浦安市、新浦安駅付近)、静岡病院(静岡県伊豆の国市、伊豆長岡駅付近)、江東高齢者医療センター(江東区、南砂町駅付近)もあります。
江東高齢者医療センターへは、亀戸駅から亀23系統、東陽町駅または東大島駅から陽20系統の都営バスが出ているし。
御茶ノ水駅の南側の神田駿河台には、日本大学病院(日大のキャンパスに隣接)もあるので、御茶ノ水駅付近には3つの大学病院があることが分かります。
順天堂病院前では、2000年12月11日まで運転されていた茶81系統(渋谷駅東口~御茶ノ水順天堂病院間)の折り返しが行われていました。
こちらは大部分が地下鉄半蔵門線と重複していた為に廃止されていたし。
ここから本郷通りを北上し、東大(東京大学本郷キャンパス)の最寄り駅である本郷三丁目駅へ。
茶51系統の朝の御茶ノ水折り返し便は、本郷二丁目から右折せずに本郷通りを通り、湯島一丁目、神田明神前、外神田二丁目バス停に停車してから御茶ノ水駅で折り返しが行われています。
湯島一丁目、神田明神前バス停に止まるのは朝だけとなっているし。
本郷三丁目駅は、丸ノ内線、都営大江戸線共に地下にある駅だけど、丸ノ内線の駅舎が地上にある為に、一旦地上に出てからの乗り換えとなります。
その後、東大赤門、東大正門、東大農学部と東大関連のバス停に停車。
こちらは東43系統(東京駅丸の内北口~荒川土手操車所、江北駅間、北自動車営業所所属)も走っており、順天堂病院~向丘二丁目間は茶51系統と同じルートであります。
東大の赤門は、加賀藩主の前田家による大名屋敷の門として使われていたのが由来であり、国の指定重要文化財に認定されています。
東大正門前バス停は、その名の通り東大の正門前にあり、本郷郵便局もここにあります。
東大の構内に乗り入れるバスは、上野駅発着の学01系統と、御茶ノ水駅発着の学07系統があり、どちらも同じ巣鴨自動車営業所所属で、学バス運賃(大人180円(175円)、小人90円(88円))となっています。
これらの路線は、本富士警察署前で左折または右折し、竜岡門、東大病院に停車してから東大構内へと向かうことになるけど、東大構内バス停は、理学部や安田講堂の近くにあります。
東大の安田講堂の名は、安田財閥による寄付により建設されたことが由来であるし。
学07系統は御茶ノ水駅で、東口(聖橋)から出発し、西口に到着することになります。
東大病院(東京大学附属病院)は、東大キャンパスの中にある大学病院であり、学01系統や学07系統がその前に乗り入れているので、通院患者や見舞客にとって便利であります。
2001(平成13)年まで、文京区目白台(護国寺駅付近)に東大附属病院の分院がありました。
東大の農学部は、言問通りを挟んだ北側にあり、周辺に東京メトロ南北線の東大前駅があります。
周辺には、日本医科大学や附属病院があるので、茶51系統の沿線には、大学病院が軒を連ねていることが分かります。
これより東京メトロ南北線との重複区間となるけど、駒込~御茶ノ水間が廃止されずに残された理由は、これらの大学病院や学校へのアクセス路線であること、シルバーパスが使えること、お年寄りや車椅子利用者でも気軽に乗れることなどであるし。
向丘二丁目バス停は、東京メトロ南北線の本駒込駅付近にあるバス停であり、東43系統はここから右折して田端、荒川土手方面へと向かうことになります。
吉祥寺前バス停は、文京区本駒込にある吉祥寺が由来であり、武蔵野市にある吉祥寺と紛らわしい状態であります。
江戸時代に本郷元町(現在水道橋駅や都立工芸高校のある場所)付近にあった諏訪山吉祥寺が焼失し、武蔵野市の吉祥寺へと移り住んだという説があり、現在の文京区本駒込にある吉祥寺は、再建されたものであります。
武蔵野市の吉祥寺は、寺もないのに吉祥寺という名となっているし。
駒込富士前は、周辺にある富士神社が由来であり、その名の通りの富士塚があります。
その後上富士前で不忍(しのばず)通りと交差し、六義園(りくぎえん、都立庭園)の横を通り駒込駅南口に到着。
こちらでは、回送車の表示を出した上で暫く停車し、秋葉原へと戻って行きました。
茶51系統の出入庫は、駒込駅~巣鴨車庫間での回送で行われています。
この時に乗った時のバスの運転士さんは、乗車の時に寒い中お待たせいたしました。降車の時に気を付けてお帰り下さいという親切なアナウンスもしてくれました。
今回都営バスの新型エルガに乗ってみたいなと思っていたけど、今回乗ることが出来て良かったです。
画像は駒込駅南口で撮影したものです。