一昨日(12月17日)は、羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)から新逗子まで、京浜急行電鉄(京急)の新1000形1057F(イエローハッピートレイン)によるエアポート急行に乗りました。
この日は、羽田空港~新逗子間のエアポート急行中心の運用である25D運用に入っていたので、イエローハッピートレインで京急空港線や逗子線を通ることが出来たのであります。
イエローハッピートレインの京急空港線への乗り入れは、品川方面からの直通でも行われているけど、羽田空港国内線ターミナル駅でそれを撮影したのは初めてだったし。
イエローハッピートレインでは、大手ドラッグストアのマツキヨことマツモトキヨシのラッピングがキャラクター(マツポリちゃん)と共に施されており、ラッピングも黄色い車体にマッチしています。
以前イエローハッピートレインにAIRDO(エア・ドゥ)のラッピングが施されていたことがあったけど、撮影出来なかったのが残念でありました。
AIRDO(エア・ドゥ)は、北海道の札幌市に本社があり、新千歳空港が本拠地となっている北海道発着専門の航空会社であり、羽田空港の国内線第2ターミナルビルから札幌(新千歳)、女満別、たんちょう釧路、とかち帯広、旭川、函館の各空港、札幌(新千歳)から仙台、名古屋(中部)、神戸、岡山、広島の各空港、函館~名古屋(中部)空港へと運航されており、水色と黄色の機体であるボーイング767-300型(763、中型機)またはボーイング737-700型(73D、小型機)が使われています。
AIRDOが就航したのは、1998(平成10)年12月20日の東京(羽田)~札幌(千歳)間のことで、当時は、北海道国際航空という社名であり、国際航空であるのにも関わらず、国際線が運航されずに北海道発着の国内線しか運航されていない状態となっていました。
2012(平成24)年10月1日には、社名が株式会社AIRDOに変更されていたので、定着している愛称名が社名となるケースとなっています。
その半年前の2012年4月1日には、エアーニッポン(ANK)がANAホールディングスの傘下入りにより全日本空輸(ANA)に吸収合併されていたし。
AIRDO(エア・ドゥ)のDO(ドゥ)は、北海道の道(どう、DO)に、英語の動詞であるdo(ドゥ)を掛けたもので、その名の通りの道民の翼でもあります。
無料のドリンクサービスには、じゃがバタースープやガラナドリンクもあるので、北海道らしさを感じさせるし。
AIRDOは、経営が危ぶまれていたこともあったけど、ANAによる支援により再建されています。
現在ANAからの移管またはコードシェアによる運航が行われていることや、ANAと同じ羽田空港の国内線第2ターミナルビル発着となっているのはその縁もあるし。
京急のブルースカイトレインは、ANAと同じ青色なので、ANAによるラッピング電車が運転されていたこともありました。
AIRDOの黄色い塗装は、帰省や旅行等により北海道に出掛ける(北海道から旅立つ)人たちを幸せにする効果もあり、黄色と水色塗装の組み合わせがAIRDOのイメージにぴったりだと思います。
この塗装は、羽田空港にも乗り入れている千葉ニュータウン鉄道の9200形にも施されているし。
一方のJALグループは、赤色の鶴丸がシンボルマークであり、京急と同様に太陽と情熱の赤色であります。
都心と成田空港を結ぶ成田エクスプレスも、253系の時代から赤色が使われているし。
マツモトキヨシは、今から84年前の1932(昭和7)年12月26日に、マツモトキヨシの由来となった故・松本清氏によって、千葉県東葛飾郡小金町(現、松戸市小金、マツモトキヨシ小金店)で創業されたもので、当初は松本薬舗と呼ばれていました。
それがマツモトキヨシブランドとして全国に展開されるようになり、マツモトキヨシの名が世間に広く知れ渡るようになっています。
そのCMは、1996(平成8)年4月から放映されているし。
本社は、発祥の地である松戸市新松戸にあります。
マツモトキヨシの京急ハウツ(京急グループ)によるフランチャイズ店が、京急ハウツ(金沢文庫駅付近にある京急サニーマート内)、京急久里浜駅、金沢文庫駅、日吉、羽田空港国際線ターミナル駅(ウィングエアポート)、ウィング高輪WEST(品川)にあり、そのうちのウィング高輪店(ウィング高輪WESTの2階)は、今年12月1日に開店したばかりでした。
日吉店は、京急ハウツによるフランチャイズ店舗で唯一京急沿線外(川崎市中原区木月、東急線の元住吉駅付近)にあるし。
京急イエローハッピートレインによるマツモトキヨシのラッピング電車が運転されていることは、このことの縁もあります。
フランチャイズ店ではないけど、上大岡の京急百貨店の1階にもマツモトキヨシがあるし。
羽田空港国内線ターミナル駅は、その名の通り、羽田空港の国内線第1ターミナルビルと第2ターミナルビルの中間の地下にある駅であり、天空橋側が国内線第1ターミナルビル、エンド側が国内線第2ターミナルビルと結ばれています。
1998年11月18日の天空橋~羽田空港(2代目羽田空港駅(現、羽田空港国内線ターミナル))間が開業した当時は、国内線ターミナルビルが第1ターミナルしかなかったです。
羽田空港の国内線第1ターミナルビル(ビッグバード)は、1993(平成5)年9月27日に沖合に移転されたことにより開業したもので、当時は南側にJAL等、北側にANA等が入っていました。
東京モノレールが整備場(旧、羽田整備場)~羽田空港(現、羽田空港第1ビル)間の新線に付け替えられて、羽田整備場~初代羽田駅間(旧ターミナルビルの地下にあった駅)が廃線となったのは、国内線ターミナルビルの移転当初からであるし。
京急が羽田空港まで延長されるまでの間、羽田(現、天空橋)駅から東京モノレールまたはバスに乗り継がなければならなかったです。
東京モノレールの天空橋~新整備場間は、京急とは違って一旦地上に出る為に、飛行場を眺めることが出来ます。
2004(平成16)年12月1日に、国内線第2ターミナルビルが開業したことにより、ANA等が移転され、東京モノレールが羽田空港第2ビルまで延長されていました。
東京モノレールの場合は、第1ターミナルビルは羽田空港第1ビル(旧、羽田空港)駅、第2ターミナルビルは終点の羽田空港第2ビル駅と降りる駅が分かれているけど、京急の場合は双方の国内線ターミナルビルと直結しているので降り間違いの心配はないです。
こちらは成田空港の第1ターミナルと第2・第3ターミナルとは違って、羽田空港国内線ターミナル駅の自由通路でも結ばれているし。
羽田空港の新国際線ターミナルビルが開業し、成田空港開港前の羽田空港の原点回帰となったのは、2010(平成22)年10月21日に、東京モノレールの羽田空港国際線ビル駅と京急の羽田空港国際線ターミナル駅が開業し、京急の羽田空港駅が羽田空港国内線ターミナル駅に改称されていました。
東京モノレールの羽田空港国際線ビル駅は地上、京急の羽田空港国際線ターミナル駅は地下にあるので、国際線なら地上にある東京モノレールが便利であるし。
羽田空港の国内線第1ターミナル発着の航空会社は、日本航空(JAL)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、スカイマーク(SKY)、スターフライヤー(SFJ)の北九州線
国内線第2ターミナル発着の航空会社は、全日本空輸(ANA)、AIRDO(エア・ドゥ、ADO)、ソラシドエア(SNA)、スターフライヤー(SFJ)の大阪(関西)、山口宇部、福岡線であり、スターフライヤーの場合は北九州線が第1ターミナル、北九州線以外が第2ターミナルに分かれているので注意が必要であります。
羽田空港発着の国内線では、旅客施設使用料として大人290円、小児140円が運賃に別途加算されるし。
羽田空港国内線ターミナル駅の第1旅客ターミナルビル方面はJAL中心で赤色、第2旅客ターミナルビル方面はANA中心で青色と色分けされているけど、後者は海に面しています。
どちらも飛行機を眺めることの出来る無料の展望デッキがあるので、飛行機が好きな人でも楽しむことが出来ます。こちらは国際線ターミナルビルにもあるし。
羽田空港国内線ターミナル駅では、同じ1面2線の地下駅である東急田園都市線の中央林間駅と同様に、エンド側のほうで上手く撮影することが出来ます。
この日は、秋葉原のKAMI STAGEで行われたいたずらマイクの桜井のあ氏の生誕祭が行われ、メンバーカラーが黄色だったことに因んでそれに乗っていたけど、ちょうど羽田空港と新逗子を結ぶエアポート急行に使われていたことで白羽の矢が立っていました。こちらの運転予定は京急のHPにもアップされているし。
ちょうど、189系による団臨(あずさ50周年記念189系で行く松本の旅)が団体の表示で松本まで運転されていたので、このことも松本(マツモト)に因んだ出来事であったし。
このように、羽田空港国内線ターミナル駅で、イエローハッピートレインを撮影することが出来て良かったです。