こちらは、1月3日に、京急蒲田駅で撮影した、新1000形の1017Fによるエアポート急行羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)行きで、2017年を迎えていたことに因み、017と表示されているところに2の文字を貼り付けて2017の表示に仕立てられていました。
この1017Fは、1月1日に、品川 4時24分発三崎口行きの臨時特急初日1号(三浦半島や城ヶ島での初日の出輸送)に使われ、ヘッドマークが付いたと共に、2017の表示となっていたということで話題になっていました。
後続の初日2号(品川 5時ちょうど発)は、話題の貫通型1800番台(1801+1809F)が使われ、ヘッドマーク付きで1809号車が先頭に立っていたし。
これらの列車とは別に、京急川崎、横浜→三浦海岸間で、2100形2165F(2ドアクロスシート車)によるみうら元旦号(ヘッドマーク付き、事前申込制のツアー列車)が運転され、今年最初の京急の話題ともなっていました。
今から6年前の2011(平成23)年には、2000形の2011Fが特別仕立てで運転されていたし。
1017Fが導入されたのは、2002(平成14)年5月のことであり、川崎重工業製の新1000形の第一号でもあります。
同年6月には、川崎重工業製の4連バージョンである1401Fと1405Fが導入されていたし。
新1000形がデビューしたのは、2002年4月15日のことで、初期に落成した1001F(東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)製の8連)によって、京急線内の列車(A快特中心)に使われていました。
同年6月25日に都営浅草線、8月30日に京成線の京成高砂、9月4日に北総線直通に進出していたし。
座席は、車端部以外全てロングシートであるので、1993(平成5)年まで製造されていた1500形以来のロングシート車の復活となっていました。
600形はオールクロスシート車だったけど、当時は地下鉄乗り入れとしては珍しいオールクロスシートの車両として話題になっていたし。
現在は車体更新により新1000形と同様のロングシート車に改造され、600形と新1000形がほぼ共通運用化されています。
インバータ装置は、初期型(8連は1033F以前)のみ2100形に使われていたものと同じドイツのシーメンス社製のドレミファインバータ装置のままであり、音を楽しむことが出来ます。
新1000形でも、全編成交換済の2100形と同様に国産のインバータ装置への交換が進められていくことになるので、聴けなくなる時も近づいてきています。
4連の1401Fと1405Fが国産のインバータ装置に交換されているのでそのはずであるし。
600形や新1000形の4連は、単独の普通列車や12連快特、特急の増結用として使われているほか、4+4の8連で、羽田空港~新逗子間のエアポート急行にも使われることもあります。
4+4編成は、貫通型の1800番台を除いて、中間の運転台部分の通り抜けが出来ないので、地下鉄乗り入れ列車に使うことが出来ないし。
地下鉄千代田線に乗り入れていた小田急電鉄の1000形で、中間の運転台部分の通り抜けが出来ない6+4編成が先に4000形に置き換えられて、玉突きで5000形が置き換えられていたのは、2003年2月18日に韓国の大邱地下鉄で発生した放火(火災)事件の影響によるものであり、これを期に、日本の地下鉄でも、前から後ろまで通り抜けが出来る車両であることが義務付けられていたのであります。
非常用通路の増設もその一貫であり、前回紹介した京王新線の幡ヶ谷駅でも非常用の通路が整備されていたのもそのはずであるし。
京王6000系が10両編成で都営新宿線に乗り入れていた頃、2両の付属編成が橋本(高尾山口)寄りに連結されていたけど、貫通幌によって基準を満たしていたし。
京王れーるランドにある6000系のデハ6438号車も、都営新宿線に乗り入れていた時に通り抜け可能な車両となっていました。
1017Fと言えば、東急電鉄の1000系のリバイバルカラー(東急多摩川線、池上線用)を思い出すけど、今年の始めには京急の1017Fも2017仕立ての表示で話題になっていたのであります。
場所は離れているけど、蒲田に乗り入れる列車という共通点もあるし。
京急新1000形の新バージョンの8連である1177Fが、今月(2月)7日に営業運転が開始され、2000形の2031Fが廃車となっていました。
当初は、リバイバルカラーの2011Fが廃車になることが予想されていたけど、最近になって検査出場していたので、最後まで残ることになっています。
2000形の8連の廃車は、2014(平成26)年7月以来であり、これによって2000形は、2011,2041,2051,2061Fの4編成となり、近いうちに1185Fも導入されることによりまた1編成が廃車になっていくことになります。
リバイバルカラーで話題の800形823Fは、京急ラブトレイン2017として運転されており、ラッピングやハート型の吊革により変化しているし。
2月6日から、1065Fに河津桜のラッピングが施された編成となっており、車内も河津桜使用であるけど、その運行予定が京急のHPに出ています。
1000形のアルミ車の8連やステンレス車の初期型8連は、1017Fや1065Fを含めて成田スカイアクセス線への乗り入れが基本的に行われていないけど、印旛日本医大にも乗り入れることもあります。
黄色い京急の1057F(イエローハッピートレイン、西武風塗装)は、デビューから3年経つので、赤色に戻されるのか、好評の為に黄色のままになるのか気になります。
自分(しゃもじ)としては、黄色のままで残してもらいたいと思っているし。
2005(平成17)年にデビューした青い京急のブルースカイトレインも、12年経った今でも青色のままであり、一昨年3月から青色化された2133Fのほうは、2月28日まで、京急×沖縄フェア2017の一貫として、まはえ号(沖縄のPRラッピング電車)となっています。
京成電鉄では、京急1177Fと同じ2月7日に、3000形の3033F(8連)が営業運転入りし、3600形の3611F(かつて芝山鉄道にリースされていた編成)が廃車となっていました。
今後は6連の3034F、8連の3035Fが導入される予定であり、2月25,26日をもって3500形の未更新車である3588Fが最後の時を迎えることが分かります。
今年5月に行われる予定の京急ファミリー鉄道フェスタでは、1017Fが2017仕立てで展示されることが予想されます。
2月25日には、品川発三浦海岸行きのみうら河津桜号と、京急川崎発三浦海岸行きのみうら夜桜号が、1065Fによって1本ずつ運転される予定であり、どちらも事前申込制となっています。
みうら河津桜号は、品川 9時02分発→三浦海岸 10時07分着
みうら夜桜号は、京急川崎 15時12分発→三浦海岸 16時26分着
自分(しゃもじ)は一昨年から三浦海岸での河津桜見物に行っているけど、本場の伊豆河津町の河津桜を見るよりも近くて安いので三浦海岸に行くことにしています。
このように、2017仕立ての京急1017Fを撮影することが出来て良かったです。