


こちらは、2月11日に小田急線の新宿駅で撮影した、1000形リニューアル車である1096Fによる快速急行小田原行きです。
1096Fは、6両編成の1252Fと1052Fを10両固定編成化させてリニューアルされた編成であり、今年1月26日に営業運転が開始されていました。
改造内容は、昨年8月2日に登場した1095F(1256+1056Fから改造された編成)と同様であり、1000形のワイドドア編成の一部と同様に、運転台が撤去されて客室化されています。
客室化された部分は、新4000形に準じた構造となっているし。
これにより、地下鉄乗り入れの基準を満たすようになったけど、地下鉄千代田線乗り入れの役目を新4000形に譲った為に、新3000形の10両固定編成と同様に地上線専用(小田急線限定)となっています。
1091~1094Fは、2010(平成22)年まで千代田線直通運用で活躍していたこともあったし。
1096Fの種車である1052Fは、1987(昭和62)年、東急車輛製造(現、総合車両製作所横浜事業所)製、1252Fは、1989年、日本車輌製造製で、後者は昭和64年(1989年の1月1日から1月7日までの間)に落成していた為に日本車輌 昭和64年の銘板がありました。
かつて日比谷線乗り入れで活躍していた東急1000系の1102Fも、昭和64年に落成していたことから、東急車輛 昭和64年の銘板があったけど、こちらも改造により失われているし。
1095Fのほうも、1990(平成2)年日本車輌製造製の1256Fと、1988(昭和63)年川崎重工業製と、製造年にばらつきがあります。
このように、中間の運転台が撤去されて10両固定編成化されたことで、京王8000系の10両固定編成改造車(緑色の8713Fを含む)を思い出しました。
昨年度は1057Fと1066Fが4連のままリニューアルされていたけど、今年度は前述の2編成がリニューアルと共に10両固定編成化されていたし。
快速急行小田原行きは、代々木上原、下北沢、新百合ヶ丘に停車した後、急行と同じ停車駅で小田原へと向かう列車であり、江ノ島線直通の快速急行と異なる点があります。
快速急行は、急行と同様に新松田発着もあるし。
昨年3月26日には、千代田線直通列車と共に快速急行が増発されたけど、快速急行の止まらない経堂、成城学園前、登戸、向ヶ丘遊園の各駅へは、千代田線直通急行に乗り換える必要があります。
区間準急が、来年春の代々木上原~梅ヶ丘間の複々線化完成を待たずに廃止されたのは、千代田線直通列車増発の影響であり、代々木上原での接続列車が区間準急から快速急行に変更されたのであります。
区間準急は、新宿駅で地下ホーム(緩行線)から発車していたけど、地下ホームから発車する列車なのに代々木上原までノンストップであったということで注意が必要でありました。
この画像を撮影した新宿駅の4番線は、特急ロマンスカーの3番線と線路が共用化されているので、4番線側に5番線と同様のホームドアがあります。
3番線発着の特急が発着する時に危険を伴っていたのでホームドアが取り付けられたのもそのはずであるし。
このように、リニューアル化されたばかりの小田急1096Fを撮影することが出来て良かったです。