こちらは、3月26日に、東武鉄道の南栗橋車両管区で行われた、東武SL撮影会イベント(SL+αの撮影会)で展示されていた500系新型特急リバティ(Revaty)の503Fです。
東武500系は、4月21日にデビューする予定の3両編成の新型特急であり、1700系以来の貫通型特急車両となったことにより、3両単独に加え、3+3での分割・併合運転も可能となります。
このような運転スタイルは、近鉄特急の22000系や22600系ACE、小田急ロマンスカーの30000形EXEや60000形MSEでもお馴染みであり、東武リバティの場合は、下今市駅での東武日光、鬼怒川・南会津方面に分かれる運用はもちろんのこと、東武日光、館林方面と、大宮、野田市方面に分かれる運用も設定されることになるし。
今回の改正では、東武日光発着の特急(けごん号)が増発されるけど、やはりリバティの導入によって実現することになります。
リバティの時刻
下り(東武日光、会津田島、館林、大宮、運河方面)
リバティけごん1号・リバティ会津101号 浅草 6時30分発→東武日光 8時22分着/会津田島 9時45分着
リバティけごん3号(土休日のみ運転) 浅草 7時ちょうど発→東武日光 8時56分着
リバティけごん11号・リバティ会津111号 浅草 9時ちょうど発→東武日光 10時54分着/会津田島 12時24分着
リバティけごん17号・リバティ会津117号 浅草 11時ちょうど発→東武日光 2時51分着/会津田島 14時20分着
リバティけごん23号 浅草 3時ちょうど発→東武日光 14時49分着
リバティけごん29号・リバティ会津129号 浅草 14時30分発→東武日光 16時21分着/会津田島 17時39分着
スカイツリーライナー1号(土休日は100系スペーシアで運転) 浅草 17時30分発→春日部 18時06分着
スカイツリーライナー3号 浅草 18時30分発→春日部 19時06分着
リバティけごん43号・リバティりょうもう47号 浅草 20時ちょうど発→東武日光 21時58分着/館林 21時12分着
アーバンパークライナー1号 (平日のみ運転) 浅草 20時30分発→大宮 21時28分着
スカイツリーライナー7号(土休日のみ運転) 浅草 20時30分発→春日部 21時06分着
アーバンパークライナー3号 (平日のみ運転) 浅草 21時30分発→大宮 22時31分着/野田市 22時35分着
スカイツリーライナー9号(土休日のみ運転) 浅草 21時30分発→春日部 22時06分着
リバティけごん257号 浅草 22時50分発→新栃木 0時05分着
アーバンパークライナー2号(平日のみ運転)大宮 22時43分発→運河 23時28分着
上り(北千住、浅草方面)
スカイツリーライナー2号 春日部 5時36分発→浅草 6時10分着
リバティけごん208号 新栃木 6時03分発→浅草 7時33分着
リバティけごん14号・リバティきぬ114号 東武日光 8時52分発/新藤原 8時26分発→浅草 10時45分着
リバティけごん22号(土休日のみ運転) 東武日光 10時39分発→浅草 12時35分着
リバティけごん28号・リバティ会津128号 東武日光 12時22分発/会津田島 10時43分発→浅草 14時15分着
リバティけごん32号・リバティ会津132号 東武日光 14時23分発/会津田島 12時50分発→浅草 16時16分着
リバティけごん40号・リバティ会津140号 東武日光 16時23分発/会津田島 14時57分発→浅草 18時15分着
リバティけごん48号・リバティ会津148号 東武日光 19時18分発/会津田島 17時48分発→浅草 21時15分着
リバティけごん、リバティ会津号の途中停車駅は、とうきょうスカイツリー、北千住、春日部、栃木、新鹿沼、下今市、大谷向、大桑、新高徳、小佐越、鬼怒川温泉、鬼怒川公園、新藤原、龍王峡、川治温泉、川治湯元、湯西川温泉、中三依温泉、上三依塩原温泉口、会津高原尾瀬口で、リバティけごん1号・リバティ会津101号は、板倉東洋大前駅、リバティ会津111,117,128,148号は、男鹿高原、七ヶ岳登山口、会津山村道場、会津荒海、中荒井の各駅、リバティけごん47号,257号は杉戸高野台駅、リバティけごん47号は東武動物公園駅にも停車します。
リバティきぬ114号は、途中、下今市までの各駅と、新鹿沼、栃木、春日部、北千住、とうきょうスカイツリー駅に停車することになるし。
下今市~東武日光、新藤原、会津田島間のみでは、リバティに限り特急券なしで乗ることも出来ます。
スカイツリーライナーの途中停車駅 とうきょうスカイツリー、北千住
下り列車は、せんげん台駅にも停車し、せんげん台→春日部間では特急券が不要となります。
スカイツリーライナーのうち、土休日の1号(浅草 17時30分発)と5号(浅草 19時30分発)、4号(春日部 6時08分発)は、100系スペーシアで運転されることになるので、これまでの浅草~春日部間のスペーシアけごん号から受け継がれることになるし。
アーバンパークライナーの途中停車駅 とうきょうスカイツリー、北千住、せんげん台、春日部、八木崎、豊春、東岩槻、岩槻または藤の牛島、南桜井、川間、七光台、清水公園、愛宕
大宮発運河行きは、春日部、藤の牛島、南桜井、川間、七光台、清水公園、愛宕、野田市、梅郷
リバティりょうもうの途中停車駅 とうきょうスカイツリー、北千住、春日部、東武動物公園、久喜、加須、羽生
列車は3両または6両で、トイレと車椅子対応座席は、2号車と5号車にあります。
リバティのトイレは、車椅子対応の多目的洋式トイレ(誰でもトイレ)と通常幅の洋式トイレ(どちらもベビーベッド、ベビーチェア付き)に加え、東武鉄道所有の車両として初となる男性用小トイレも設置されることになります。
このような配置は、京成電鉄の新AE形スカイライナーのトイレと同様であるし。
携帯電話やスマートフォン(スマホ)などを充電出来るコンセントや、Wi-Fiが完備されるので、観光はもちろんのこと、ビジネスにも嬉しい列車となります。
500系リバティの導入本数は、3両編成8本24両(川崎重工業製)であり、昨年12月2日から4日までの間に掛けて、501+502+503Fの3編成は、兵庫から熊谷貨物ターミナルまで甲種輸送され、12月5日に羽生経由で東武線入りしていました。
熊谷貨物ターミナルに到着した昨年12月4日は、奇しくも東武ファンフェスタ2016が行われた日でもあったし。
今年1月28日から29日には、504+505Fが、2月17日から19日には、506+507+508Fがそれぞれ兵庫から熊谷貨物ターミナルまで甲種輸送され、8編成全てが出揃っていました。
501+502+503F及び506+507+508Fが終電後に羽生から南栗橋まで自力回送された時には、3+3+3の9両編成となっていたけど、この状態で浅草駅に入ることが出来ないので、営業運転では有り得ない編成であったし。
番号は、501-1,2,3号車とハイフンで表示されています。
先頭車同士の連結部分には、転落防止により、鉄道車両としては珍しいオレンジ色のハザードランプが取り付けられ、停車中及び5Km/h以下で走行中の時に点灯するのが特徴であります。
ハザードランプとは、自動車で駐停車の時や高速道路で渋滞開始を後方の車に知らせる時などに、左右の方向指示器(ウィンカー)を同時に点灯させるシステムであるし。
このことで、昨年2月28日まで活躍していた京成AE100形2代目スカイライナー(晩年はシティライナーで使われていた)のヘッドライトが、かつてのスポーツカータイプの自動車と同様のリトラクタブル方式(開閉式)となっていたことを思い出しました。
3月10日には、浅草~東武日光間で、東武トップツアーズ主催による世界遺産日光東照宮「陽明門」修復完成公開記念のリバティ試乗会列車が運転され、往復試乗のAコース、往路の片道のみ試乗のBコースに分かれ、Aコースの往路には504+505Fが、BコースとAコースの復路には506+507Fが使われていました。
この日は、同じ浅草駅発着である東京メトロ銀座線の01系の定期運用と重なっていたし。
東武日光発着のけごん号が増発されるのは、やはり日光東照宮の陽明門の修復完成によるものであります。
リバティのほうもデビューしたら是非乗ってみたいと思っています。
このように、南栗橋での東武のイベントで、500系リバティや100系スペーシアの103F(日光詣スペーシア)との並びを撮影することが出来て良かったです。
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南栗橋でのイベントでの東武500系(リバティ)の505F
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