5月27日は、大宮総合車両センター(旧、大宮工場)で行われた鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア2017に行ってきました。
この時には、昨年に続いて烏山線(宇都宮、宝積寺~烏山間)で使われているACCUMことEV-E301系(蓄電池駆動電車)が展示されていました。
昨年は量産先行車のV1編成が展示され、車内が公開されていたけど、今年は量産車のV2編成が撮影会会場に展示されていました。
こちらはヘッドマーク付きで、車内の公開が行われていなかったし。
V2編成は、今年3月4日の烏山線のACCUMへの統一の時に導入された量産車であり、3月18日に上野駅の17番線で行われていた展示会で展示されていた編成でもありました。
3月19日には、宇都宮から烏山までと、烏山から宝積寺までの間、量産車のうちのV4編成に乗ったので、当時のことを思い出します。
昨年はACCUMに予備車が無かった為にキハ40型によって代走されていたけど、今年は予備車が確保されていることから、このような展示が実現したのであります。
日中は、4本配置の2本予備で、予備編成が小山車両センター(下野小金井)で休んでいるのでそのはずであるし。
大宮総合車両センターは、今から123年前の1894(明治27)年10月に国鉄→JR東日本の大宮工場の前身となる日本鉄道の業務部汽車課として開設されたのが始まりであり、新橋工場が前身である東京総合車両センター(旧、大井工場)と並ぶ鉄道車両工場の老舗であります。
大宮工場では、鉄道車両の検査、修繕のみならず、過去には蒸気機関車(SL)や電気機関車などの製造も行われていました。
大宮総合車両センターの正面玄関近くで静態保存されているD51 187号機は、大宮工場で製造されたD51の第一号機であり、準鉄道記念物に指定されているし。
大宮工場から現在の大宮総合車両センターとなったのは、2004(平成16)年6月1日のことであり、その直前の5月29日にはイベントが行われていました。
大宮車両センターは、2006(平成18)年の鎌倉総合車両センターの深沢地区(旧、大船工場)の廃止により業務が拡大されていたし。
大宮総合車両センターには、国鉄(JNR)時代の機関車部門から受け継がれたJR貨物の大宮車両所が隣接されており、こちらも大宮でのイベントで公開されています。
大宮工場→大宮総合車両センターでのイベントは、2000(平成12)年まで10月に行われていたけど、大宮支社に移管された2001(平成13)年からは毎年5月の開催となっています。
2011(平成23)年は、東日本大震災が発生したことにより延期され、10月15日と再び10月に戻されていたし。
1994(平成6)年は787系(当時は特急つばめ号で活躍していた)が、2000年は885系(白いかもめ)がそれぞれJR九州から借り入れられた上で展示されていたけど、どちらも実際に見たことがあります。
大宮支社が設立されたのは、2001年4月1日のことで、その1ヶ月後の5月1日に浦和市、大宮市、与野市との合併により大宮市からさいたま市となっていました。
大宮のイベントは、JR東日本とJR貨物との共催イベントで、2013(平成25)年まではJRおおみや鉄道ふれあいフェアと呼ばれていたけど、2014(平成26)年5月24日からさいたま市との共同主催となったことにより、現在の鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェアとして、大宮車両センターのみならず、大宮駅周辺でもイベントが行われるようになったのであります。
大宮総合車両センターのイベントは、京急久里浜でのイベント(京急ファミリー鉄道フェア)と共に人気の鉄道イベントであり、どちらも賑わっています。
2014年5月24日には、ACCUMが生み出されたきっかけであるE995系のクモヤE995-1号車「NE Train スマート電池くん」が展示されていたことを覚えています。
このように、今年も大宮総合車両センターのイベントに行き、ACCUMを撮影することが出来て良かったです。
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大宮総合車両センターでのACCUM(EV-E301系) V2編成
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