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E7系F11編成によるかがやき511号とE2系J72編成

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続いては、3月25日に東京駅の新幹線ホームの22番線側でから撮影した、北陸新幹線のE7系F11編成によるかがやき511号(金沢行き)と、東北新幹線のE2系J72編成(やまびこ214号)です。

かがやき511号は、長野発東京行きの折り返しで、16時24分に東京駅の21番線を発車した後、途中、上野、大宮、長野、富山の各駅に停車してから金沢へと向かう列車であり、毎日運転でE7系が使われています。

このF11編成は、2014(平成26)年10月に総合車両製作所横浜事業所(J-TREC横浜)で製造され、翌年の2015(平成27)年3月14日の北陸新幹線の金沢延長までの間は、当時長野新幹線と呼ばれていたあさま号で使われていました。

E7系のうち、総合車両製作所横浜事業所製なのは、F7,8,9,11,12,18編成であり、F18編成は、一昨年10月に北陸新幹線の増発用及びE2系N編成の置き換え用としてW7系のW11編成(日立製作所製)と共に追加導入されていました。

今年になってからは、川崎重工業製のF19編成が導入されたことによりF18編成が一番新しい編成とは言えなくなってしまったし。

W7系には、近畿車輌製もあり、こちらはW7編成とW10編成が該当しています。

E2系のJ72編成は、2010(平成22)年12月4日の東北新幹線の新青森延長に合わせて導入された最終増備車のJ70番台(J70~75編成)のうちの1編成であり、E3系2000番台と同様のN700系タイプの側面表示、一部座席のコンセントの採用によりマイナーチェンジされています。

これらのグループは、2005(平成17)年のJ69編成以来5年ぶりに導入されたもので、E5系の量産化までの繋ぎとして導入された編成でもあるし。

このJ72編成は、2010年4月に日立製作所で製造されていました。

E2系のうちJ70番台に当たれば当たりということになるし。

初期型のE2系J編成では、2013(平成25)年のJ2編成を皮切りに廃車が開始され、これまでにJ2,3,4,5,6,7,9,10編成が廃車となっています。

そのうちのJ7,9,10編成は、N編成のN5,10,12編成の中間車(2~6,9号車)がトレードされた編成であったけど、今年4月にN5編成の中間車が組み込まれていたJ7編成が、N5編成の後を追うように廃車となったことにより、E2系のN編成が完全に消滅してしまったのであります。

これらの編成は、N13編成と共に1998(平成10)年2月に開催された長野オリンピック輸送の面影があったし。

長野オリンピックの時には、200系の初代F17編成(12両編成)が50/60Hzの複電圧対応、発電ブレーキの強化等の改造が行われた上でF80編成として長野新幹線あさま号の臨時列車に使われていたことがあったけど、実際に長野に乗り入れていたのは長野オリンピックの時だけであり、2004(平成16)年に廃車になるまで、オリンピック輸送以外で長野に乗り入れたことはなかったです。

こちらは、E4系MaxのP51,52編成によるMaxあさま号(軽井沢発)と共に貴重な列車となっていたし。

F80編成によるあさま号の表示は白幕で異彩を放っていたことを覚えています。

1997(平成9)年10月1日に、高崎~長野間が長野新幹線として開業した当初から12両編成対応となっているのはその為であり、E7系やW7系にも受け継がれています。

200系F編成には、275Km/h対応に改造されたF90~93編成もあったけど、1990(平成2)年3月10日から1999(平成11)年12月3日までの間上越新幹線の下り列車の一部の上毛高原→浦佐間(下り勾配区間)で実際に275Km/h運転が行われていたことがありました。

この場合は越後湯沢駅通過となっていたし。

現在の上越新幹線の最高速度は、240Km/hが最高であり、上越新幹線のE2系も240Km/hに抑えられています。

E2系は、1995(平成7)年に、長野新幹線用と東北新幹線用(分割・併合対応編成)が2編成試作され、翌年の1996(平成8)年に量産化、1997年3月22日の秋田新幹線の開業により、当時E3系が使われていた秋田新幹線こまち号との併結列車(東京~盛岡間、275Km/h運転)のやまびこ号でデビューしていました。

1999年までに導入された初期型のE2系は、小窓で、8両編成の時代は50/60Hz対応を生かして長野新幹線にも使われていました。

2001(平成13)年には、50Hz専用で大窓の1000番台であるJ51編成が8両編成で導入され、翌年の2002(平成14)年12月1日の八戸までの延長開業、はやて号としての全席指定化に合わせて10両編成として本格的に導入されていました。

これによりJ2~15編成とJ51編成に中間車が2両増結されて10両化され、N編成と同じ赤帯のからピンク帯へと変更されていたし。

J1編成は、8両編成のままN21編成として長野新幹線運転所(現、長野新幹線車両センター)に回されていました。

初期型のE2系は、7,8号車が大窓で他は小窓となっているので見分けることも出来ます。

やまびこ214号は、仙台駅を14時ちょうどに発車してから東京へと向かう列車であり、白石蔵王駅だけ通過することになるし。

日中の白石蔵王駅停車列車は、全てE2系J編成による東京~福島間でE3系つばさ号と併結運転される列車となっています。

白石蔵王駅には、しろいし情報館(旧、温麺(うーめん)の館)があり、白石温麺(うーめん)やこけしなどに関する資料が展示されています。

白石温麺(うーめん)は宮城県白石市特産の素麺みたいな感じの麺であり、油が使われていないのが特徴であるし。

北陸新幹線でW7系が使われる定期列車は

下り(長野、金沢方面)

かがやき 517,519号

はくたか 555,557,559,561,563,565,573,577,591号

あさま 601,603,617,629号

つるぎ 703,723,729号

上り(富山、東京方面)

かがやき 500,504,506,514,516,518号

はくたか 552,556,568,570,572号

あさま 612,614,628号

つるぎ 718,722,732号

その他のかがやき、はくたか、あさま、つるぎ号の定期列車は、基本的にE7系が使われています。

北陸ロマンのチャイムを聴きたいなら、上記のW7系使用列車を選ぶことになるし。

E7系は、新幹線総合車両センター(宮城県)で定期検査が行われている関係により東北新幹線を走ることもあるけど、八戸までなら乗り入れが可能となっています。

昨年11月7日に仙台→金沢間、11月8日に金沢→仙台間でE7系による東北~北陸間直通のツアー列車(途中、福島、郡山、黒部宇奈月温泉、富山、新高岡駅にも停車)が運転され大好評でありました。

こちらは線路が繋がっており、大宮駅でのスイッチバックが出来るからこそなせる技でもあるし。

当然JR西日本との協議が必要であり、了解を得たからこそ実現していたのであります。

E4系Maxの話題の補足で、6月24日(土)にはE4系による東北新幹線開業35周年記念号(ツアー列車)が仙台→上野間で運転される予定であり、2012(平成24)年9月に撤退して以来E4系が営業運転で東北新幹線を走ることになります。

時刻は、仙台 9時34分発→白石蔵王 9時49分発→福島 10時04分発→郡山 10時21分発→新白河 10時44分発→大宮 11時26分着→上野 11時46分着

E4系が東北新幹線で活躍していた頃は、東京~福島間で山形新幹線つばさ号との併結列車にも使われたこともあり、白石蔵王駅にも盛んに停車していました。

E4系Maxのような2階建て新幹線が消え行く運命となっているのは、重量増によりスピードアップのネックとなっていることだけでなく、バリアフリーの問題もあります。

東北新幹線からE4系が撤退していたのは、240Km/hまでしか出せないことであり、2005年12月9日をもって仙台~盛岡間から先に撤退していたのもそのはずであるし。

かつて東海道・山陽新幹線で活躍していた100系で、最初で最後の2階建て車両となっていたのは、高速化重視により300系以降の車両で2階建て車両が廃止されていたからであります。

2004年3月までの間、東北新幹線で100系もどきの2階建て車両が2両連結された16両固定編成のH編成(H5系とは別)が活躍していたことがあったけど、加速が悪く、16両編成の列車しか使えなかったということで輸送力が過剰となっていた問題もありました。

E2系とE7系の並びは、新旧あさま号の組み合わせはもちろんのこと、将来の上越新幹線を担っていく組み合わせでもあります。

このように、東京駅でE2系とE7系の並びを撮影することが出来て良かったです。


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