こちらは、7月6日に相模大野駅で撮影した、小田急電鉄の30000形EXEの30257+30057Fによるえのしま75号(片瀬江ノ島行き)です。
平日のえのしま75号は、基本的に30000形EXEまたはEXEα(10両編成)による運転であり、新宿駅を17時45分に発車し、途中、新百合ヶ丘、相模大野、大和、藤沢に停車してから片瀬江ノ島へと向かう列車であり、折り返しは、片瀬江ノ島 19時13分発のえのしま84号で新宿まで戻ることになります。
土休日のえのしま75号(新宿 17時50分発)は、60000形MSEの10連が使われ、相模大野から前の6両がさがみ75号として小田原へと向かい、後ろの4両が片瀬江ノ島行きとなるし。
新宿~片瀬江ノ島間のロマンスカーは、平日が4往復(うち2往復は相模大野まではこね号またはさがみ号と併結)、土休日が下り12本、登り10本(うち下り10本、上り9本は相模大野まではこね号、さがみ号、あさぎり号と併結)であり、土休日のホームウェイ81号と83号を除いて全てえのしま号となります。
えのしま号は、現在平日の日中には運転されていないし。
7000形LSE車は、平日のホームウェイ87号と土休日のホームウェイ85号で藤沢へと向かうことになるけど、折り返しは回送となるので、現在LSE車によるえのしま号は、平日のえのしま75,74,84号の代走の時しか見られなくなっています。
こちらは、今年4月に実際に見られていたことを聞きました。
自分(しゃもじ)が子供の頃に3100形NSE車や7000形LSE車によるえのしま号によく乗っていたので、当時のことを思い出したし。
1996(平成8)年3月23日に30000形EXEがデビューした時点では、30000形4連のえのしま号(新宿~町田間ではこね号と併結)のほか、既に存在していた3100形NSEまたは7000形LSEによるえのしま号も運転されていました。
えのしま号が大和駅にも停車するようになったのはこの時からであり、それ以前は、町田駅と藤沢駅に停車していたし。
1998(平成10)年8月22日には、えのしま号が相模大野駅に停車するようになってからは町田駅通過となり、分割・併合駅が町田駅から相模大野駅に変更されていました。
後に、新百合ヶ丘駅にも停車するようになったので、時代は変わったなと思いました。
2012(平成24)年3月17日にあさぎり号の新宿~御殿場間の短縮運転化及び60000形MSEへの置き換えにより、町田駅通過、新百合ヶ丘、相模大野、秦野駅停車化されていたけど、こちらも町田飛ばしに成り下がってしまったし。
ロマンスカーの町田飛ばし問題は、スーパーはこね号の削減により解決されています。
かつてえのしま号でも森永または日東紅茶(三井農林)による走る喫茶室の営業が行われていたこともあったけど、小田急レストランシステムによるワゴンサービスの小田急線内の特急への拡大により、早い段階で移管されていました。
小田急レストランシステムが、ロマンスカーでの車内販売事業への進出は、1991(平成3)年3月16日にあさぎり号が特急に格上げ及び沼津延長された時であり、20000形RSEの2往復が最初となっていました。
JR東海の371系による2往復は、JR東海の子会社であるジェイダイナー東海(2002(平成14)年10月1日から、ジェイアール東海パッセンジャーズ)による担当であったし。
ジェイダイナー東海と言えば、以前鉄道アイドルのゆゆこと木村裕子氏が、383系によるワイドビューしなの号の車内販売で働いていたことで有名であります。
現在はしなの号での車内販売は行われていないので思い出となってしまったし。
1993(平成5)年3月28日に日東紅茶が、1995(平成7)年3月に森永がそれぞれロマンスカーでの走る喫茶室部門から撤退し、走る喫茶室が一時的に途絶えていました。
あさぎり号の車内販売は、2011(平成23)年3月11日(奇しくも東日本大震災が発生した日)をもって終了、ジェイアール東海パッセンジャーズが小田急線から撤退し、ロマンスカーの車内販売が小田急レストランシステムに統一されていたし。
2005(平成17)年3月19日に50000形VSEがデビューした当時は、走る喫茶室を彷彿とさせるシートサービスが復活していたことで話題になっていたけど、昨年3月26日にそれが廃止されてワゴンサービスに統一されたことで残念に思っています。
現在えのしま号では、30000形EXEを含めて車内販売が行われていないけど、さがみ号と共に臨時に車内販売の営業が行われる
こともあります。
30257+30057Fは、1999(平成11)年に川崎重工業で製造された30000形EXEのラストナンバーであり、今年3月2日に町田から新宿までさがみ90号で乗ったことがあるので、乗った時のことを思い出しました。
7月29,30日と8月5,6,11,12,13日には北千住~片瀬江ノ島間で、メトロ湘南マリン号が、7月31日と8月1,2,3,4,7,8,9,10日には新宿~片瀬江ノ島間で、湘南マリン号がそれぞれ運転される予定であり、メトロ湘南マリン号は60000形MSEの6両、湘南マリン号は30000形(8月3日と10日は7000形LSE)が使われることになります。
湘南マリン号の時刻
下り(片瀬江ノ島方面)
新宿 9時55分発→新百合ヶ丘 10時23分発→相模大野 10時37分発→大和 10時45分発→藤沢 10時57分着→片瀬江ノ島 11時08分着
上り(新宿方面)
片瀬江ノ島 16時10分発→藤沢 16時21分発→大和 16時38分発→相模大野 16時49分発→新百合ヶ丘 17時04分発→新宿 17時34分着
メトロ湘南マリン号の時刻
下り(片瀬江ノ島方面)
北千住 8時06分発→大手町 8時22分発→霞ケ関 8時27分発→表参道 8時35分発→成城学園前 8時52分発→町田 9時09分発→大和 9時21分発→藤沢 9時38分着→片瀬江ノ島 9時48分着
上り(北千住方面)
片瀬江ノ島 17時05分発→藤沢 17時17分発→大和 17時39分発→町田 17時52分発→成城学園前 18時14分発→表参道 18時30分着→霞ケ関 18時38分発→大手町 18時43分着→北千住 18時59分着
片瀬江ノ島駅からは西浜と東浜の海水浴場が近いということで、夏場の海水浴シーズンには賑わうことになります。
片瀬江ノ島駅周辺には新江ノ島水族館もあり、湘南マリン号やメトロ湘南マリン号の特急券を提示すれば入場料が10%割引となるし。
LSEの7004Fによるはこね45号に乗った時に海老名まで行かずに町田で降りたのは、相模大野駅でロマンスカー60周年記念ヘッドマーク付きのえのしま75号を撮影したかったからであります。
このように、相模大野駅で30000形EXEによるえのしま75号を良い感じで撮影することが出来て良かったです。
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小田急30000形EXEによるえのしま75号 相模大野駅
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