
昨日(11月4日)は、新宿駅の10番線で、E351系の量産先行車であるS2+S22号による中央本線の特急スーパーあずさ19号を撮影しました。
こちらは、松本11時08分発新宿行きのスーパーあずさ14号と同様の最速達タイプのスーパーあずさ号の1往復のうちの1本であり、新宿駅の10番線を14時ちょうどに発車した後、八王子、甲府、茅野、上諏訪に停車してから松本へと向かうことになる列車であります。
これらの1往復は、12月23日以降も引き続きE351系で運転されることになるし。
新宿10時ちょうど発のスーパーあずさ11号(12月23日からE353系で運転)も、上諏訪~松本間ノンストップのスーパーあずさ号となっているけど、こちらは立川駅にも停車しています。
スーパーあずさ号の常識であった新宿~八王子間のノンストップ列車である為に、立川駅には停車致しませんというアナウンスが行われているのはその為であるし。
E351系のS2+S22編成は、1993(平成5)年に日本車輌製造で製造された編成であり、翌年の1994(平成6)年2月19日に八王子から甲府まであずさ号として初めて乗った時に当たっていました。
1996(平成8)年に量産車が登場した時には、S1+S21編成と共に量産化改造が行われ、1000番台化されていたし。
前面やクーラーの形状が異なる点や、GTO方式となっているのは、量産先行車の証であります。
振り子装置が使われる区間は、八王子~松本間であり、東京、新宿~八王子間では、中央ライナー7号に使われる時を含めて振り子装置が固定されています。
大糸線に乗り入れていた頃は、松本~信濃大町間でも振り子装置が使われていたし。
1966(昭和41)年12月12日(笹子~初鹿野(現、甲斐大和)間が複線化された時)に特急あずさ号が181系(こだま型のボンネット車両、上野~新潟間の特急とき号と共通運用だった)で営業運転が開始された当時は、2往復で、途中、甲府と上諏訪駅にしか停車していなかったです。
こちらは、大八廻り(辰野経由)のルートで、新宿~松本間3時間57分掛かっていたし。
スーパーあずさ19号と14号の停車駅は、181系時代の初期の停車駅に八王子駅と茅野駅が加わったものとなっています。
中央東線では、普門寺信号場(茅野~上諏訪間)~岡谷間が単線となっているので、下諏訪駅通過の特急でも、行き違いの為に運転停車することもあります。
1993年4月1日には、山梨エリアの4駅の駅名が変更され、初鹿野駅は甲斐大和駅、勝沼駅が勝沼ぶどう郷駅、別田駅が春日居町駅、石和(いさわ)駅が石和温泉駅にそれぞれ変わっていました。
1999(平成11)年5月8日に、友人と立山黒部アルペンルートに行った時に、新宿から信濃大町まで、E351系のS1+S21編成による南小谷行きのスーパーあずさ号に乗ったことがあったけど、当時はJR東日本でアルペンルートへの周遊きっぷが発売されていた時代だったので、あの頃が懐かしいです。
南小谷行きのスーパーあずさ号は、2004(平成16)年3月13日に白馬発着に変更され、のちに臨時列車に格下げされて廃止となっていたし。
松本~南小谷間は、後ろの4両が切り離されて8両編成となっていました。
現在大糸線の南小谷への乗り入れは、E257系によるあずさ号だけとなっているし。
スーパーあずさ号の東京行きは、2004年3月12日に一旦廃止されていたけど、2015(平成25)年3月16日に復活していました。
東京行きのスーパーあずさ号も、12月23日以降も引き続きE351系で運転されることになるし。
E351系がスーパーあずさ号となってから初めて乗った時は、1997(平成9)年11月8日の上諏訪→松本間のことであり、当時はS1+S21編成が使われていました。
このように、新宿駅でE351系の量産先行車を撮影することが出来て良かったです。